Quantcast
Channel: あしあと ~星空航海日誌~
Viewing all 781 articles
Browse latest View live

晴れてきましたが・・・

$
0
0
結局、夕方まで雨が降っていたのかなァ。。
どうにも、ベランダのサンダルもずぶ濡れ状態。
さすがにこの状態では、電子機器のカメラ&PCを展開したくはないですね・・
と、いうのも、遡ること、12,3年程前でしょうか。
雨上がりにST7MEだったか、ST7Coustomだったか・・・を展開したところ、湿気でショートしたのでしょうかね・・
電源を挿した瞬間にバチッとなって、そのままご臨終・・。
水滴でショートしたのかもしれませんが、結局、米国送りになり、なんだかんだで修理費用よりも輸送費の方にお金がかかって、10万円ほど使ってしまったのを思い出します(しかも、1回では治らず、2回程度修理に送ってるので・・・┐('~`;)┌ 結局、なんだかんだで、トータル16万円程使ってしまったと思います・・・)

まぁ、それもあって、ちょっと雨上がりに電子機器は使いたくないな、というところです。
明日も晴れる様ですので、明日に期待!でしょうかね~(→たいてい、予報は裏切られるのですが・・・)

とはいえ、オール・インワンで済むデジカメなら、こういう状況下でもいいかも・・・
でも、病み上がりということもあって、ちょっと無理は効かないかなぁ・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン

そうそう、金曜日の晩に残業していたら(それでも上手くいかず)、ちょっと、ゾクッと寒気がしたと思ったら、そのまま翌日は38℃の熱が出てました。
吐き気もするので、前日、家呑みしすぎた・・?と思っていたのですが、PMになっても一向に回復しないので、おかしいな、と思って熱計ったら、38℃あったとゆー・・・。
まぁ、風邪ではないし、単純に、疲れからかなぁ・・。でも、まだ完調とまではいってないんですよね(←単純に言い訳ですが)
ま、、イプシロンを光軸調整して撮影すれば、なんらかは撮れるのですが・・
でも、ベランダも濡れてるしなァ・・・。
ま、明日に備えて寝ますか・・・(と、考えちゃう時点で負けなんですけどネ・・。本来はやれるならば、やれる事をやるべきだと思うし、そうやってきた筈なのですが・・。まぁ、、今は・・・。相変わらず気力が無くいけません・・)
困ったものです。

久々に撮影中・・!

$
0
0
さて、昨晩は雨上がりで見送りましたが、流石に、今晩は撮影しています。
ちょっと早めに仕事を切り上げて、19時過ぎに帰宅。
透明度は・・ちょっと悪いか?
西空が薄雲っぽいのが気になります・・。

本来なら、イプシロン側も星見丸にEM-200を展開して撮ろうかな、と思っていたのですが、ちょっとこの天気では、低空を狙う意味はなさそう・・というワケで、前回、イマイチ上手くいかなかったアトラクス赤道儀のテストに変更。

オライオンをまずは組み立てて、外気に慣らします。
その間にイプシロンの光軸調整・・。前回イマイチだったので、今回はもう少し追い込もう・・。
とりあえず、斜鏡の位置を替えたり、なんだかんだで、小一時間程かかってしまった気がしますが、完璧ではないでしょうが、それなりには合ったんじゃないかなぁ・・。
あとはスパイダーの長さとかちゃんと調整しないとダメそうな気がします・・。
ミラーもかなり汚れているので、こちらの清掃も必須ですね。

オライオンもかなり汚れてるなァ・・って雨に降られたんだった。

さて、オライオンの方は、少し悩みましたが、結局、ALICE-Ⅱを使うことに。
なかなかテストが進んでないのですが、光害があると思った以上に苦しい感触。今後を考える上でも、しっかりとテストしておかないといけません。
んー・・SXVR-H694にしておけば、作品狙いも可能ですが・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン
ALICE-Ⅱじゃねぇ・・。
とりあえず、くじら座の銀河を撮らせているのですが、さて、どうなるか・・・。

イプシロン側は、ST10XMEと、前回、ガイドアダプタが上手く動かなかったSXV-H9Cをガイドカメラにして展開。
前回、セルフガイドでも、ときどきガイドエラーになってたのですが、なんと、鏡筒バンドがガタガタに緩んでいたせいだと判明・・・_| ̄|○ il||li
そりゃー・・ガイド、止まらねぇ罠・・・。
ガイドアダプタは、GENTAさんに診てもらっているので、今回は問題なく動作!(^◇^)
前回ダメだった、CCDSoft+MaxImDLも、一度はやっぱりフリーズしたのですが、それ以降、再起動させたら問題なく動きました。

とはいえ、撮影に入ったのは、22時半過ぎくらいだったか・・。
準備が19時半くらいからだとすると、3時間もかかってる計算に・・
ま、まぁ、慣れてくれば、もう少し早くなると思いますが、、、2台体勢ともなると、いかに安定した機材を作るのが大事、というのが良く判りました・・。

さすがに疲れました~。
そろそろ、被写体替えてきて寝たいところです 。(つ∀-)オヤスミー
うーん、平日だと2台はちょっとシンドイなぁ・・・。

まぁ、明日は用事があって午後有休とってあるので、なんとかなるか・・・。

追記
えーと、ALICE側は、ちょっとしたミスで、PCのACアダプタがヌケていて、スリープに。
これはTeamViewerのおかげで監視できたのですが、復帰時の確認ミスで、撮影しているつもりが、撮影ボタン押し忘れ・・_| ̄|○ il||li

イプシロン側は、間違ってAutoDarkがOnになっており・・・こちらもS/Nの面で、やはりNG・・・
うぅ、二兎を追う者は一兎をも得ず、をまたしても体現させていたのでした・・orz

ドチクショウッ!!ヽ(`Д´#)ノ 






自宅撮影

$
0
0
さて、先日の10/26(木)の晩は久々に撮影できました。
結果は惨憺たるものですが・・・・
それでも、星見丸での撮影テストが出来たことはとても意義がありました。
イメージ 1
オライオン30cm反射望遠鏡  フジ X-A1 デジタルカメラにてパチリ

オライオン側は、新たにALICE-Ⅱ用に購入したZWO社製EFW フィルタホィールとの接続を行っての初の実戦テスト。
TrueTechのフィルタホィールに比べて、薄型で済み、USBバスパワーのみで動作するため、接続するケーブルも減り、すっきりとします。
残念ながら、Astrodonのフィルターは厚みで、文字通り干渉フィルターとなってしまうため、使えなかったのが誤算ではあります・・・(T_T)
まだ処理をしていないのではっきりとは言えませんが、TrueTechのフィルタホィールでは位置再現性も悪く、とりわけ、1インチ、長辺10mmを超えるセンサでは、端がケラれたり、フラット補正時のケラレの位置が異なったり・・と、実は、長辺12mm程度のSXVR-H694やALICEⅡでも困っている面があるのですが、ZWO社のEWFではその問題も少ない印象です(厚みが少なく、センサとフィルタの距離が近くなることがあるので、位置再現性という観点からの確認は不可能ですが、実用上は問題なさそうです)

ALICEⅡもいろいろと悩んでいる最中なので、テストも兼ねての撮影でした。主鏡が結露していたので、テストにならないかもしれませんが、その点も踏まえた上で、一応、画像処理は行ってみようと考えています。
NJP赤道儀は、Pモーションが少ないので、思った以上に縦縞等に悩まされているので、EM-200赤道儀でぼうらやさんでテストしてきた従来のデータに比べて、このCMOSセンサの縦縞問題に悩まされているので、どう対応していくか、しっかり検討を行わないといけません・・・

うーん、Aptina製センサのASI120MM、Sony製センサのQHY5III178Cは、月夜でも使用可能というかむしろ、ASI120MM,ToupCamではその方が望ましい感触があるのですが、ALICE-IIのイメージセンサ-だと、センサの感度ムラ(縦縞等)に起因すると思われる問題から、背景光は少ない・・つまり、空の良いところでの撮影か、ナローバンドフィルターでバックグラウンドを落とした時・・・での撮影の方が、良い結果を得られています。

ぼうらやさんでのテスト撮影でも、月夜で銀河巡りをした時のデータは劣悪ではありましたが・・・
これは、光害地での撮影には全く向いていないことを示しています・・・。
もちろん、それも踏まえた上で、これまでテストを行ってきて、自宅撮影でもいけるだろう・・と判断していたのですが・・
ちょっと自信なくなってきた面も・・。



イメージ 2
ALICE-IIによる子持ち星雲 オライオン30cmF4反射望遠鏡 withパラコア2

2016年6月の撮影で、自宅庭から。透明度に恵まれたのは確かです。
ここまでの写りをするなら、このカメラをもっと信頼して運用していけば良いのですが・・
前回のテスト撮影時は見事に裏切られる結果だったのもあって・・・。なんとも悩ましい。
半自作機ということもありますが、信用しきれないのもあって、、、なんかこのカメラに賭けるのはどうかなーと思ったりしています・・。まぁ、EWFは買っちゃいましたけどね・・・。
もーちょい、いろいろと撮影して、どこまでできるのか、どこがダメなのか・・・
検討していかないといけないな、と思っています。
何回か、ブログで書いてますが、このカメラに最適な望遠鏡は、GoToDobだと思うのです。が、その投資に見合うだけの効果が見えないというか、課題についての解決の道筋が見えていないところで、踏ん切れないでいます。
円安でお値段が・・・というのもありますが・・・
南の回転花火銀河 M83 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコア2使用 ALICE-II Mk-3 ぼうらやさんにて

うーん、本来なら、これまでのテスト結果から、即座に導入も考えいたのですが、ちょっと一歩以上後退で、もう少し、いろいろと撮ってみて、検討という段階に差し戻し、ということになっています。

M16 Hubble Palette オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコア2使用 ALICE-II Mk-3 ぼうらやさんにて

まぁ、お値段の方が、という方が大きいかなァ・・。税込み40諭吉切らないと、ちょっと食指は動かないね・・。
これまでの実戦結果から考えても、テストは、別にGoToDob導入後にやっていっても良いと思いますからね。
最悪でも、1枚あたり、3秒が可能ならば・・、十分作品が得られると考えています。
できれば、6秒程度の追尾はやってのけてくれれば、俄然作品化できる天体は増えますが・・・。
どちらにしても、かなりの賭けになるのは確か。カメラ側の問題も大きく悩んでいるのに、さらに、追尾精度の問題も絡んでくるので、本気で悩ましいところです。
サマーセールに気がついていればよかったんですけどねぇ・・・(あのお値段なら、即決でした)
なんとも、1月の外箱不良の時は置き場が無く、サマーセールの時は、気がついておらず(まぁ、星見丸も完成していなかったので、仕方ない面はありますが・・・)、となんとも、タイミングを逸しているのも確かですが、、、

