1/4日は、浜松に夕方戻ってきたので、ぼうらやさんに行ってきました。
その前に・・・
撮影はじめ フジ X-E1 XC50-230mm 230mmF6.7にてパチリ。
1/2の月と金星の接近です。こういうのも、ちゃんと抑えておかなくっちゃね!
ただ、固定撮影だと、2秒露光だと、日周運動のズレが案外判ってしまいますね・・・。
さて、帰宅後、少し用事を済ませて、食事も済ませて、出発は19時59分になりました。
もう少し早くでかけるつもりでいましたが、まぁ、早く行っても月がありますしね・・
磐田市内の気温は9℃。
一路、ぼうらやさんに向かいます。割りと自宅の近くから、遅い車がいて、少しいらいら・・。
追い抜くかどうかビミョーな速度だったのと、どうせどこかで、曲がるだろうと思っていたのですが、結局、磐田原台地を降りるまで、いやがりました・・・(=`ω´=)
そんなこんなで、普段よりも、少し到着が遅くなったわけですが、気温は7℃と、この時期にしては温暖です。
晴天も続いていたからでしょう。空はなんというか、眠いというかヌケが悪い感じ・・・
下の写真でも、地平線に近いところは赤くなっていることから、透明度の悪さが判りますね・・。
南低空には雲もあるようで、カノープスも全く見られませんでした。
その割に、風は強い・・・。まぁ、夜半からは収まってくるGPV予報のお告げを信じてセッティングしていきます。
機材はいつもどおりのオライオン30cm反射望遠鏡に、冷却CCDカメラ SXVR-H694です。
セッティングは、22時くらいには完了したのですが、収まってきつつあるのですが、時折、ぶわっと大きな風が吹いてきて、キャリブレーションすらまともにさせて貰えない・・・
そうそう、ガイドカメラのLodeStarのUSBケーブルが抜けかけていて、認識しないで、少し悩んだと、トラブルもありました・・・(まぁ、このくらいなら、いつものコト、いつものコト・・・ ^^;)
しっかし、風もあり、ピントが決まりません。シーイングも悪いみたいです・・。
夜半からは、風は収まってきてくれましたが・・・
最初暖かかったものの、夜半からは激冷・・・。こうなってくるとアルミ筒のオライオンでは、ピンぼけ量産です・・
シーイングも悪いので、気温か?シーイングか・・?と判断もできず、、、
どうも、今回も坊主の様です・・(;´д`)トホホ…
2式目として、GENESIS SDF屈折望遠鏡を持ってきました。カメラは、例の蒼いヤツです。
PCも、Windows10を入れた22th CCD Controller FMV LifeBookです。QHYのドライバはインストールしてあって、動作も確認できているので、安心してたのですが・・・・
Cielも自宅で起動はさせて初期設定は済ませてあるので、ここまで問題なく・・・と、思っていたのですが、ASCOMで、SkyExplorer赤道儀を認識させようとしたところ、ドライバが無いよ!!と、文句が・・・😨
げげ、、EQ Modはインストールしたと思いましたが、そういえば、Driverも入れなければいけなかったんだっけ・・・。
こんなこともあろうかと思って、いつも、使っている、13th制御PCがある!PC2台出すのは面倒だけどなー・・と、思いつつ、ガサゴソと車の後部座席を探したのですが・・・
あ、あれ?無いよ・・・?
