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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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フジX-E1 デジタルカメラによる天体写真 

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D810Aいいなぁーと思ってしまいますが、フジのX-E1もなかなかの性能があります。

あともう一歩、キレ味と感度があがれば、手持ちのSXVR-H694にとって替われるかもしれないので、そういう点ではD810Aなら???と思わないでもないのですが・・・

M45すばる NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ フジ X-E1デジタルカメラ 5分×10枚 SkyExplore赤道儀 DSIProにてオートガイド

固定がやや甘かったせいか、バランスか?ガイドが流れてしまってました。
まぁ、それでも、勉強用の素材として、デジカメ画像を久々に処理。
一応、星マスクを使って、飽和を抑えつつ(以前にGENTAさんから教わった方法)、周囲の分子雲もできるだけ出すように・・・つまり、普段の冷却CCDカメラの処理とは違う方法を採って処理しています。

IC405,IC410付近 NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ フジ X-E1デジタルカメラ(未改造) LPS-P2光害カットフィルタ使用 5分×10枚 SkyExplore赤道儀 DSIProにてオートガイド

すばるとはまた別の日に撮影したものです。
この日はガイドは概ね問題なかったみたい。ただ、ピントか?星像はもういま一歩・・・。
フジX-E1は拡大できるのですが、ちょっと拡大率が不足かなぁ・・・。GENESIS SDFなら問題ないのですが、さすがにF2.8の望遠レンズでは若干、ピントを外しているのかも・・・。

たびたび、ブログでも紹介していますが、X-E1は未改造でも、赤い星雲が十分に写ってくれます。
個人的には、ここまで写ってくれれば、十分です。
Sh2ガーとか言い出さない限り、十二分のHα線感度があると思いますが、如何でしょうか。

それにしても、もう少し、透明感というか、自然さが出せると良いのですが。
デジカメはデジカメで、また画像処理が難しいですね・・・
手なれる、とまではいかなくても、いざ、冷却CCDの代替えが可能となったときに、戸惑わない様に、デジタルカメラによる天体画像処理もある程度は身につけておきたいと思います。


ぼうらや冬の陣!

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今はいいお天気なのですが、夜には曇ってくる予報・・・
せっかくの新月期なのに、残念です。
それを見越して、というワケではないのですが、ウィークデーですが、ぼうらやさんに行ってきました。

1/22(日)は、夕方から晴れてくる予報だったのですが、思ったよりも天気の回復が遅い様で、、20時でも、曇っていたのもあって、パス!
1/23(月)
翌日、嫁さんが用事がある為、有給をとってたのもあり出かけることにしました。
が、寒気が入ってきて、めっちゃ寒い・・((((;゚Д゚)))ガクガク
う、うーん、行きたくないけど、新月期だし、明日休みだし・・・ここで、行かなきゃ、さすがにねぇ・・
と、いうわけで、行ってきました。
磐田市内でも、気温が0℃、ぼうらや着時で、-3℃だったかな?案の定?めっちゃ寒かったです・・・
おまけに、風、しかも、かなりの突風が吹き付けており、、、
イメージ 1
風に煽られて、こんなん、ばっかりですよ ٩(′д‵)۶
AstroGPVで見ると、一応、風は2なんですけどね・・。オライオンはとにかく、風に弱い。

何か忘れたと思ったら、ブログ用のデジカメ忘れてました・・。

夜中に気温は-6℃ほどまで下がったかな?電気毛布等の暖房機器を持ってきているのですが、寒すぎてあんまり寝られませんでした。
休みとっているので、のんびり片付けて7時半に帰路につきました。
明け方、帰宅する時に、獅子ヶ鼻公園のふもとを流れている川が凍っているのが印象的でした・・。

1/24(火) 
疲れもあって、1日ほとんど寝てしまいました。起きたら、夜・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
せっかくの有給だったのですが、なんとも、勿体無い使い方をしてしまった。
ゆっくりと休んだのもあって、今晩も出撃。
とはいえ、なんとも調子が悪い・・・。
そのせいか、北極星を間違って、導入してしまい、組み上げた後で気づきました。
仕方ないので、一端、望遠鏡は下ろして、バランスウエイトを外して、もう一度セッティング。
お・・いたいた・・。なんで間違うかなー・・・と、思いつつ、再度、望遠鏡を載せました。
が、はい、気がついた人は凄い。バランスウエイト、付け忘れてました・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
極軸高度軸がぐらりと動いて、危ない、危ない。
なんとか、もう一度、望遠鏡を下ろして、今度はきちんとウエイトをつけてからセッティングしたのですが、EM-200赤道儀、痛めてないかなぁ・・
イメージ 2
オライオン反射望遠鏡と北斗七星 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42EDにて