40cmGotoDobはペンディングするとしたら、じゃあ、次はどうする?といったところで、もう少し、オライオンとの組み合わせでテストした後に、ASC-11と組み合わせて高解像イメージングを検討したいですね。

画素ピッチ的に、オライオン30cmでは役不足ですから。
より長焦点での検討をした方が良いと思っているところです。
ちなみに上記写真の時のテストは問題があり、上手くいかず・・・理由は現在でも不明ですが・・・・
この時からの経験を踏まえて、再テストは行ってみたいと考えています。
もちろん、口径40cmの夢は、ありますが・・・・
40諭吉切ったら、真剣に再検討かな!!(笑)

イメージ 3
さて。。。自宅、ロフトから続くベランダには、真田丸の、敵を打つための出城、というのをうけて、星を撃つための出城、星見丸と名付けましたが・・・
実際には、星見丸でも、NJP赤道儀とEM-200赤道儀の2式天体はできるようにしてありますが、さらに2Fベランダも広くとっており、ここにも機材展開は可能です。
2Fベランダでの撮影は、当初の発想外でしたので、利便性は劣りますが・・。
今から思えば、こちらも、パワーボード2枚、ベランダの外電源を用意しておいてもらえればよかったかも?です。

もっとも、今後の展開次第では、アトラクス赤道儀の3F設置もアリだと思うので(SkyWatcherGotoDob40cmを導入しない場合)、まだ現時点では何が正解かは判りません・・・。

ただ、2Fに設置したアトラクス。極軸の追い込みをかなり行ったので、自動導入精度も高く、ニワトリで使っていたのと同等の実用レベルまですでに達しています。
イメージ 4
前回、上手くいかなかった、GENTAさんのガイドアダプタも、解決策を呈示していただいており、今回は、その確認を行い、問題ないことの確認ができました。
イプシロン200はオライオン30cmよりも重たいにも関わらず、なぜか?風に強く、オライオンがダメダメな状況下でも問題なく撮れた実績があります。
イプシロンの欠点は、光軸・・・というか、そこも踏まえたバックフォーカスにあるでしょうか?
補正レンズ系がシビアーな印象で、今回、フィルターが薄くなったせいか、光軸が取り切れてないせいか、星像はイマイチでした・・
ううん、また以前のレベルまで、自分自身のスキル(と、いうか、ボクの場合、やはり感覚、という点が大きいのかも・・・ですが・・・)を高めねばいけません。

とはいえ、ガイドアダプターの問題はクリアできていることは確認出来、今後の課題も浮き彫りになりました。
究極的には、入選レベルの作品を得るには、どう撮るか、ということになるでしょうが・・・・
明るいF値の光学系は、やはり光害地でも強いと感じています。
今回、想定外の問題としては、近赤外線感度が高いST10XMEのために、旧いTTL社製のClearフィルタを使ってみたところ、IDAS type2 RGBと、若干のピント移動を生じていた点、です。厚みは同じ1.1mmだった筈ですが・・
これは・・・正直困りました。
運用でカバーすべきか。。。あるいは、過去資産を切り捨てて、お金はかかるが新規にフィルターを導入するか・・・

フィルター関連を言い出せば、ZWO EFWでも、Astrodon LRGBSAOのフィルターが運用できなかった段階で、支障は出ています。
円安もありますが、フィルターは案外、お金がかかりますからねぇ・・・。
今後の展開をどうしていくか。
そこも踏まえた上で、しっかりと次世代戦略を考えないといけないようです。

月夜ですが・・撮影中~

$
0
0
昨日の台風は何事もなく・・
と、いいたいところですが、嫁さんの姉の子の七五三のお祝いで、岡山に週末でかけたのですが、見事に雨が一番激しい時に戻ってきて、ずぶ濡れ。
もっとも、その後だと、新幹線も一時止まったみたいだし、ダイヤが乱れたかもしれないので、タイミングが良かったといえば良かったのかも。


イメージ 1
しょうちゃんの七五三祝い
親戚の集まりがあるなら、行かないワケにもいかないですしねぇ~。
イメージ 2
あかりもしょうちゃんも楽しんだみたいです・・?
イメージ 3
甲羅本店 カニ焼き

甲羅本店は、3回めなのですが・・・。
最初の1回は、嫁さんのご両親とウチの両親呼んでの親睦会で、浜松で実施。
緊張して味なんか分かんないよ、もー!って感じでした。
2回目は岡山で、結婚前のお祝いだったかなぁ・・。この時は少しは味わえたと思いましたが・・
今回、やっと?初めてゆっくりと味わうことができたのでした(笑)
カニづくし、という感じで、どれも美味しいんですけどねー。最後のかに雑炊も含めて、全体的にちょっとお上品かな。かに雑炊は、福井のカニCANの時の方が、味に深みがあって美味しかったです。
あと甲羅酒が無かったのは残念。
いや、まぁ、十二分に美味しいのですが。


仕事の方も一段落。
今日は定時帰り。
と、いうことで、ベランダに機材展開して撮影中です。
ただ、風が強くて・・・。
オライオンは、組み立てすらやりませんでした。

ただ、昨年、仮住まいでyamatomoさんが、R64フィルターとデジカメでニワトリしているのをちょうど見かけたことがあり、X-E1で使えば、ひょっとしたら、かなりバンド幅が狭い疑似Hαフィルターになるのでは・・!?
と思ったものです。
あれから1年以上経ってしまいましたが、現在、そのテストを兼ねて撮影させています。
ただ、NewFD300mmF2.8Lで、10分@ISO1600で、ほぼ、ヒストグラムが2/3のところに来てしまうので、思ったよりもバンド幅が広く、月光の影響を受けていると思います。
でも、月夜でも撮れそうですぜ・・!?

まぁ、あとは、実際に現像処理・画像処理してみて、どうか、といったところでしょうか。
いくつか懸念も考えられるし、どうなるかなーとちょっと楽しみ。

もっとも、風が強くて、リモコンが、赤道儀等にぶつかったりして、設定がリセットされたり、、、
相も変わらずドタバタしていて、思うようには撮れなかったのもあるんですけどね・・・。
まぁ、でも、参考になる程度のデータは得られれたんじゃないなぁ・・。と期待しているところです。

本当はフィルターも、R64ではなく、以前に購入した激安干渉フィルターのKUPO Redを使う予定だったのですが・・・。どこに置いたのか見つからず・・・(;´д`)トホホ…
まぁ、干渉フィルターだとゴーストが出るでしょうし、バンド幅も、R63相当といったところで、波長域が広がる分、月光には弱くなるので(但し、透過率って、R64だとHα線は80%程度しかない・・対し、KUPO Redだと92%で、差はちょっと大きい)。効率という面ではKUPO Redなのですが・・・
見当たらないなら仕方ないですね・・・。
ゴーストの問題を考えたら、R64で正解だったかナ?

この週末は今のところお天気がイマイチの様ですので、処理してみたら、また結果はお知らせしますね~。
温故知新。この組み合わせで良い結果が得られると嬉しいのですけどね。

温故知新 R64と未改造デジカメ

$
0
0
さて、昨晩書きました様に、自宅ベランダ、星見丸にて、X-E1デジタルカメラに、R64フィルターを噛ませて撮影しました。
その結果は・・・
イメージ 1
北アメリカ星雲 NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ フジ X-E1 デジタルカメラにて。 10分×1枚@ISO1600

まぁ、、ISO1600設定、10分露光で、ヒストグラムが、ちょうどいい、右側2/3のところまで来ていたので期待はしてなかった、つまり、フィルターを入れた半値幅が広いだろう・・とは思ってましたが。
案の定?得られた写真からは、Hαフィルター+モノクロCCDで撮影した様な、雰囲気を得ることはできませんでした (。・ω・。)

とはいえ、半月超える月灯りの中で、ここまで散光星雲を描写できる・・・というのは大きなメリットではないでしょうか?
しかも、この画像は、ステライメージで周辺減光補正は行いましたが、フラット補正も行っていないのです・・!
月光・光害を含めた、背景光を抑え、星雲を描出する!という目的については、ほぼ完璧に達成できていると思います。
フィルムエミュレーションは、モノクロ+R(だったかな?)で行ったのですが、RAWファイルは付属SlilkyPixで行っています。が、JPEG画像をみると、カメラ内RAW現像を行った方がさらに良い結果が得られる気が・・・。
このあたり、フジのカメラのクセがあるところですが・・・

いずれにしても、この撮影結果としては、疑似Hαフィルターの効果は期待できないが、月夜の撮影には、効果は大きいのでは?(そのうちちゃんとコンポジットした画像も処理してみますが)
と、いったところでしょうか。
疑似Hαを期待していたので、個人的には、ちょっと期待ハズレでは有るのですが、月があるけど、撮ってみようとか、町中だけど、デジカメで撮りたい!という方には、検討する価値が高いのではないでしょうか。

R64は恐らく、ディスコンデスが、フジトリアセテートのSC64についてはまだまだ現役?だと思います。
どのみち、R64も、ノンコートだったので、透過率はどちらも変わらないと思います。

今回は、個人的には、温故知新、とまではいかなかった(過去の技術を確認しただけ・・)ですが、有用な手法であることに、間違いはありません。
高2の春休みに、光害があふれる相模原で、自宅近くの子供の広場で、K君とR64+TP2415H2で撮影したのが懐かしいなぁ・・。
あの時は、TPだけではなく、コスモポリスフィルターと、コニカ DD400で、昇ってきたはくちょう座を撮った写真がなかなかに良い写りでした。
話しは、少し、逸れましたが・・・現行のデジタルカメラは、かなり優秀なので、フィルターワークと併せることで、光害がある中でも、見事な天体写真を写すことは、不可能ではないと改めて感じました。
興味がある方は、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

第二子誕生!

$
0
0
昨日、子供が生まれてきてくれました~。
ただ、感染症の疑いがあるとのことで、NICUに・・・

嫁さんの方も、隔離されて面会謝絶だそう(本人は元気そうですが)
子供の方も、回復傾向ということで、安心していいのかな・・。
風邪とかでなければ、NICUには入れて貰えるとのことでしたが、風邪ではないが、自分の方も、ちょっと調子崩してるのもあって、結局、岡山には行きませんでした。
イメージ 1
嫁さんや家の母によれば、自分に似ているとのことですが・・
早く元気になってね!