あっ、そういえば、前々回のときに、普段使わねーや・・と、物置に置いてきた覚えが・・・
それで、福田港での45Pの撮影時にも困ったんだった・・・
ぐ、ぐむむ・・・。万事休す・・・・。
と、言いたいところですが、まぁ、SE赤道儀そのものはハンドルコントローラから単独で、導入できます。
ただ、精度がねぇ・・・
これを見越していたわけではないのですが、ガイドカメラは、いつもの親子亀方式で搭載するFC-50ではなく、微動機能があるVixen60Sを持ってきています。
GENESIS SDFは、ファインダーがないので、ファインダー代わりとして使えるようにという目論見はありました。
普段使う、デジタルカメラと違って、今回は、チップが小さなQHYですからね。
予め、導入困難なことは想定して、策をねってはありましたが・・・。
まさか、バックアップ用PCを忘れるとはね・・・。
ガイドについても、ASCOM経由で行う予定だったのもあり、ST4互換ケーブルもない。
案外、みなさんが良く使うRJ11のST4互換ケーブル、旧いボクの機材では使わないの・・・だから、入ってないの・・・。自宅にはゴロゴロしてますけどね・・・(;´д`)トホホ…
今度、ちゃんと工具箱に入れておこうと思います。
とりあえず、極軸を合わせた後、ここ最近、ちゃんとドリフト法で、東西側(南中前後の赤緯0度付近の星を使って調整)だけは、合わせる様にしていましたから、まぁ、ノータッチガイドでいけるだろう。
もともと、15秒露光で撮るつもりだったしね!
ちなみに、東西側だけでも合わせるというのは、遠天のタカさんから教わった方法でして、これだけでもやると追尾精度はかなり違ってきます。さすが、銀塩で60分とか露出していた時代の人だっただけはありますね。
的確なアドバイスだったと思います。
EM-200側でも、やった方がいいかなぁ・・・。
それなりに、これでいいかというところまでドリフト法で合わせて(15分くらいでしょうかね・・・)、次に、ガイド鏡と主砲の視野を合わせたいところだったのですが、高さ方向の微調整が若干足りず・・・。まぁ、ファインダの役目は果たせそうだから、これでいいか。
とりあえずは、1StarAlignで、基準星を入れます。
それから、自動導入をかけますが・・・
ううむ、やはり、導入精度はイマイチ・・です。
Cielからだったら、改めてSyncすることもできますが、ハンドルコントローラだといくら探しても、同期するコマンドが見当たらない・・・・。
まぁ、いいや。
M42は撮ってもテストにならんので、もともと、考えていた馬頭星雲を、手動で導入・・っと。
ピントは・・・さすがに、2.4μ□の画素ピッチは高精細すぎて・・・
む、難しい・・!!これ、マイクロフォーカサーが無いGENESISだとシンドイなぁ・・・😨
かなり、時間をかけて、追い込んでいって、やっとこさ撮影開始!
ドリフト法のおかげもあって、15秒くらいなら、追尾していそう。
当たり前?でも、SE赤道儀、その昔、NewFD300mmF2.8L、EOS KissDNで、1分ノータッチできなかったからなぁ・・
高精細のQHY178Cだと少し心配していましたが、問題なさそうです。
あとは期待どおりの感度があれば、といったところです。
馬頭星雲 QHY5III-178C GENESIS SDF屈折望遠鏡(540mmF5.4) 15秒×27コマ TNK撮影
また詳細は別の記事で書きますが・・・。F5.4の望遠鏡で、1コマあたり15秒。センサが小さいので、このシステムだとフラット不要。ダークも今回無し。
・・AMPノイズがあるので、本当は引いた方がいいのですが・・。S/Nが悪化するしなぁ・・・
ホットピクセル除去後に、DSSでスタック後、ステライメージでレベル調整とソフトビニングしただけです。
写り具合としては、想定どおり。ただ、赤い星雲よりは青い星雲の方が写りが良さそうですね。
センサが小さい上、保護ガラスがあるので、ゴミの心配があまりありませんから、フラットは無くても良いのがミソですね。
さすがに、これで、1時過ぎくらいになってたかな・・・
疲れ果てたのもあって、車で仮眠・・・。
とはいえ、オライオン側が2時には、被写体を変えないと・・・。
と、起きてきて、被写体を変更。思った以上に冷え込んでいるようです。
ピントはかなりずれていました・・。
とはいえ、ここでの合わせ直しも、かなり苦労しました。シーイング、悪すぎ・・・。
冬の星座も西に傾き・・・。QHY178Cの方は、もうひとつ、銀河の色彩がどうなるか見ておきたいこともあり、
再びSE赤道儀と大格闘です。
目視で、M51を入れようとしたのですが、口径6cmでも見えるとは思うんですけどね・・・
この望遠鏡、買ったのって、たぶん、17歳のとき。さすがに四半世紀過ぎて、扱いも粗雑だったので、ガラスがやや曇ってるのもあって、見つからない!悔しいな~_| ̄|○ il||li
ううん、仕方ない。自動導入に頼ろう・・・。
3-StarAlignを行って、M51へ・・・
しかし、やはり導入精度が悪いみたい。じぇんじぇん入らない!