なにしろ、EM-200赤道儀が貧弱に見えるくらいですからね・・・

この日は、合わせ直したハズの極軸も大きくずれていて、自動導入が上手くいかなかったり、やっと撮影開始できる・・と思ったら、またもや風がでてきてしまい・・(おまけに夜明けまで止まない・・どころか明け方の方が、ひどかったような・・)、踏んだり蹴ったりでした・・・。

1/25(水)
定時日ということもあり、卓球をやってから、帰宅。19時51分にぼうらやに出撃してきました。
今日は少し暖かになったのもありますが、昨日のウエイトつけないままオライオン載せちゃった事件で、EM-200がおかしくなってないかどうか、チェックしたい(昨日は結局、風のせいで、追尾不良が、風のせいなのか赤道儀のせいなのか判断できず・・・ってか、やっぱり全滅カヨ・・・と、いう状況)
まぁ、風はまた同じ位の予報なのですが・・・

昔は、結構、平日でも、ぼうらやさんに撮影に来ている人がいることもあったのですが、最近は、ひとりだな~
なんて考えて、ぼうらやさんに向かっていったら、なんと、GENTAさんがいらしてました。
イメージ 3
GENTAさんは、星空診断に来られたそうです。
ちょうど星空診断も終わって、テストされているところでした。
少しお話したら、ここ数日、星空診断で、福田港に獅子ヶ鼻公園、観音山(は、入れず)、と、いろいろな場所にでかけられていたそうです。

平日なので、21時過ぎには帰られましたが、やはり同じ同好会の仲間が頑張っているのは嬉しいなぁ。と感じました。

冬の大三角からカノープス オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42ED 14mmF3.5にて

ぼうらやさんは光害がキツイのですが(写真は画像処理で多少軽減してあります)、それでも、低空まで、良く見えます。
カノープスもバッチリ!です。

ひさびさにE-620を持ち出したのですが、やはり星空だと、ミラーレスよりも、一眼レフの方が、構図が決めやすくて良いですねー。
あと、E-620のイルミネーションボタンが暗闇だと便利でした。
あとリモコンとかなくても、60秒露光できるのもGoodかな。

ただ、冬の天の川の写りからすると、フジのデジタルカメラ、X-A1の方が良く写る印象・・

さて、この日は、ガイドは上手くいくのが判ったので、初期の目的は達したのですが、今度は、光軸がアヤシイ。
カメラを外して、もう一度、レーザを入れてチェックしてみたら、案の定、ズレていました。
うーん、なんでかなぁ・・・

結局、この日も、この後は風が吹いてきて、結局作品はできなさそう・・・。
イメージ 4
ジョンソン彗星  オライオン30cm反射望遠鏡 SXVR-H694にて 一部トリミング

まだまだ小さいですが、ダストリッチな彗星の様です。風で、ブレて、またしても、星が・・(;´д`)トホホ…
まぁ、彗星は撮れればOkかなぁと思いつつ・・・でも、がっくり。

1/26(木)
いやー・・・さすがに、ここまで全滅なので、どうしようか悩んだんですけどね。
夜半から曇る予報が、少しずれて、2時までは撮れそう・・
悩みつつもでかけることにしました。
以前に天気予報を見た時に、曇るから、暖かくなるんだ、と思ったのですが、いざ、出発してみたら、磐田市内1℃。ぼうらや着時で、-2℃・・・なんとなく、騙された気分。
透明度は、これまでに比べると、やや劣る感じです。それでも、トータルで考えたら、7/10はあげられるけどね。
ただ、この日は風はあまりない。