名前は、『大和』に決めました。
大いに和ませる存在になって欲しいこと。
大和魂を持つ、強い男の子になって欲しいな、という想いを込めて。

頑張れ!大和!!

今月は撃沈 (。・ω・。)

$
0
0
今月号の天文雑誌のフォトコンテストは、両誌とも撃沈でした (´;ω;`)ブワッ
まぁ、、なにしろ、遠州地方はほぼ全く晴れず、、、
結局、送れる作品もなく、昨年撮影したものに少し手を加えて、苦肉の策で出したものの、全滅でした。
やっぱり再生怪人は弱い (^^ゞ

イメージ 1
星ナビ撃沈作 クレセント星雲NGC6888 オライオン30cm反射望遠鏡 SXVR-H694冷却CCD

あまりにも晴れないので、昨年の画像を再処理してみました。解合成(Hα、OIII、RGB)でクレセント星雲のディテールに迫ってみました。

昨年6月に撮影したもので、昨年は天文ガイド撃沈。と、いうわけで星ナビに送ったのですが・・・
季節外れになることと、先月号で同天体の素晴らしい作品が掲載されていたような・・ということもあり、敢え無く撃沈。一番期待していた作品ですが、まぁ、仕方ありませんね。
ちなみに、今回は、OⅢをもう少し強調&色相が青単色だと、プリント時に弱いので、若干、シアンに降るなど実はかなり手は加えてますが、作品の印象は変わらないので、ここでのデータは昨年のものデス・・・
昨年のでも、この星雲のハイライトは飛びやすいので、たぶん、赤は色相降ってるかLRGB合成時に敢えて色の純度が下がる様にしてるか、ひょっとしたら、Hαモノクロも上乗せしているか・・・なんらかのテは打ってると思いますが、逆に、だからこそ、不自然になってるかもしれませんね。

ディテールは個人的には満足がいくものですが、、、この天体、イプシロン200+ST10XMEでもいいなーと思う写真が撮れたのですが、こちらも撃沈してますし、個人的には縁遠い天体かもです。
好きな天体ではあるのですが、そういう天体に限って、なかなか入選しないんですよね・・・
思い入れが強すぎるのかなぁ~

イメージ 2
こちらも星ナビ撃沈。 つる座のトリオ銀河  オライオン30cm反射望遠鏡 SXVR-H694冷却CCD

しし座のトリオ銀河の様に、3つの特徴的な銀河が並んでいて面白い被写体ですが、南に低くて難物です・・。

こちらも、昨年、福田港で撮影して、確か天文ガイドにも応募したんじゃないかな・・(まぁ、撃沈ですが)
星ナビ向きじゃないよなぁとは思いましたが、案の定、撃沈。
強いて言えば、Sora-CanさんのNGC7331と競合した・・というのは思い上がりですね。
素晴らしいディテール描写の見事な作品で、とても敵いません。
ジャンルとテイストとしては同系統かなー・・と思いますが・・。
福田港での作品で、前々から撮りたかった天体でもあり、個人的な満足度は高いです。

イメージ 3
天文ガイド落選作 螺旋状星雲 オライオン30cm反射望遠鏡 SXVR-H694冷却CCD

短めな総露出時間ですが、空に恵まれ良く写りました。

こちらも福田港での作品。昨年7月末での撮影だったかな。アパートへの引越しの最中での撮影だったと思います。福田港の南の空の良さに助けられてディテール描写は実に見事です。
今夏はお天気が全くダメで、夏に福田港に行くことはありませんでした・・・。GWには割りと行きましたが・・。

イメージ 4
NGC891 オライオン30cm反射望遠鏡 SXVR-H694冷却CCD

高感度・高精細の冷却CCDカメラのおかげでディテールが良く出てくれました。

昨年のニワトリ、最終作品でした。当時、星ナビに送ってやはり撃沈くらってマス・・。
今回は、見事に競合して、撃沈。APS-Cサイズの冷却CMOSカメラでの作品で、話題性の点でも、プリントレベルでも、トリミングして送ってるこちらでは勝ち目はない、、か。
こちらも、ディテール描写という点では、自分史上最高レベルです。が、そういえば、5年程前にも、落選してますし、その前も・・・
大型で撮りやすい天体ではあるのですが、それだけに競合することもあり、なかなか難しいのかもしれません。
次に撮るとしたら、CMOSカメラでよりディテールを狙う?とはいえ、ToupCamだとセンササイズが足りないし、ALICE-IIだと、画素が粗い。
将来的にもっと良いCMOSカメラが出て来るでしょうから(例えば、IMX420とか)、それまで待ちますか・・

いずれにしても、昨年撮影した再生怪人でしたので、全滅もやむ無し、といったところですね。
でも、ホンネで言えば、どれか1つはひっかかってほしかったなぁ。


フォトコン総括2017

$
0
0

さて、毎年恒例?フォトコン分析です!
2017年はまだまだ2ヶ月足らず残ってますが、今月で12月号。
月刊誌のフォトコンテスト的には、今年度は終了です。

改めて?振り返ってみたいと思います。
天文ガイド2017年1月号 採用作品 NGC55

福田港での撮影した写真です。ただ、この時は、9月に一人寂しく撮ったんじゃないかなー・
海での大気の浮き上がりの大きさを痛感したのを覚えています。
星ナビ 2017年1月号 入選作 夜空の小さな宝石、惑星状星雲

こちらは、引越し前のニワトリ。夏~秋の惑星状星雲を集めた組写真です。
惑星状星雲は散光星雲以上に、個性豊かなので、撮影してみると面白いですよ。

天文ガイド2017年4月号 採用作 NGC2634付近

ちょっと(かなり?)間が空いてしまいましたが・・・(;゚Д゚)
3ヶ月ぶりの入選となりました。実は、2年ほど前の2015年にも自宅からチャレンジはしていたものの・・・
淡い云々以前にテレビのアンテナにひっかかり、まともな作品ができず(多分、未処理だと思います・・)
遠征に出かけられる様になったら、撮りたい天体の第一候補だったのでした。

星ナビ 2017年4月号 入選作 かに座の惑星状星雲 Abell31

こちらの天体は遠征でなくては・・という天体ではないのですが、やはり前々から気になっていた天体。
年末年始を挟んで撮影してみたのでした。さすがに1晩分だけではデータが不足で、年明けしてから追加撮影。
まだS/Nは十分ではありませんが、独特な形状が出せたと思います。
OIII線の色から判る人には判ると思いますが、AOO+RGB合成で、両者のいいところどりをしているつもりです。
星ナビ 2017年5月号 入選作 8の字星雲 NGC3132 オライオン30cm反射望遠鏡 ビクセンレデューサR使用
1056mm F3.52 4秒×201枚

星ナビ5月号には、QHY5III178Cでの作品で入選させていただきました。
1/1.8型ながら、600万画素の画素数があり(画素数は、せめて300万画素くらいが良かったのですが・・)、かつ裏面照射型の高感度カラーカメラです。
使い方次第でフォトコンテストにも十分通用するのではないか・・と考えていましたが、思ったよりも早い入選作となりました。


天文ガイドゲキチン作 M63外腕部 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ SXVR-H694冷却CCDカメラ

こちらは、撃沈作。自信はあったんですけどねぇ・・・(;´д`)トホホ…
M63の周囲の淡いStarStreamsを描出したものです。画像処理にも撮影にも、相当苦労しました。特にぼうらやさんでは風が強く、シーイングが悪く、という日が多く、でかけても、まともな画像がなかなか得られませんでした。その為、風でブレたデータも使って、なんとかこの淡い、スタートレイルを炙りだしてみました。
まぁ・・淡い、と言っても、NGC5907のぐるぐるに比べたら、まだまだ明るい方なんだなーとは思いました。
いずれにしても、遠征で撮りたかった天体。なんとか撮影できて良かったです。

天文ガイド6月号入選作  接近、相互作用する銀河たち

実は、昨年、上3つで『宇宙の事故現場』という題名で送ったのですが、見事にゲキチン。
友人から、タイトルが悪いのではないか・・・と言われていたのもあって、今回、新たに下3つを再処理して、追加。応募したのでした。
どれも興味深い銀河たちで、組写真とはいえ、こういった天体写真を採用していただけるのは嬉しい限りです。
星ナビ 7月号入選作 回転花火銀河M101 

こちらは、ぼうらやさんで撮影したALICE-Ⅱによる回転花火銀河です。
今年に入ってから、ALICE-Ⅱの実戦運用を重ねてきました。なにしろ、クセのある超じゃじゃ馬なカメラで、まだまだテストの域からなかなか抜け出せません。
その割に、これだけ良い写真が撮れてしまうこともあるので、悩まされてしまいます。
南の回転花火銀河 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコアⅡ使用 ALICE-Ⅱにて

こちらは落選しましたが、ALICE-ⅡによるM83です。こちらも、1枚あたり6秒という非常に短い露光時間でも多数枚コンポジットすることによって、銀河の淡い腕まで表現できています。
M101はより淡い腕も持っていますが、そちらも、1枚6秒という短い露光時間で表現できてしまう・・・
CMOSカメラの低読み出しノイズ適正のなせる技ではあるのですが、冷却CCDカメラに対しての有効性がどこまであるか・・となると・・。比べると、一段、キレは上がるんですけど、多数枚処理の苦労を考えると・・・といったところで、このじゃじゃ馬カメラをどう扱っていくのか悩んでいるところです。
星ナビ   9月号入選作 M16 NarrowBand

CMOSカメラの低ノイズ特性から、ナローバンド向きではないかと考え狙ってみました。
ラッキーイメージングの効果でM16のディテールに迫ることが出来たと思います。

さて、選者コメントにあった様に、1枚あたり6秒で、ラッキーイメージング効果が見込めるか?ですが、シーイング次第ですが、1枚あたり6秒でも、かなり星像の差が大きいです。こういった南にやや低い天体には、有効かなと思います(上のM83もそうですが)
ただ、やはり監視用カメラなので、最長でも10秒までの制限は結構きつくて、Hαは十二分なイメージになりますが、SⅡはさすがに苦しいものがあります。
こちらは落選作ですが・・・
それでも、ここまで写れば、上出来かな?と思ったりもしますが・・・。処理の苦労を考えると悩んでしまうところです。

天文ガイド 10月号入選作 M8 NarrowBand MIZAR130SL改 MPCC使用 ALICE-II 半自作CMOSカメラにて

NarrowBandでもカラーが全盛ですが、単色で見ると同じ星雲でも形状が異なり面白いものです。
見知った天体が、まるで別物の様に見える、というのもナローバンド撮影の魅力の一つです。
天体によっては、案外OIIIが写ってこない天体(例えば、まゆ星雲とか)やSⅡが想像以上に写らない天体(クレセント星雲がそうだったかと・・)もあれば、逆にSⅡが強い網状星雲とか。
ひとことで、散光星雲といっても、いろいろとあるんだなぁ~、と、驚きます。
こちらはカラー画像のアップ!