うーん、星並びからして、ここにいるはずなんだけどなぁ・・・と、少し露光時間を長めにしてみたら、視野の端っこに引っかかっておりました。
らっきー♪
はー、やれやれ、めっちゃ疲れたヨ・・・
もう時刻は4時過ぎ?とりあえず、もう少しは寝ておこう・・と、思ったのですが、電気毛布は持ってきているんですが、どうにも寒くて眠れず・・・
気温は0℃ほどまで落ちたのではないかと思います・・・(そりゃー、オライオン、ピンぼけになりますわ・・・)
少し、うとうとしたと思ったら、目覚まし時計が鳴りました。
5時半です。
低空なので、撮れるかどうか判りませんが、一応、C/2016U1 ネオワイズ彗星を狙ってみようと思っていたんですよ。
しかし、ぼうらやさんの木々もだいぶ伸びてきているので、まず無理か・・・
諦めて、フラットが撮れるまで、寝ようかな・・・とも思ったのですが、実際、一旦、車に入ったんですけどね。
ううむ、木の間からでも撮るだけ撮ってみるか?!なんて、思い直して、SE赤道儀側は、最終ミッションへ・・・
アライメントはしてある。が、導入精度が悪い。
そこで、さしあたり、M13だったか?6cmでも、確実に見える天体を導入して、どれだけずれているのかを先ずは確認。左上の位置に天体がくるので、右下に動かせば目標が入ってくる・・・
これだけ判れば、十分?
まずはM14を入れてみる・・・。と、やはり木々の向こう。6cmガイドスコープでは確認できませんが、右下にやや動かして、撮像してみると・・
木々の向こうのM14 QHY5III-178C GENESIS SDF屈折望遠鏡(540mmF5.4) 5秒露光
お・・・いたいた・・。
Cielなら、ここでSyncすれば、確実に入るんだけどなー・・・
と、予め、彗星の座標位置をメモってきていたので、そこの座標に向けて、コントローラを動かしていく・・・
やはり木々の向こう、ガイド鏡では彗星は見えない・・・。
C/2016U1 ネオワイズ彗星 QHY5III-178C GENESIS SDF屈折望遠鏡(540mmF5.4) 5秒露光
しかし、撮影して、ステライメージで、Debyer(カラー化)してみると・・・おっ、いたいた♪
残念ながら、彗星の方は、薄明がかなり進行してきても、木々から出てきてはくれませんでしたが、45Pと同様に、まぁ、撮れれば満足です♪
テイルも左上の方に伸びている気がしますから、後で、コンポジットしみるだけしてみましょうかね・・・
いやー・・めっちゃ疲れましたが、QHY5III-178Cの方は、想定していたミッションをコンプリート!
何気に、満足感があります。
オライオン側の方は、シーイングに恵まれず、残念だっただけに、喜びも大きいというか (^_^;)
まぁ、本当は、オライオン側でも一作品できれば最高でしたが・・・
薄明光でフラットを撮りつつ、片付け。
さすがに、1時間ちょっとしか寝てないのもあって、ヘロヘロ気味。2台片づけともなると、それなりに時間がかかってしまいました。朝日がまぶしい。
時刻は、7時半、ジャスト。車のエンジンをかけると、カーラジオから、ズミさんのオープニングトークが流れてきました。静岡に戻ってきたなぁと思いつつ、ぼうらやさんを後にしました。
気温は2℃。やはり夜明け前は0℃くらいまで下がったんじゃないかなー・・・・
オライオン側の撮影データは、未だノートPCに入れたまんまですが、期待できそうもないですしね、、(;´д`)トホホ…