なので、安心して撮影に入りました。さすがに連戦なので、1枚目のガイドが上手くガイドできているのを確認して、速攻で車の中で寝たのですが・・・
イメージ 5

まあ、もともと低空の銀河で、シーイングが悪かったのですが、、6枚目くらいから、突然ピンぼけに。
突然の大きなピンぼけ・・・。これって、経験あるぞ・・。シュミカセで。
前回、光軸が狂っていたのと関連付けて考えると、ミラー保持が鏡筒の姿勢によってあるところで、ガクッとずれて、ミラーが動いたのではないかと推測・・・ Σ(゚д゚|||)ガーン

うーん、以前、落下させた時にセルが少し歪んでいて、若干、ミラー保持に問題を抱えているには抱えているんですよね。
22時から0時までの2時間が無駄になってしまいました・・ヽ(`Д´#)ノ

仕方ないなー・・と、思って、ピントをあわせなおして、次の銀河へ・・・
ところが、車に戻る際に、西の空を見てみると、早くも雲が・・・
これは予報より早く曇るかもしれない・・・。
案の定、データを見ると、1時から曇られてしまいました。。。
3時に目覚まし時計で起こされて、外に出てみると、一面の曇り。雲の間から星は見えていますが・・・
隙間狙いで撮る元気もなく。
おまけに、想像以上に気温が下がっていたのもあって、片付けるのはメンドウ・・。
まぁ、雲でフラット撮らせればいいや、と、そのまま赤道儀の電源切って、車の中で、ぐっすり寝てました。

それにしても、これだけ撮影していたら、さぞや作品ができる気もしますが、機材のチョイスが悪かったですね・・・。まぁ、仕方がないですが・・・。イプシロン200があればなぁ・・・( ´Д`)=3

ケンタウルス座 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42ED 14mmF3.5にて。

ケンタウルス座って、子供の頃、好きな星座No1でした。
今でも、好きかな?銀河たくさんある星座ですし、αケンタウリ、リギル・ケンタウルス、ハダルといった日本(本州)から見られない一等星があったり、魅力的な星座です。

まぁ、この写真が撮れただけでも、ヨシとしましょう。
ω星団も写っています。撮るなら、透明度が良いこの時期がいいかもしれませんね。

金曜日は、GPV見て、1時には曇りそうだったのと、嫁さんの用事があり、出かけるにしても、22時半になってしまうのもあって、諦めたのですが・・・。
GENTAさんによると、結構良かったみたい。うーん、やる気が見事に空回りな週間でした。

フジフィルム X-E1(未改造)によるカリフォルニア星雲

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せっかくの新月期でしたが、浜松方面は生憎のお天気で、ちょっと残念でした。

来週も晴れる予報。月曜日は、雨が降る上、風も強いので、パスとして・・・火曜日は、今後の天気予報の推移次第では行きたいな。
イメージ 1
水曜日は定時日ですので、この日も行ければ行きたいところですが、まぁ、この後の推移次第、といったところでしょうか。
仕事の方は忙しいですが、まぁ、そういう点では眠たくなる心配はない・・・(打ち合わせとか、事務処理とかだと寝不足はキッツイですが・・ ^^;)
風の予報だけで見ると、チャンスは、火曜日と金曜日ですね。でも、土曜日は朝から用事があるにはあるけれど・・・。
なんとか、遠征して系外銀河作品をゲットしてきたいです (`・ω・´)ゞ

さて。こちらが本題

カリフォルニア星雲 フジ X-E1 デジタルカメラ NewFD300mmF2.8L望遠レンズ 5分×11コマ ぼうらやにて
LPS-P2フィルタ使用。

昨年末に撮影していたカリフォルニア星雲です。
ノイジーですが、2k画像はこちら つhttp://photozou.jp/photo/photo_only/2183755/244919100
X-E1は、未改造機ながらも、カリフォルニア星雲も十分に描写できていると思います。
周囲に分子雲もあるのが面白いですね。さすがにこの露出では、不足していますが・・・
星像もこれくらいなら、作品になりそう???
そうなってくると問題はピントかなぁ・・・。やはりEi-Fiカード使って、スマホに送って確認かなぁ・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン

この天体を撮るのは、5,6年ぶりだったかな?以前は、ハートレイ彗星が来ていた時に、前座として冷却改造EOS Kiss DNデジタル一眼レフカメラで撮影した記憶があります。
わーぉ・・・。そうか、NGCさんのブログを見て、バックフォーカス改善前の光映舎のアダプタのままだったこともあり、また、韓国産冷却KissDNのスケアリングの問題(自重もあるか・・)あり・・で星像が周方向にズレたりしてますね・・。
いろいろな面で、前回撮影時より、成長しているのが判って良かったです (; ̄ー ̄川 アセアセ

NFDサンニッパは、オリンパスのデジタル一眼レフカメラ、E-300との組み合わせでも撮影したなぁ・・
オリンパス E-300 デジタル一眼レフカメラ NewFD300mmF2.8L望遠レンズ ぼうらやにて。

これを使ってみて、星像の周方向の崩れがなかったのを疑問に思って、それからNGCさんのブログから、フランジバック調整をする決意をしたのでした。ちょっと懐かしい。
まぁ、いろいろとやってみて、方向性を決めていく、というのが自分のスタンスかなぁ・・。
それにしても、CCDだからか、E-300の味付けなのか、処理の問題なのか・・。撮影自体は同時期なんですけどね。コクがある色合いがKiss DNとは違いますね。
そういえば、この頃は、GENTAさんやミュートンさんと、結構、ぼうらやに足繁く通ってたのも懐かしいです。

それはさておき。
SE赤道儀とNFD300mmF2.8L、X-E1デジタルカメラの組み合わせだと、ぼうらやさんからでも、いろいろと散光星雲や、これまで撮影してこなかった分子雲など、いろいろと楽しめそうです。

オライオン30cmと、併せて、300mmコンビで、近場遠征を楽しんでいこうかなと思います。
もっとも、さすがにウィークデーだと2台はとても出せませんから、できれば、休日前に晴れて欲しいものです。

ぽちっとな

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ここのところ、気になっていた中一光学の135mmF2.8望遠レンズ。
遠天だと、ハルカイさんがテストされていて、なかなかに素晴らしい星像であるのは、少し前に知っていたのですが・・・。
GENTAさんもお買いになって、かつ、安いのは今だけ!と言われてしまうと・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・

ついついポチってしまいました。
だって、どのみち、欲しくなりますからねー。
特に、昨年末のX-E1 デジタルカメラによる撮影で、明るい望遠レンズの必要性を改めて感じたわけですし。
分子雲の撮影や、肉眼彗星の長く延した尾っぽを捉えるのに使っていきたいナ、と考えています。

イメージ 1
中一光学 135mmF2.8 レンズ他  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ ZD14-42EDにて。

とりあえず、350mlの缶チューハイと並べてみました。鏡胴は350ml缶よりもスリムです(笑)
左はもともと持っていた青ハロ盛大のAi-Nikkor135mmF2,8。
コーティングの艶やかさはなかなかのものです。ただ、反射はさすがに、新型の中一の方が良く抑えられています=透過率が高い
イメージ 2

フードを伸ばしてみたところ、中一のは、スレッド(ネジ切り)でしたが、さすがにニッコールレンズの方は、植毛紙で、まぁ、この写真を一見しても解る様に、どちらが、効果的なのかは、言うまでもありませんね。
でも、このニッコールレンズも、さすがに古いだけあって、逆光耐性は弱かったしなぁ・・

いずれにしても、135mm望遠レンズはAPS-Cに装着すると、換算200mmになるので、いろいろと使い出があると思います。
フジ X-E1 Nikkor135mmF2.8にて。 モデルさんは、トヨタファッション 狩野すみれさん。

F2.8の焦点深度の浅さを活かした写真も撮影してみたいですね。

イメージ 3

あと、ステライメージ8のアップグレード案内が来てました。

うーん、目玉となる機能が、自動化・・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン
ちょっと、VerUp,悩んじゃいますね。デジカメの人には良さそうですが・・・
シンプルなI/F・・・。まぁ、これも、これで、使い易い様な、ベテランの立場から見ると、使わなんよなあ・・
だいたい、作品に仕上げるのに、苦労しているのは、シンプルにゃ行かないからなワケで・・

逆にいえば、シンプルで済んでしまう、というレベルでは、昨今の星ナビGallaryでは通用しないのでは?と、思わないでもありませんが・・・(´Д`)