自宅完成後の2Fベランダからの撮影で、1枚あたり10秒。木造住宅なので、振動等の心配をしていましたが、全く何もできない!という事態は避けられそうなのが分かり、一安心。
また、子供の頃に買って貰った望遠鏡(まぁ・・筒以外は総取替えしてますが・・ ^^;)での入選で、ちょっと嬉しい♪

星ナビ 10月号入選作 リング状星雲 M57 オライオン30cm反射望遠鏡 QHY5III178C UHC-Eフィルタ

1枚あたり2秒で撮影してラッキーイメージング効果を狙いました。撮影時のシンチレーションは、決して良くありませんでしたが、ラッキーイメージング効果で良い結果を得ることができたと思います。
こちらも、自宅2Fベランダからの撮影で、前述のM8同様、自宅から何も撮れない!という事態は避けられてほっとしました。

天文ガイド11月号入選作 バグ星雲

これもシーイングは良く無かったんですが、自宅2Fベランダから撮影したものです。露光時間1秒で多数枚で勝負したのですが・・。いやぁ、逆にシーイングが悪い時に1秒とかで撮ると、ここの部分は良いのだけど、こっちはぼけぼけ、という感じで、逆に選別に悩まされる結果に・・・!
試しにAviStackで良いトコどりできなかなぁーと試しましたが、背景が特に棄てられてしまい(設定で回避できるのかもしれませんが・・)、S/Nが上がらず。
いろいろと難しいデス・・。AutoStakkert!も使ってみようと思ったのですが、こちらはSER形式でないとダメなのかな?と諦めた記憶が・・

天文ガイド11月号採用作 C/2015ER61パンスターズ彗星とM45すばる  
NewFD300mmF2.8L望遠レンズ フジ X-E1 デジタルカメラ

今年は一体どうしちゃったことでしょう?梅雨明け以降、遠州地方はほぼ全くと言っていいほど晴れません。
その中、8月下旬に夜半過ぎからの晴れ間をついて、屋根裏ベランダ、星見丸からの初撮影になったのがこの作品です。
ファーストライトが入選とは幸先が良いです!
また、自宅3F星見丸からの撮影では、この程度の焦点距離なら問題なく撮影できそうな感触も掴めました。

12月号は両誌とも落選でした (。・ω・。)

さて、分析です。
イメージ 1

カメラ別で見ていくと、やはり現在のメインカメラ、SXVR-H694が全体の3割を稼いでいます。
ICX694ALG搭載の高QEカメラで、オライオン30cm+パラコア2との相性も良いのが大きいかな。
今だったら、ICX814ALGカメラの方をチョイスするでしょうが・・・(オライオン直焦点ないし等倍コレクターと相性が良く、画素数も多い)。良いカメラだと思います。
昨年30%→31%

現在だと価格を考えてしまうと、IMX174の冷却CMOSの方に魅力を感じますが・・。長秒露光した時の性能はどうなのかなぁ・・・?
長秒露光では、まだまだ、CCDに分があると考えています(市販のデジタル一眼レフカメラの様に映像エンジンが載ってくると話しが変わってきますが)
とはいえ、価格面から、もし、SXVR-H694が故障したら、その時は、多分、ZWO ASI174MM-Coolあたりを検討、でしょうかね・・。

次点は、DMK/DFKカメラコンビですが、昨年3月にDFKカメラが故障してしまった為、このカメラは今後は使用頻度が落ちていくと思います。ただ、金星のUV撮影等では、手持ちの惑星用カメラToupCamでどこまで実用に耐えられる画像が得られるか次第ですが、低照度だとAptinaセンサーは縦縞が出てきてしまうので、ちょっと心配(ASI120MMでは縦縞に引っ張られてスタックすらできなかった・・)。
その場合は、CCD機のDMK21AF04の出番になりますが・・・。ICX618搭載機が欲しくなるかなぁ・・。
CMOSセンサーの進化に期待しつつも、SonyCCDの生産は2020年まで、ですからね。
今のうちにCCD機を買っておくというのもアリかもしれません?

その後は、ST8XME,SXV-H9,ST7Customと、過去のメインカメラが名前を連ね(しかも、実際に使ってきた経歴の順番で!)、その後に、X-E1が頑張ってくれています。
彗星撮影を始め、結構活躍してくれてますからね~。これもクセはありますが(シャープ無しで現像しても星に黒縁できたり・・)、良いカメラだと思っています。

あとは、ALICE-Ⅱが、昨年1%→4%と躍進しています。
UC計画 (Use Cmos CMOS使っちゃうよ計画 笑)も、ようやく花開いて来たかなーと言う感じです。

私のたったひとつの望み。可能性の獣。希望の象徴。
人間だけが神をもつ。今を越える可能性という内なる神を。

系外銀河のディテール描写向上という望みの為に、今を超える可能性に賭けたALICE-Ⅱなのですが、いやはや、まさに可能性の獣というくらいじゃじゃ馬さんです。
星見丸で果たしてどこまで撮影できるのか不明だったこともあり、このカメラを使っていく為のノウハウや性能限界等を検討する必要がありましたから、2月以降、本腰を入れて撮影してきました。
うーん、悪いカメラではないんだけど・・・。
手間がかかりすぎるので、メイン機にはし難いものの、今後もサブカメラ、あるいは被写体によってはメインとして使っていく予定・・。
半自作機なので、もう少し、強化改造したい面もあるかな・・

あとはスーパーサブ機ST10XMEは、アパート暮らしの為、実家で保管でしたから、存在感が弱められてしまいました。5%→4%
同じくサブ機ですが、昨年末購入したQHY5III178Cも、入選を果たしています。今後も使っていきますが、ToupCamとのコラボレーション等(LRGB合成用のカラーカメラ)、複合的な使い方が主になるかもしれません。
とはいえ、このカメラで撮りたい天体もいくつか候補があるので、順次狙っていく予定です。
イメージ 2

次は望遠鏡分析です。
望遠鏡のほとんどを、友人たちに預かっていただいたこともありますが、オライオン30cmがとうとう半分を越えました (^^ゞ 49%→51%
うーん、だんだん老朽化してきている(JMIのMotoFocucerも壊れたし・・)のですが、やはり移動して使える30cmは威力抜群。
次点はイプシロン200/MT160ですが、やはり預かってもらっていた為、今年は活躍の場無しでした。
ASC-11も同様で、相対的にその存在感を弱めてしまいました8%→7%。
来年からは、当面、自宅撮影になりますので、ASC-11やイプシロン200には大いに活躍してもらいたいと思っているところです。
ASC-11はいい機材なんですが、もう少し使いやすい様に(光軸合わせとか)、検討していかないといけないかな・・・。
NewFD328は当初からアパート住まいでも使う予定でしたが、嫁さんが探してきてくれたアパートが広かった為、GENESIS SDFも手元において置けたのも大きかったです。遠征用サブ機として活用できました。まぁ、入選までは至っておりませんが・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・
VISACも、メインプランが一段落してきたら、活用していく予定です(もっとも、光軸調整をマスターせねば・・)

イメージ 3

 
ジャンル別で分けると、系外銀河がやはりメインですが、割合としては、昨年39%→37%と減。
替わりに惑星状星雲が、13%→15%と向上。
どちらにしても、強拡大系ですね (; ̄ー ̄A アセアセ・
散光星雲も19%のシェアを占めてますが、クローズアップ系のナローバンドが主かなぁ・・と思います。
来年は火星接近もあるので、惑星も頑張りたいところですが、ASI120MMだと今一歩、しっくりきてないのもあって、どうなるやら・・・。
そうそう、彗星は、2年ぶり?3年ぶり?の入選でした。
今後も、やや暗めだけど尾を引いている様な彗星は狙っていきたいと思いますが、これまで使っていたPCを一新してしまったので長年愛用していたステラナビゲータVer2(1996年購入)が、使えないからなぁ・・。
ステラナビゲータ10も買ってあるので、そちらを入れて活用していく予定ではあるのですが、C2Dマシンだとちょっと重たいかもしれませんね、、、。Ver7あたりも買ってあった筈なので、探してきて、それを入れてみて対応しようかな・・などなど、ちょっと未だ環境が整ってなかったりします。


イメージ 4
最後に雑誌別。こちらも大勢に変化なしですが、やはり、観測の部、CometFileがある天文ガイドの方が強いです。
なんとか、今年も2ケタ勝利。
来年もそうなりたいものですが、なかなか厳しいだろうなぁ・・・。


ひさびさの晴れ

$
0
0
さて、土曜日は、いいお天気でした。
とはいえ、朝方はかなり雨が降ったこともあり、遠征に出るのはチョット・・といったところ。
おまけに、風が強い!
こりゃーオライオンは無理だなぁ・・

あんまりやる気が出ませんでしたが、せっかくの休日前の晴天なので、ということで、ぼちぼちと準備開始。
イプシロン200があまりにもミラーが汚れていたので、まずは清掃を行いました。
時刻は16時過ぎだったと思います。
イメージ 1
写真でも、ミラーにかなりホコリが載っているのが判りますが・・・
実際にはもっとバッチイです (; ̄ー ̄A アセアセ・

清掃後、笠井トレーディングの光軸調整読本を見ながら、よし!完璧じゃないかな?!
と調整が完了したのが、19時前。
そこからセッティング開始です。

イメージ 2
イプシロン200 フジ X-A1 デジタルカメラにてパチリ。

これは翌朝、星見丸から写したものですが・・・
なかなかにイプシロンはカッコイイですね。アトラクス赤道儀ともベストマッチ!という感じがします。
さて、いろいろとトラブルもありました。
ガイドアダプタが、またしてもN方向のみ動作せず、、接触不良だとは思うのですが・・・
とりあえず、アトラクスの方は極軸がかつてない程完璧に合っちゃったので、赤緯方向は修正しなくても問題ないのもあり、そのまま撮影することに。
ただ、完璧!と思っていた光軸、これがねぇ・・全然ダメダメで、冷却CCDを付けて星像を見たら、あ・・・ダメだコリャ・・・。
ってワケで、レーザコリメータを使って調整し直しましたよ、えぇ・・。
この時点で、多分、21時くらいになっていたと思います。
風も強く、寒い・・!!
天体観測にはツライ季節になってきましたねぇ・・・。

イメージ 3

さて、星見丸の方には、EM-200にGENESIS SDF屈折望遠鏡、それにST8300Mを使っての撮影テストを行いました。
透明度は良いものの、なにしろ風が強い。オライオンはとてもではないが・・・といった状況で、短焦点でもかなり厳しかったです(ブレ画像量産していました)
ST8300Mを使うのも久しぶり。これもいいカメラなんですけどね。。。
購入した頃のスキル不足もあって今一歩活用できていません。とはいえ、ST8XMEやST10XMEの様な、圧倒的な力を感じさせてくれるカメラでも無いのも確か。
ノイズもKodak製CCDにしては少ないですが、Sony製CCDに比べると・・・といった感じで、唯一の利点としては、フォーサーズフォーマットのやや広い視野、といったわけで、GENESIS SDF等と組み合わせてみました。

こちらも、ST8300M用のスライド式アダプターが見つからなかったり(惑星用に準備していたものを使って今回は撮影)、ACアダプタも見つからなかったり(ST402用のものを使いました・・・まぁ、それでもいいんですけど・・)
あとは、極軸を合わせた後に、何故かズレていたり・・・?(再度、合わせ直しましたが、その後の導入精度を考えるとまたズレたっぽい・・・)。
あとは、ST8300Mを新PCで使うのは初めてなので、ドライバのインストールからだったり、またまたCCDSoftが動かなかったり・・・etc、etc。
まぁ、準備不足なのが原因なんですが、それでも、サブカメラ用のLenovo T400で運用できる様にできたのは大きかったかな。
イメージ 4
NGC253とNGC288 GENESIS SDF with NPR1073レデューサ ST8300Mにて。

こちらも、なんとか22時過ぎには撮影開始!前々から撮ってみたいなーと思っていたNGC253とNGC288を狙ってみました。
風が強くて、ブレブレでしたが、このコンビ、撮るのはほとんど初めて(・・・昨年、福田港でX-E1で撮った気もするのですが・・・データが無い・・・)なので、ちょっと満足感はありますね。

ただ、ST8300Mはスライド式フィルターでの運用なのですが、これが地味に大変なのを忘れてました・・
NFD328も同架して撮影すれば、色信号はNFD328+X-E1デジタルカメラ、輝度信号は、GENESIS+ST8300MでLRGB合成してしまえば、もっと楽で高画質になったのに・・ちょっと失敗でした。
フィルター交換で地味に大変ですし、仮眠もロクにできず・・・(;´д`)トホホ…
まぁ、また次回以降の課題としておきますか。
ただ、TeamViewerで1Fのこたつから見ていて、そろそろフィルター替えてこよう、など判断できるのは便利ではありました。
風は夜半過ぎて月が昇ってきてもまだ強く吹き付けてましたが、2時くらいに?やっと少し落ち着いてきた様でした。
まぁ、今回は、運用テストが出来たので、とりあえずヨシとしよう・・。
細切れ睡眠ですが、5時半に目覚まし時計で起きてきて、フラットを撮影しました。
夜は雨が降る可能性もありましたので、AM中に撤収しました。

あと残すは、ASC-11の再稼働テストかなぁ・・・。これも、ロボフォーカサーどこー!とか接続リングどうだっけ、、などなど、苦労しそうな予感デス・・・。
FSC-203、フラットシュミットカメラのテスト撮影もしたいのですが、加工しようと思っていたプレートが1枚なくなっていて、ちょっと参ってます。うーん。もしかしたら、昨年、引越しの時に勘違いして捨ててしまったのかも・・・_| ̄|○ il||li
バタバタしてたからなぁ・・・。とりあえず手持ちのアルミ板で再検討してみようと思います・・。

ST8300用のスライド式アダプターも探さなくては・・・です・・。

そうそう、星見丸からは、カノープスを見ることが出来たのも成果の一つかな。
望遠鏡ではフェンスでそこまで低空を狙うことはできないでしょうが、視界は良好です。

大和、退院ならず・・・

$
0
0
大和くんが月曜日には退院、ということで、有給とって(出産休暇、過ぎちゃった・・・)岡山に来ています。
ところが、また、昨晩、呼吸が止まってしまった、とのことで、退院も見送り・・・_| ̄|○ il||li
イメージ 1

でも、基本的に大和くんも元気で、ちょっと安心しました。
嫁さんの方は、入院延長ということで、泣きそうになっていましたが・・・

医師の説明では、これまで、CT、MRIと行ってきて、脳の問題ではないことは判ってるので、あとは、てんかんの可能性があるので、来週から脳波の検査を行う、ということでした。

脳波かー・・・。自分も、ちっと脳波異常があるので、、、
多分、サイコミュがあれば、ファンネル使えます(爆)
量産型サイコガンダムくらいが合ってるかもですね。量産型キュベレイはちっと洗練されてるしなぁ・・w
本家サイコ・ガンダムはフィードバックが強すぎて無理です(笑)

なんて、妄想はさておき。
自分の場合、てんかんって訳ではないのですが。それを疑われて強い薬をいつまでも飲まされて、γGTPが高く出たりして苦労しましたよ・・。
・・大学病院だと保守的な面があると思いました。
深く話すのは控えますが・・w

まぁ、自分の脳波異常は、子供の頃に、バイクで脳天轢かれて、脳内出血したのでそのせいかな、と思いますが・・・
懐かしいな、そういえば、1987年10月の月食は、有名な相模原病院で、見ましたよ。皆既は終了していましたが。

遺伝するものでもないでしょうし、、、
大和は脳波検査の上、このまま元気になってくれれば、何にも問題ないよ、というのを期待しています。
退院は伸びても、これまで、いろいろと検査して貰っているので、その点ではむしろ、安心感はある訳で、嫁さんにも、そういう話をして力づけました。

まぁ、大和自身が元気そうなので、自分としてはほっとしました。もう少し早く来た方が(会社制度的にもw)良かったかな。嫁さんの方が心配しすぎている気がしました。
このあたり、同級生がLINEでアドバイスしてくれた通りでした。
今回は、ほんとうは、大和くんの退院祝いを兼ねて来ましたが、、。
嫁さんと話が出来て、長女、明星とも、話をしたりできて、とても充足した時間が過ごせてよかったです。

あとは、大和が一週間後、何も問題なく退院できれば、といったところです。

土星状星雲

$
0
0
月曜日は本当は大和が退院の予定でしたので(まぁ、伸びてしまったのですが)、未だ岡山にいます・・・。
ここ数年、ほぼ毎月送っていたフォトコンテストですが、今月は、処理が間に合わず、出せないかも・・。
一応、一作品仕上げてみたのですが・・・
ちょっとインパクトが弱いかなという気がしています・・。
イメージ 1
土星状星雲 NGC7009  ToupCam CMOSビデオカメラ オライオン30cmF4反射望遠鏡直焦点 1秒×多数枚

ちょっと総数は確認していないのですが・・・
今回、使用してみて判ったこと。

・AR0130センサーは、画素ピッチおよび感度特性(特にHα線への感度が向上している)から、オライオン30cmで期待どおりの成果が出せそう。

・1/3型センサーなので、1200mmでも星が少なく、期待していたDSSのお気軽コンポジット使えず・・orz

・シーイングが悪い時のラッキーイメージングでは、正直、部分部分によって、歪んだりするので、判別が難しすぎる・・。むしろ、ALICEⅡでM101を狙った時の様に6秒程度まで伸ばした上で選別した方が正確かつ楽になるかも・・?

・目視判別ではとてもではないが判断しきれないので、ステライメージ8の評価値とFWHMの2つの値、および目視による星像流れがないか、の3点から選別。

・いうまでもなく、えらい大変でした・・・orz

多数枚では、ダーク・フラットの一次処理だけでも時間がかかってしまう上に、選別を目視で行うとどうしても、そこで時間がかかってしまいます。
それを実施するだけの画質があれば、もちろん、やってみせますが・・・
少しお手軽に、でも高画質で撮りたいという場合には、ちょっとシンドいかな・・。

うーん、この土星状星雲。他に送れるものが無い(間に合わない・・)ので、出すだけ出すかなぁ・。。。
いや、でも、、、(゚-゚;)ウーン
と悩み中。苦労したので出したいには出したいナ、というバイアスがかかってるので、判断が鈍ってる気がします・・。

11/20観測記

$
0
0
さて、大和に会う為にNICUに入ってから、ミルクをあげて、退出。
16時前の新幹線で、浜松に帰ります。
日が暮れるのが遅くなりましたね。

浜松に着くと、透明度はイマイチっぽいものの晴れています。
だったら、撮影するか、と、3F星見丸のNJP赤道儀にオライオン30cm反射望遠鏡を乗せます。

LodeStarのガイドケーブルが抜けかかっているのか、前回、LodeStarから直接ガイドできませんでした。
もう少し、ねじ込んで・・と、グリグリやってみたところ・・
ブチッ・・!
げげっ・・・き、切れちゃったヨ・・ Σ(゚д゚|||)ガーン
ま、まあ、いいさ。GPUSBでガイドできるも~ん (´;ω;`)ブワッ

ミラーも、雨に濡れたせいか、汚れてるので洗わなければ、とは思うんですが、なかなか・・できないでいます・・
これもなんとかしなくっちゃなぁ・・。

なんだかんだで、なんとか撮影開始。
時刻は、22時くらいだったか・・?すでにオリオン座も昇ってきています。
何を撮るか少し悩みましたが、エリダヌス座の小宇宙を撮ることにしました。
やっと撮影開始、と思ってお風呂に入って、出てきたら・・・なんと、一面のどんぐもり!Σ(゚д゚|||)ガーン
なんだかなぁ・・

0時まで待ってみると、透明度が悪く、薄雲っぽいですが、晴れてはきたようです。
まぁ、今日はもう銀河巡りで、と、おおいぬ座にある小宇宙に狙いを定めて、一寝入り・・と思ったのですが、風が吹いてきて、ガイドがブレブレでした・・(泣)
イメージ 1
うーん、今日は踏んだり蹴ったりです・・

その後、3時半に起きてきてみたら、あらま、びっくり。透明度は良くなってます。
風が吹いたおかげでしょうか。カノープスも辛うじて見えます。
じゃ、まぁ、南低空の銀河巡りでも・・
イメージ 2
と、撮らせてたんですが、風は止んでいた様に思ったんだけどなぁ・・
なぜかまたブレブレでした・・・Σ(゚д゚|||)ガーン

まぁ、何をやってもダメなときって、ありますよね・・・(;´д`)トホホ…
超疲れました・・・。




勤労感謝の日 ZWO ASI385

$
0
0
今日は勤労感謝の日、ということで、仕事(出社日)でした。
仕事がある事に感謝しながら、仕事に打ち込むというステキな日ですね(爆)
風邪ひいたのか喉やられて、ちょっーと微熱がある気もしますが、そんなの関係ねぇ!(あ、古い)
ま、、、咳も出ないし、大したことはない気がします。

さて、、少し前から気がついていましたが、前にちょこっとだけ触れたIMX385 イメージセンサを使用したカメラがZWOから出ましたね!