ただ、メモリ管理改善による多数枚一括コンポジットが可能、ガイドエラー除外・・の2点は今後の自分の方向性と合致していますから・・・
こちらも、購入決定ですね(嫁さんへの言い訳考えねば・・・)

大型投資はないのですが、なんだかんだで、ちまちまぽちぽち。
やや、アパート暮らしで月々、出血しているというのに、なんだかんだでポチってるぞ・・Σ (゚Д゚;)

個人的には、他にも気になるソフトがありまして・・。
次の作品を処理してる最中(完成までは、あと一歩?、2歩??やり直し???)なのですが、淡モノということもあり、またまたFlatAideのお世話になりました。

最初にとった最優秀でも、お世話になりました m(_ _)m
ギャラッド彗星 GENESIS SDF屈折望遠鏡 ST8300M 冷却CCDカメラ 天文ガイド2012年4月号 最優秀作

薄明によるカブりをFlatAideがみごとに補正してくれたおかげで、良い作品を得ることが出来たのでした。
懐かしいなぁ。
それこそ、捨て鉢(すてらいめーじ8)の様な自動処理ではないかもしれませんが、高い応用性という点で、
FlatAide Proも気になっているところなのです。

風ニモマケテ、冬ノサムサニモマケテル・・

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うーん、昨晩、今晩と晴れてはいるのですが・・・
どうにも、風が強い予報です・・
イメージ 1
先週の、風量2であっても、ブレブレ画像を量産したのがちょっとトラウマになっていまして・・・
この風量では、とてもではないが・・・という気がします。
まぁ、仕事の方もかなり立て込んでいるのもあって、ちょっと疲れ気味、というのもあるんですけどね・・

風があっても、ノータッチガイドなら、いけるのではないか、ということで、帰宅後、ALICEⅡを準備してみたのですが・・
イメージ 2
ALICEⅡ 半自作CMOSカメラ  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラにて パチリ。

ちょっとテキトーな造りで恥ずかしいんですが、まぁ、、頑張っても、あんまり変わらないかなー・・
ただ、引っ越し前に、急造したので、かなり雑です(木製フレームを作った試作1号機の方がよほどしっかりしてる・・)

それはさておき。
Windows10のPCから、USB-シリアル変換が、!マークがついて認識しなかったり(ALICE-Ⅱは認識したのですが)、フィルタホィールにALICEⅡが取り付けられなかったり(モータ側を接眼部側にすることで、クリア)、いろいろと、思った以上に手間取ってしまいました。

ALICEⅡは、天文用カメラではないので、当然、ASCOM等には対応していないので、フィルタホィールは接続しているものの、制御できません。
そこで、ASI120MMをダミーのカメラとして、MaxImDLから、フィルタホィールを制御させてみようかと。
ダミーカメラでの撮影画像から、何時にフィルタが切り替わったか、判断すれば、ALICE-Ⅱ側のフィルタの切り替わりも判断できるハズ。

ただ、ASI120MM、最長で2000秒までだったのですね。てっきり3600秒まで露光できるかと思ってました・・。
あとは、ドライバを新しくしたら、以前にダークで潜って困っていたのが解決していそう。
ASI120MM自体も悪いカメラでは決してありません。

オリオン座大星雲 中心部 Orion30cm反射望遠鏡 直焦点 ASI120MM CMOSビデオカメラにて。

QHY5III178Cと上手くコラボ(LRGB合成等)できると面白いかも・・?
意外といいコンビになるかもしれません。
こちらも、どこかでテストしてみたいですね。

と、まぁ。なんだかんだで、ある程度、目処がたったのは、22時半でしたから・・・
今から出かけるのはちょっとツライ・・・
と、いうわけで、風と寒さに負けて、今日もパスしてしまったのでした。

明日の予報なら、風量2ですから、SXVR-H694で、頑張ってみます。

ALICEはALICEで、撮ってみようと思った天体がいくつかあるので、実験がてら、撮影してみようと思っています。
ジャンク基盤だから、というのもあるのですが、カラム欠陥が(CMOSなのに、なぜか)あるのが、少し気がかりなのですが、、、まぁ、一度使ってみて、どうか、というテストはしてみなくてはいけませんね。
センサ感度は、試作1号機よりも、この試作2号機の方が、理屈の上では良いハズなので、カラム欠陥は多数枚の中で埋もれていくことを期待しているのですが、さて、実際にはどうなるか・・?
まぁ、M51,M57で実績がある試作1号機も、使える状態ではあるので、性能差が少ない場合や、カラムがどうしても悪さをする様なら、試作1号機を使っていけば良いかな・・。
子持ち銀河 M51 Orion 30cmF4反射望遠鏡 パラコア2使用 ALICE-Ⅱ試作1号機にて・・