IMX385は、Sonyが提唱するSNR1sが、0.13となっており、極めて感度の高いカラーCMOSセンサーです。
IMX178のSNR1sは、0.46ですから、約3.5倍も感度が高いということになります。

然し、この3.5倍感度が高い、という事実を正確に把握できてる天文屋さんはどれだけいるのかな・・
SNR1s規格自体は、IEEE規格(128・・・いくつだったっけ・・汗)に準拠したもので、低照度のセキュリティ用途に特化した基準となる規格であります。

じゃあ、やっぱり、低照度の天体写真だったら、総露出時間が1/3.5で済むんじゃない?
と考えてしまう方もおられるかもしれません。
でも、これは規格(より具体的には計算式)を見ると判るのですが(とはいえ、自分もぱっと見で、ああこういうお話ね、というのしか見てないので勘違いはあるかもですが)、1枚あたりの露光時間を1/3.5にすることが可能ですよ、というお話で、総露出時間が、1/3.5倍になるわけではありません。

と、いうのは、被写体からの光・・・つまり、フォトン数が、天体写真の画質には絶対的な影響があるから、です。
Signal Noise Rate・・・SNR(S/N比)から考えると、1枚、単画像だけで考えれば、IMX385は、IMX178(カラー)カメラの1/3.5の露光時間で、同じS/Nを得ることができます。
これって、ラッキーイメージングでは非常に重要な事柄で、これだけでも、IMX385カメラとIMX224カメラは、究極のカラーCMOSカメラではないかと思います。

しかし、前述した様に、天体写真では(まぁ・・天文分野だけではないのですが)、被写体からの総フォトン数が画質を大きく決定付けています。

例えば、コンポジットをすると、画質が大きく改善されていくことは、みなさんご存知です。
でも、これってなんでだと思いますか?
n枚コンポジットすることで、√n倍、読み出しノイズが低減できるから・・・と考えるのは、過去の天文雑誌等から良く勉強されている方ではないかと思います。
もちろん、そういう面もあるのですが、実際には、被写体からの光が、コンポジットすることで、増えるので画質が改善していく方が大きいです。

天体からの光子は、露光時間を伸ばす程、イメージセンサに蓄積されていくので、長時間露光することで、蓄えられていきます。
ところが、CCDやCMOSでは、読み出しノイズ以上の光子数を確保できれば、これをコンポジットすることで、1枚あたり長時間露光した画質と同等になります。
これは教本にも書かれてますのでご存知の方も多いでしょう・・。
つまり、読み出しノイズ以上のフォトン数をかき集めることができれば、短時間露光×コンポジットで、同等の画質が実現できる(フォトン数はどちらも同じ)という訳です。

さらにあえて、付け加えれば、シグマクリッピングによる宇宙線の排除や、Drizzleの様な画素に対する位相ずれを応用した画像処理、等、応用性が増し、画質も向上させることができる、ということで、個人的には、同じ総露出ならば、多数枚の方が優れている(応用性、柔軟性が高い)と考えています。
自分の大昔のHPの記事でも、その点には触れている様です。

さて・・・つまり、コンポジットによる画質改善というのは、実のところ、ノイズの低減ではなく、光子数の増加が支配的であるということが大事です。
(読み出しノイズ低減を目的とするならば、多数枚より、1枚あたり長秒露光した方が実はノイズが少ないが、但し、暗電流ノイズの問題、Cosmic Rayによる宇宙線の問題は対応できない)

ようやく話しは戻ってきますが・・・
つまり、IMX385のSNR1s値だけに注目して、IMX178カラーに対して、総露出時間は1/3.5倍には決してならない、というのは頭の片隅においておいて貰えると良いかなと思います。
但し、画素ピッチによるフォトン数の差 IMX174 2、4μと、IMX385 3.75μの画素ピッチの大きさの差(バケツの大きさ)による光子数の差は、√3.752^2-2.4^2=1.562・・・ ということで、画素ピッチの大きさによるフォトン数の差が1.56倍に対して、センサ感度の差3.5倍ですから、なんだかんだで、総露出時間もひょっとしたら、1/2.27倍、ざっくり、半分で済むのかなァ・・・(同じフォトン数を稼げる、ということデス)

ちょっと酔いが回って計算・試算はアヤシイかもしれませんが(笑)
いずれにしても、やっぱりIMX385は究極のカラーCMOSカメラであることに間違いはありません。
まぁ、モノクロCMOSによる画像とのLRGB合成を前提とするなら、こんな議論は意味がありませんが・・(RGBBayerカラーフィルタと赤外カットフィルターで光量、つまり、フォトンをカットオフしてしまうカラーカメラと、全波長域から来るフォトンを受け止めるモノクロセンサーとは、フォトン数の差は歴然ですから)

あまり天文分野だと、光子の観点から考える文献は少ないと思ったので、、、
でもその他の分野では基本的に、光子数ありきで、その後に読み出しノイズから、撮れるか撮れないか?をシミュレーション計算するものです。
ただ、天体写真の一番やっかいなのは、空の明るさ・・・いわゆるSkyNoiseがあることでもあります。

ASI120MM初期のドライバや、僕が気に入った、ToupCamでは、このブログでも触れた様に、低ゲインでの低輝度は、映像信号が潜ってしまう現象がありました。
この場合、背景光の明るさ(=空の明るさ≒光害)は、実はカメラを助ける方向に働きます。
なので、CMOS=月夜に強い!(ADCのビット数はこれまた使い方の問題で、それこそ、大きな問題ではないのですが・・・まぁ・・・そのあたりも追々書きますかね・・・って、それこそ書けない内容かもなぁ・・・今回のはまぁ一般論の範疇ですが・・)
しかし、ウチのALICEⅡは大変なじゃじゃ馬で・・・。ぼうらやさんでM83とかM101なら未だ問題なかったのですが、自宅の光害の中だと、様々な問題が・・・。頭イタイ・・デス・・・。マジで。もうちょっと使えるかと思ったんだけどなぁ・・。

うーん、まぁ、CMOSイメージセンサは、各社が技術の粋を極めて、工夫しているだけに、CCDに比べて、定説とでもいいましょうか・・
他人が言う、この方が良い、こうするのがベスト!みたいな話しは、同じメーカ、同じセンサー所有者のお話なら尊重するに値しますが、ゲイン・オフセット設定まで参考にしてはいけませんし・・・(個体差、光学系のF値で変わる・・・まだデジカメのヒストグラムが・・の方が真っ当な判断ですかね・・)
やっぱり、パーソナルリアリティ・・・自分だけの現実。これを追求していくのがCMOSカメラでは特に大事かな、と思ってます。
昔、CANPで発表されたよしりゅうさんが、他人の上手くいかない(ダメ)は信じるな、上手くできた、は参考にせよ、と言うようなニュアンスで発表されていたと記憶していますが、まさにその通りかな。
もう15年以上前になるかと思いますが、恵比寿で飲んだのが懐かしいデス・・。菩提峠年末満月撮影会でお会いした息子さんもいまや立派になられたんだろうなぁ。

で、話し戻して・・。
うちのALICEたん、超じゃじゃ馬なんですが・・・・と、いうか光害地で使っちゃダメというのがよく判りました・・・(;´д`)トホホ…
今月、天文ガイド応募できる作品ないかも、です、、(´;ω;`)ブワッ
ALICE写りはいいのになぁ・・・あーあ、でした。

まぁ、ビットランさんも、
 
イメージ 1

こう述べてらっしゃいますからね。
自分の経験も踏まえて、天体写真には、まだまだCCDが優位、というのは感じております。
CMOSなら、CMOSならではの追求が必要かなって思ってマスが、これがまた自分の経験からは、右に倣え!でなんとなかるシロモノではないと思っています。
逆にいえば、だからこそ、やりがいもあるし、面白いのですけどね!

冷却CCDカメラ、ミラーレス一眼、デジタル一眼レフ、改造デジカメ、冷却改造デジカメ、CMOSカメラ、、、
機材面ではまさに戦国時代。
この中で、何を使って、何を表現したいのか、何を魅せたいのか・・・
従来よりも、少し大きな枠組みの中で、先に述べた様に、自己主張、パーソナルリアリティをどう訴えていくのかが大事になってきたのかな?と思っています。

大和、退院のびる・・

$
0
0
また一昨日、呼吸が止まったそうで、またまた大和くんの退院が伸びてしまいました・・。
昨晩は、休み前のお天気だったのですが、さすがに、がっくりしてしまい、撮影しませんでした・・(;´д`)トホホ…

CTもMRIもとったし脳波もみたので、あとは見るとしたら、1日中脳波モニターしててんかんの可能性があるかどうか見てみるとのことで、一週間伸ばして、もう一度、呼吸が止まるとしたら、見てみるそうです。

・・・なんだかんだで、ほぼ一ヶ月入院することになりそうです・・。

星を見る集い2017

$
0
0
昨晩は、毎年恒例、星を見る集いの天体観測会でした。
遠天メンバーからも、有志で参加しているのですが、今年は、出ている望遠鏡もちょっと少ない様に感じました。
参加人数も200名弱、とのことでした。
イメージ 1
フジ X-E1 デジタルカメラにて、パチリ。 

16時半から準備して、17時過ぎに出発。
今回は比較的町中の浜名小でした。

雲が心配でしたが、なんとか、
雲間から月を見られた方は、かなり感動された方も多く、
すごい!!初めて見た!!綺麗!!などなど、感動された方も多かった様です。
イメージ 2

子供も、おもわず見入ってしまう子や、逆さまに見えることに気がつく子もいて、僕の方も、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
あと、大人でも、満月の方が月が見やすいと思っている人が多く、正面から光があたるのでクレーターが見えなくなるんですよ、という説明をすることもありました。

また、今回、格安の中華非球面アイピースを投入しましたが、これがレンズ枚数が少ないのでしょうね。ヌケが大変良い為、雲から抜けた時に覗いた人は、まぶしい!という位でした。
目(裸眼)だと黄色く見えるのに、望遠鏡で見ると白っぽいのはなんで?と聞かれた時には、ちょっと答えに窮しましたが、望遠鏡だとまぶしいくらい明るく見えちゃうので、色を感じにくくなるのかもしれないね?(ほんとかなぁ・・)と答えておきました。
イメージ 3

観望会が始まる前の食事や準備中にいろいろと話しをしたのですが、
M田さんは新しい機材を買わないとやる気がでないんですよねー。
でも、昔と違って選択の幅が狭くなったというか、欲しいと思える機材が少なくなった。
カメラは更新されてるのかもしれないけど・・・

タシロ大佐、SXPで参戦。機材はイプシロン160。
眼視だと周辺は周方向に星像崩れますね。
極軸合わせなくても、3点アラインで追尾してくれるとのことで大変便利。
ただし、PEXが、オートガイダーからの反応では学習してくれない、彗星追尾にするとPモーションが出てダイナシ!などなど不満はあるご様子。
ただ、こういう観望会等では使い勝手抜群とのことでした。

S浦さんはニンジャで参戦。
光害がある中でも、アンドロメダ銀河が良く見えていました。
中華アイピースも使って見てもらいましたが、なかなか良いのでは、という評価。
似たようなもので、CartonのGEM持ってますよ、とのことで、このアイピース欲しかったんだよなぁ・・
あと、マスヤマアイピースが大井光機から復活してますよ、などなど、アイピース談議しました。
いや、まぁ、個人的にはマスヤマアイピースには思い入れが強いので、ちょっと欲しいんですよねぇ・・。
特に26mmはオライオンにも使えそうだし・・。

N中さんは、そういえば、機材拝見してなかった! (^^ゞ
何で参戦してたんだろう・・。15cm屈折か、25cm反射か・・
多彩な機材をお使いの方なので、やはりこういう方は実経験からお話してくれるのでとても参考になります。
最近のCMOSカメラではピントが合わせにくいのはなぜか?と聞かれたので、素直に画素ピッチが細かくなりすぎてピントがわかりにくくなっている、昔のDMKカメラとかは5.6μだったのが、いまや、3.75μやそれ以下になってますから・・と伝。
実際、自分もQHY5III178Cを惑星に使ってみましたが、これといった成果は得られませんでしたし、、
それもあって、2.9μ□のASI290Mではなく、ToupCamをチョイスしたというのもあります・・。

いずれにしても、天文仲間で天文談議、観望会では多くの人に喜んで貰えて楽しい時を過ごすことができました。
大和くんのことがあって、ちょっと凹んでいたのですが、まぁ、こちらは、心配するしかできることがありませんからね。
良い気分転換になったのでした。


11/27 自宅撮影

$
0
0
金曜日の晩、撮影しなかったのはやっぱり失敗だったなぁ・・と思いつつも、ちょっと撮りたいな、と思う天体も思いつかないのもあって、モチベーションが落ちてます。

今日は定時上がりだったのもあり、どうやら、明日の晩は晴れそうだ・・・
ということもあって、帰宅後、NJP赤道儀を展開。
透明度は、イマイチですが、まぁ、明るい惑星状星雲でも、撮ってみますか・・ということで、ToupCamで撮影しています。
久々に使うと設定等、ちょっと忘れてしまいますね (^^ゞ

ゲインは目一杯あげて撮るのをすっかり忘れてました。それでも、映像信号が潜るので、ちょっと困ったものです。
まぁ、実戦レベルでは問題なさそうなのですが・・
QHY5III178Cだと、ゲインを目一杯あげてしまうと、今度はかなりの星や星雲ハイライトが10秒でも飽和してしまうので、かといって、アナログゲインは入れた方が、固定パターンノイズには強くなると思われるので、少し入れる様にしたのですが、ちょっと、こちらと混同しかけました (-_-;) 

さて、僕のNJPは、AGS-1で制御・自動導入しているのですが、最近、機動すると、E方向のボタンが効かない事が大いです。
電源入れなおしたり、コネクタ刺し直したりすると直ったりするのですが、さぁ、やるぞ!という時のトラブルは参りますねぇ・・
ま、透明度も悪く、月もある・・ということで、X,Yケーブルを入れ替えたりしてみたりして、やはりハンドルコントローラ側ないし、AGS-1から赤道儀に接続しているケーブルに問題がある・・?いや、X,Y入れ替えても動かないのは同じEボタンなので、コントローラ側?
と、ここまで判ったら、んー・・Cielからだと制御系が違う(RS-232C)ので、動くんじゃね?
と、いうことで、試しに、自動導入させてみたら、問題なし。
うーん、そうすると、一番最初の基準星を入れる時はちょっと大変だけど、撮影開始してしまえば、ほとんど運用上の問題はないのでは。

と、ようやく、ここでおライオンの光軸をとって、当初の予定どおり、ToupCamでの撮影に入ります。
NJPの極軸も、設置した場所が若干悪く、蹴っ飛ばしたりぶつかったりするからでしょうね。ちょっと極軸がずれていたので、合わせ直しました。

2Fのアトラクスは比較的良く合っていると思うのですが、こちらは北極星が見えないで、チェックが難しいという面があって、自動導入の精度で判断しています。
今日はさすがに使用しませんが、、、

まぁ、なにはともあれ、月夜のテストということで、気持ち的には余裕があります。
また、寒さも本日は緩んでいるので、観測しやすい気温というのもあって、トラブルがあっても、おおらかな気持ちで対応できました。
これが、また、新月期で、超透明度が良い絶好の撮影日和!だったりするとかなーり、イライラが募ってしまうところ。
案の定?CielからはNJP赤道儀の制御も問題なく。これなら、まだ暫く騙し騙し使っていけそうです。ε-(´∀`*)ホッ



月に背を向けて・・

$
0
0
どうにも先週末から喉の調子が悪いデス・・。
それもあって、定時で帰宅。
透明度は良さそう!(・・をいをい ^^;)

オライオンは昨晩、出してありますからね (^◇^)
とはいえ、月も大きいですから、やれることは限られてきます。
ナローバンドで、オリオン座あたりの散光星雲は狙い目なのですが・・・・
生憎とオライオンと1インチCCDでは小さすぎて、これといったものがありません。
イプシロン200+ST10XMEなら、いろいろと撮れるので、今思えば、そうすりゃ良かった・・ Σ(゚д゚|||)ガーン
と、ちょっと後悔しつつ・・
イメージ 1
月に背を向けて フジ X-E1デジタルカメラ XF18-55mmにて、手持ち撮影

月に背を向けて、銀河巡りです (^^ゞ
きりん座の銀河等、ちょっと撮りたいのがあったので、月明りの中、撮影中です。

イプシロン200の方は、ちょっと試しに、と、QHY5III178Cで撮影しています。
案の定?接続に問題があり、ピントが出なかったり、やっとピントを出したものの、フランジバックが(だいたいあってるだろうとは思ったのですが)合ってない為、星像がヒドイです・・・

やっぱり、イプシロンは、適当に使っちゃいけない光学系ですね・・・。
厳密にフランジバック合わせて、光軸も厳しくとらないと、ちゃんとした性能が発揮できないなァ・・。
今回、光軸もちょっと怪しかったのですが、時間も時間だったのと、フランジバックがどうせ合ってないので、そのまま撮影テストはしています。
1枚あたり20秒程度のTNK撮影でどこまで写るのかチェック・・の予定で撮らせています。

先程、西から雲が流れてきていたし、どこまで天気が持つかなぁ・・。
イプシロン側は、そろそろ見切りをつけて、寝ようと思います・・・。

大和くんの呼吸がまた止まったそうで・・・
次は造影剤を使って、胃腸や気管の検査を行うことになるそうです。
ここまで来ると、何もなくて良かったというよりも、何か見つかって、治療する、という話しになってくれた方が良いような、やっぱり何もない方がいいような・・( ̄  ̄;) うーん
結局、一月以上、入院することになります、、、。

続・月夜の撮影

$
0
0
今日は会社の忘年会があったのですが、子供がどうなるか判らなかったのもあって、パス・・・
その大和くんですが、造影剤での検査も、問題は見つかりませんでした。
喜んでいいのやら、悪いのやら・・・ ┐('~`;)┌
なにはともあれ、また呼吸が止まることがなければ、月曜日には退院となるのですが・・・。

今まで先生が見てきて1、2ヶ月息が一時止まっても何も悪いとこが分からず、そのまま元気にいる子もいるって。
赤ちゃんはだいたい生後一ヶ月で成熟したと言われてて、大和はあと少しで成熟だねと。だから、もう少ししたら、もしかしたら呼吸が止まることがなくなるかもしれないよと。

とのことで。まぁ、ここまで見てもらって何もないので、健全なのかな~という気もしますしね。
逆に、自分の方が、不健康だわ・・(;゚Д゚)
いやー、、、40過ぎるといろいろとありますね。先週末に痛めた喉は多少良くなったのですが、菌がさらに奥にきて気管支がヤラれてマス。時々むせる・・・。昔はこんなことなかったんですがねぇ・・。
4,5年程前から風邪引くと、気管支(実際には人間ドックで見てもらったら肺っぽいですが・・)がやられて、長引きます。あーあ、トシとるといろいろありますねぇ・・。

さて、\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

月がありますが、いいお天気でしたので、望遠鏡を展開しています。
大和が大丈夫だった?というのもありますが、そろそろ銀河の季節。
少し、モチベーションは回復してきたかな?