ALICEⅡは監視用カメラのせいか、最長でも10秒までしか露光できないのが難点です。
とはいえ、画素ピッチも大きい(と推定できる)ので、感度はすこぶる良いです。
試作2号機ではさらにセンサ感度が良くなっているので、アトミックバズーカ並の破壊力を期待したいところです。

処理は大変ですが、それでも、これだけの映像が得られるならば、苦労する価値はあるかと思っています。
多数枚の処理は、ステライメージ8にも期待してます!!

CMOSカメラは、天体写真に、パラダイムシフト、あるいはイノベーションか・・。それを引き起こすだけのポテンシャルを感じてはいます。
ま、まずはテストしなくっちゃね・・・。今日はサボっちゃいましたが (; ̄ー ̄A アセアセ・

ぼうらや、がっくりでした(2/3)

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前述した様に、実は、2/1、2/2と連日晴天ではありました。
しかし・・・風の予報が強い・・!
先週の坊主(かろうじて回避しましたが・・)が、トラウマとなり、とてもではないが・・・ということで、パスしてしまいました。
手元に、イプシロン200があれば、ね。
フジ X-E1とLPS-P2を組み合わせて、1作品!
という手段は採れなくは無いのですが・・・・
まぁ、その辺りは来年以降の楽しみ、としておきましょう・・・(。・ω・。)

2/3(金)
いわずもがなの節分の日。
この日の風予報はGPVでは2程度でした。これならば、オライオンでも撮影できそうです。
仕事の方は、早めに切り上げて、撮影に行く予定でしたが、トラブルが発生し、結局、20時に退社・・(;´д`)トホホ…

帰って、鬼役でもやるかーと思ったら、恵方巻きを買いにでかけてくるとのこと・・
恵方巻きめー!( ̄△ ̄;)ムッ!  ⇒結局半額になっておらず、イマイチでちた。まぁ、遠鉄ストアのは美味しいといえば美味しいですが(笑)
ちゃんと、きたきたにしに向いて無口で一気喰いしなくっちゃね!
って、食べたのは翌日ですが・・

待っている時間も勿体無いので、準備して、21時20分に、出発。
磐田市内では、そんなに寒くないと思ったのですが、実際、ぼうらやさんに到着してみると1℃でした。

前々回だったかな?、極軸が合わせたハズが大きくずれていました。

イメージ 1
三脚の極軸を決める石突き。ここがガタガタになっているのが、原因だと思います。
そこで、暗い中ですが、後ろ側から、六角レンチで締めておきました。
実際には・・・この中に入ってるワッシャが、歪んで、凹んでいることが多いんですよね。
なので、ワッシャを交換するか、最低限、反対向きに入れないと、あまり意味がありません。(実際、昨晩も合わせたハズの極軸が大きくズレてました・・)この構造、なんとかならんですかね・・・


さて、風もなく、透明度も、ほぼ最高レベルです。カノープスが綺麗。
それにしても、カノープスも西に傾いてきたものです。2月だもんなぁ・・
浜松市の光害の上に光るカノープス。これはこれで撮っておきたい!
と、思って、X-E1で狙おうとしたのですが・・・
イメージ 2

電池切れでちた・・Σ(゚д゚|||)ガーン
ふっふっふ、こんなこともあろうかと思って、予備バッテリーは、カメラバッグの中に・・・
あ、あれッ!? (◎-◎;)!? ナイよッ!?工工エエェェェ(゚Д゚)ェェェエエ工工

中一光学の135mmF2.8望遠レンズの星像チェックを行う予定だったのですが、初っ端から出鼻をくじかれました・・・。
まぁ、それはそれで懸案事項ではあったのですが、本筋ではない・・・
今回の目的ではあったのですが・・(;´д`)トホホ…

オライオン30cmの準備は極めて順調です。月が沈む前にセッティングは完了。
ここで、風もなく、シーイングもそれなりだったこともあり、ついつい、色気を出して、予定になかったNGC2841、暫く撮ってないからなー・・・と急遽、撮影してみよう!と思ってしまったのが、運の尽き。

そこから30分もしない間に、風が・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
そのまま、朝まで吹いていたのかなぁ、あるいは途中から多少なりとも良くなったのかもしれませんが、キャリブレーションデータが悪かったのか・・・。
まともに撮れなかったのでした(´;ω;`)ブワッ
イメージ 3
・・・風のせいだと思いたいですが・・・(;´д`)トホホ…

撮影開始が、23時半過ぎだったのですが、0時を過ぎてから、SE赤道儀をセッティングすることにしました。
オライオン側が、こんなんですが、だからこそ、GENESISに期待したい!
今回は、半自作CMOSカメラのテストもしたくて、ALICE-IIを持ってきました!
イメージ 4

この前、この望遠鏡との組み合わせで、QHY178MCは、上手く撮れたのもあって、ALICE-Ⅱの感度ならば!と、実は、いろいろと撮影してみようと目論んでいたワケです・・・
今回は、SE赤道儀がPCから制御できないのも想定して、第十三艦隊 Endeavor NT-5000も持ってきてましたしね。(案の定、FMV LifeBookからは制御できず・・・ドライバは入れ直してみたんですけどねぇ・・・。なんだろう。。、)

ところが、ところが。ALICE-Ⅱだと重量があるせいか?(それでも、カメラ単体なら、SXVR-H694と変わらないと思うのですが)、自動導入が上手くいかなかったです・・・。
いろいろと、やり直したり、前回使っていた、スライドプレートとガイド鏡もオミットしたり、、いろいろとやってみたものの、ダメでした。北側の天体だと、自動導入が上手くいくので、バランスの悪さが原因でしょうか・・・

オライオン30cmと、SE赤道儀の双方をあーでもない、こーでもない、とあれこれやっていたら、すでに時刻は、3時半・・・
仕事ではないのですが、翌日は、AM中は、セミナーを受けねばなりません・・・。
風はやまねーし、ガイドは止まらねーし、SkyExplorerは使い物にならねーし・・。と、踏んだり蹴ったり・・・
おまけに、かなり冷え込んで、たぶん、夜中は、-4℃程まで下がったと思います。。
当然、ピンぼけになっているワケで・・。
でも、風のせいで、ピントも掴めず、、、
放置撮影していて、明け方前は風が止んでいましたが、撮影結果は、病んでましたな・・・。ぼっけぼけ。
あーあ、です。
なんというか、作品狙いで出かけたのが大きかったのもあり、目論見通りにいかずに超疲れました・・・ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

ぼうらや、再び

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さて、土曜日は、夜半まで晴れる予報でした。が、昼過ぎにはやや悪化してきて、22時くらいから曇ってきそう・・なGPV予報でした。

中一光学の135mm望遠レンズのテストだけはやっておいた方が良い気がしていたので、
昼過ぎに、ミュートンさんを誘ってみましたが、月が夜半まであるし、夜半から曇るのではねぇ・・。さすがにいいや、とのご返事。
ボクもどうするかなー。さすがに、昨日が昨日だっただけに、やる気が出ません。
ほとんど寝てないので、帰宅後、お昼寝。

少し寝たら、頭がすっきりしてきました。今のところ、快晴の様子。
GENTAさんにSMSで、打診してみたところ、行くとのこと!
やや、では、ボクも行こう!!
ただ、夜半まで、ですから、SXVR-H694ではなく、今日はALICEⅡをおライオンと接続して使うか・・

食事をとって、19時22分、出発です。西空は特に抜けが悪く、早くも曇ってきそうな予感・・・
気温は磐田市内は5℃ほどで、暖かめ・・でしたが、結局、ぼうらやさんに到着すると2℃に。
それでも、ここ暫くに比べると風もなく温かく感じます。
到着すると、GENTAさんが先に来ておられました。
さっそく、ボクも望遠鏡を出すことにします。
イメージ 1