星見丸にオライオン30cm。2Fベランダにイプシロンを展開しています。
19時半まで仕事して、買い物をして帰宅したのは、20時半?
それから、準備して、2式撮影開始できたのは、23時半でした。
んー・・・時間がかかってるナァ・・。もう少し、効率的にできないものか・・
特に、大きなトラブルがあった訳ではないんですがねぇ・・・。

オライオンは、月がありますが、銀河巡りで、只今、きりん座の小さな銀河を撮影中・・。って、しまった、撮ろうと思っていた天体、間違えたなァ・・。子午線、越えてしまったか・・?
ま、銀河巡りと考えれば、それもいいか。

しかし、時折吹き付ける風で、オライオン側はブレブレ。おまけに気温変化が大きい様で、アルミ筒のオライオンではぼけぼけに・・・
対して、イプシロンは鉄筒。おまけに、なんだろう?この安定度は・・・。風があってもびくともしない。
鉄はアルミに比べて膨張率が1/3ということもあって、外気温が5℃変化しても(計算上)ピント移動は許容できます。それもあって、凄く、使いやすい (^^ゞ
ただ、バックフォーカスは異常な程、シビアーなので(タカハシ製品はそういう傾向が強いですかね)、ちょっとこのカメラテストしてみたい、とかだとダメなんですけどね。
ガチで使いたい時には、やっぱり、安定度の高さと性能の高さを感じさせてくれます。
何回か、売却も考えた機材なんですけどね・・・。(口径、焦点距離が他の機材とかち合う上、ちょっと、自分には肌が合わん・・)
二束三文で売る位なら持っていた方が良さそうです。

さて、そのイプシロン200ですが、ぴんたんさんのミルクポッド星雲を狙っています。
んー・・・画角的には、ギリギリアウト!でしたが、、、撮ったことがない天体、ということもあって、撮影しております。

あと、1年前に、Tezさんに購入していただいたAstronomikの半値幅12nmのOⅢフィルターを使っての初めての撮影だったりします。
このフィルター、本当は、Ou4を撮る為に購入したのですが、今秋はほとんど晴れなかったので、撮影できず、でした。
OⅢは、495nmと500nmの2本の強い輝線があります。
しかし、半値幅が10nm以下の製品では、このうち500nmにのみ注力しており、せっかくの強い輝線のうち、片方しか拾っていません。
これって、つまり、F値倍増とか、露出倍増と同じ事になるんですよ(当たり前ですが、強い2本の輝線のうち1本しか捉えないのだから)
あと、Hαに比べて、OⅢ、SⅡは半値幅が広い方が、星のカラーバランスは崩れにくくなるかな・・・
もっとも、そのあたりはどう足掻いても、カラーシフト方式を導入しないと不自然にはなると思いますから、画像処理をマスターしている人にとっては気にしなくても良いか・・。

自分の手持ちフィルターのうち、最初期に購入したSchuler社OIIIは、やはり半値幅15nm?で、双方透過するタイプでしたが、ゴーストがひどいのと、経年劣化もあり、昨年のTezさんのお誘いで、ポチっていたのでした。

フィルターですが、やはりできれば、パラフォーカス、同焦点が望ましいです。
手持ちフィルターでは、Astrodon LRGB SAOがそうなのですが、フィルター自体が厚いので、ZWOのフィルタホィールでは、ブツリ的に干渉フィルターで、使えませんでした 爆
そのAstro丼も、SXVR-H694の4.65μレベルで見ると、フィルタ厚の公差で若干のピント移動は認められますし、ゴーストもGで発生します。
そう考えると、より安価で、豊富な種類のフィルターが揃っているAstronomikはなんとも魅力的。
今回は、OⅢですが、そのうち、LRGB, SAOを揃えたい気もしています。
多彩なフィルターワークが、自分の持ち味の一つですので、豊富な種類のフィルターがあるAstronomikは魅力があります。



遠天例会12月

$
0
0
今日は、今年最後の遠天例会の日。
14時から、開始ですが、食事を作ったり、また、TeamViewerの制御・監視様に、Linux Ubuntoをインストールしたものの、ネットワークドライバのインストールが上手くいかず、結局、役立たずとなってしまった、Hp 6910のPCに再びWindowsXPをインストールしてみたり・・。
いや、まぁ、惑星撮影様としてなら、ネットワーク不要なので、惑星撮影専用PCとして、活用していく目論見なのです。

なんだかんだだで、出かけたのは14時過ぎになってしまいました。
行ってみると、ミュートンさんと惑星連邦Nさんのお二人で、天文談議というより、災害時の対策等のお話をされていました。
これはこれで興味深い内容でしたが、GENTAさんが来られたら、えー。電源持ってきてないのぉー・・。
おっ・・そうだった。何か忘れてると思ったんですよね・・
一端、取りに自宅に戻ります。

約40分後、戻ってみると、ニンジャS浦さんに、yamatomoさん、と人数も増えてにぎやかに(^◇^)
イメージ 1
GENTAさんは、遠州のTezさん作のAstroShotのデモンストレーション。
大変便利で、yamatomoさんも、これ、売り物になるのでは・・
でも、結構、凝る人は凝るから、有償にしたら、大変なことになるかも・・?
2000円くらいで、ノンクレームノンリターンで、ということにしするといいかもね!
なーんて話しをしておりました。
ドキュメントもちゃんとしていたし、機能的にも販売してもいいのかも。

イメージ 2

GENTAさんのAstro810DとニンジャS浦さんのK-Pに話題が集中しました。
K-Pは最大ISO感度が、とんでもない値に・・(^^ゞ
ISO25000でも、実用になりそう、とS浦さんの鍾乳洞の作例を始め、yamatomoさんがググってみたPENTAXの天体写真の作例を見て、良いなぁ・・コレ・・。
個人的には、E-620と近い大きさと感じましたので、やばいっす。めっちゃ欲しい。
しかも、アストロトレーサー対応で、高感度ISOもOkときたら・・!

その他、例会では、ふたご座流星群、どう撮る?観測写真なら、1枚の露出は短くすべきですが、鑑賞写真なら、やっぱり30秒くらいかけたい、その方が立派な、火球を撮って作品にしたい。
銀塩時代なら、4連装カメラが・・。キズみたいな流星でもカウント。やっぱり、鑑賞用と観測写真とでは違うのよ。
流星写真のK山さん、元気かなぁー。Panaのデジカメ安いといってた事があったので、4連装デジカメでやってるんじゃ?
などなど。
最後に、写真展会場の展示を見て、写真展、どう展示すべきか・・・などなど。
まぁ。若者が参加していないのもあって(次回は誘ってみしょうかね・・)、話しが時折、途切れることはありましたが、充実した例会でした。
個人的には、yamatomoさんが、アトラクス用の自動導入システムを検討してくれているのが判っただけでも大きいです。
あと、稼働率が低かった、AT65EDTをニンジャS浦さんに買い取っていただきました。
自分としても良い機材と認識していたので、破格の値段は呈示しなかったのですが・・・。前回の星を見る会で、買いますよーとのことでしたので、今回、お譲りしました。
素晴らしい望遠鏡だけに、新しいご主人様の下で大活躍してくれることを期待したいところです。

前にも書いたように、今、自分の手元にある望遠鏡は、どれも、素晴らしい性能があり、気に入っている光学系ですから、あんまり、譲ろうという気にはならないのですが、今回はお互いの価値観が一致したこともあって、お譲りすることにしたのでした。

まぁ・・大和が無事、退院してくれば、暫くは自宅撮影になりますから、ね。焦点距離的にもGENESIS SDFと競合してきますから、で、あれば、AT65EDTは出番は少なくなる筈、です。
だったら、使ってもらえるなら、譲った方がいいですからね。
今後の活躍を期待しています。


2誌入選!

$
0
0
今日は天文雑誌の発売日でした。
雑誌では早くも新年号です!

星ナビ 2018年1月号 入選作 つる座のトリオ銀河 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコア2 SXVR-H694冷却CCDカメラ

あまりにも晴れないので、昨年撮影した画像を処理してみました。
しし座のトリオ銀河の様に、3つの特徴的な銀河が並んでいて面白い被写体ですが、南に低くて難物です・・。

構図については確かに、少し気を使った覚えがありますが、コメントは褒めすぎです・・ ( ̄▽ ̄;) 
昨年、福田港で撮影した天体でしたが、こうして採用していただけると嬉しい限りです。
この天体、2004年に竜頭山で撮影して以来、再撮影したかったのですが、獅子ヶ鼻公園では木にかかったり、ぼうらやさんだと薄雲で写りが悪かったり、星像が肥大したり、ガイドエラーになったり、、、となかなか撮影チャンスに恵まれてきませんでした。
福田港の南の空の良さに助けられて、ようやく満足のいく作品を得ることができました。
ただ、海ならではの問題で、大気の浮き上がりが大きく、Lフィルターでの星像は縦に伸びていました・・。
最初は、ガイドエラーになっているわけでもなく、なんで星が伸びるかなぁ~・・と思ったものですが、Rフィルターに切り替わったら、星が丸い。あっ・・大気差かぁ・・とようやく気がついたのでした。
この作品では、カスタムフィルターによる1次微分を行って、星像と星雲の大気差によるボケを画像復元している他、星はRGBフィルターで撮影したものも使ってなんとか仕上げています。



イメージ 1
天文ガイド 2018年1月号 入選作 NGC253 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコア2 ALICE-Ⅱ CMOSカメラ

ラッキーイメージングでNGC253のディテールに迫ってみることに試みました。

自宅ベランダ、星見丸から撮影したNGC253です。これがまた、ものすごく苦労しました・・・
多数枚の画像処理で、時間がかかるのは、まぁ、仕方ありませんが・・。今回はそれだけではなく。

今のALICE-Ⅱは、昨年夏、引越し前に、慌てて急造した2号機なのですが、従来の1号機に比べてセンサの感度ムラが大きい様です。ぼうらやさんで撮影している分には光害がまだしも抑えられていた為、問題が表面化していなかったのですが・・・
自宅からの撮影では、この問題に見事に直面してしまい、参りました・・。
幸い、このNGC253は枚数も多く、なんとか補正できましたが、より低空のNGC1365等は、モノになりそうもありません・・・(;´д`)トホホ…
写りは良いのですけどねぇ・・。

この様なやや低空の天体はシンチレーションの影響を大きく受ける為、ラッキーイメージング自体はかなり効果があると思っています。
思っていますが・・・選別が大変 (◎-◎;)!!
うーん、ソフトにお任せ、でも、良いのかもしれませんが、時々、大きく星像が流れている(風等のせいで)ものは目視で弾いた方が、良いようです。
ただ、低空の天体を比較的短時間で撮影すると、惑星写真と同じ様に、画像のいち部分はいいのだけど、別の部分は、シーイングで歪んでいる・・などの問題もあり・・・。実は目視選別だとかなり悩まされてしまいます。
星像が崩れているものだけは目視で弾いて、あとはソフトウエアにお任せ選別が良いかな?(精神的に ^^;)と思いました。

まぁ、苦労しても、最高の1枚が得られるなら、やるだけの価値はあると思います(NGC253は正直にいえば、もう少し写って欲しかった気がしますが・・)、こうして入選してくれると、苦労も報われたというものです。
今、処理しているものも、えらい苦労していますが、また頑張ろうという気になれます。


Viewing all 781 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>