GENTAさんは、FSQを、GPD2赤道儀に搭載されていました。すっごいウエイト (^^ゞ
ただ、スケアリングの確認と調整をしたかったそうですが、忘れ物をしたとの事。
まだ、時間はあるから、取りに戻ったら?ということで、一端、忘れ物を取りに戻られました。
小一時間ほどで、戻られて、セッティングを進めているところです。

それにしても、冬の大三角が、西に傾くのが早くなったものです。
2月ですものね。

さて、ボクの方は、ALICEⅡ用の制御PCから、USBシリアル変換がなかなか認識してくれなかったり(旧ドライバが残っているせい?、もう一度、64BitDriverを入れ直して、再起動して、やっと認識・・)、2つあるUSBシリアルのうち、一つが壊れていたり(デバイスとして認識しなかった)、自動導入させてみたら、大きくズレていたので、極軸を確認してみると、やっぱり、北極星が大きくズレていたり・・・ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…
まー、相変わらずのトラブルっぷりです。
もっとも、どれもこれまでの経験から、十分、対応可能ですから・・。比較的、迅速に対応はできた・・・つもり。

ALICEⅡの方はノータッチガイドになるので、そのまま撮影開始です。
で、この時には気が付かなかったのですが、考えてみたら、GENESIS用のフィルタセットで、LがIRCのままでした・・Σ(゚д゚|||)ガーン
できれば、反射なら、やはり赤外スルーのClearを使った方が、光量が多い分、有利でした・・。
相変わらず、やらかしちゃってるナァ・・・(;´д`)トホホ…

さて、本日の命題。中一光学の135mm望遠レンズのテストを行う為、SkyExplorer赤道儀を出します。
テストだけなら、ここまで大掛かりな赤道儀は不要なのですが(物置に、フォトガイド赤道儀が入ってる)、昨晩の撮影で、車載したままでしたからね・・。
イメージ 2
中一光学  CREATOR 135mm F2.8 II F2.8開放 フジ X-E1 デジタルカメラ 中央部切り出し ピクセル等倍 

若干、ピンぼけだったかもしれませんが、キレ味はまずまず良さそう?色ニジミも見られず、さすがにEDレンズを使っているだけあって、色収差も抑えられている様です。

中一光学  CREATOR 135mm F2.8 II F2.8開放 M42付近 30秒露光 ノータッチガイド

右下の片ボケは、恐らく、Nikon-フジXのマウントアダプタによるガタです。
NikonマウントはEFマウントに比べると、ガタが出やすいので、どちらを買うかなやんだのですが、結局、NikonFマウント仕様にしてしまいました。
だって、他にMFのレンズをたくさん持っているんだもん、、、
あと、CFW-8やST8300Mで使おうと思ったら、Nikonマウントである必要があるというのも大きな理由の一つです。

絞り開放で撮ってみると、ありゃりゃ?三ツ星の周りにチョウチョが・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
なんじゃ、こりゃあ!?と、思って、GENTAさんに聞いてみたら、絞らないとそうなるよ、とのこと。

中一光学  CREATOR 135mm F2.8 II F4 M42付近 30秒露光 ノータッチガイド

なるほど、たしかに、チョウチョは消えましたが、今度は、ウニウニが・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン

中一光学  CREATOR 135mm F2.8 II 開放とF4の中間より、若干、左のところ

明るさの問題もありますから、ほんの少し、絞って使うのがベストかな?
マウントのガタをなんとかとれば、かなり優秀なレンズとして、活躍してくれる予感がします。

SE赤道儀も、きちんと使ってあげれば、なかなかに優秀ですね。
さすがに、10cm屈折望遠鏡を搭載するのは、やや無理があるか・・・。って、SE200を搭載して売られていた赤道儀でしたっけー・・・
もう少しきちんと使ってあげたいですね。

さて、北から風が吹き付けてくるのですが、ぼうらやさんのおかげでかなり弱められています。
とはいえ、
イメージ 3
オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ ALICE-Ⅱ 10秒1枚画像

やはり、風でブレブレ・・・(。・ω・。)
もっとも、SXVR-H694と違って、長い時間露光しているわけではないので、後で、選別して使えるコマを探してみます。
・・・かなーり、手間がかかりますが。やるしかないですね・・(´Д`)ハァ…
この辺り、ステライメージ8でどこまで使いやすくなっているか・・・期待しています!

ASI120MMをダミーカメラとして、フィルタホィール制御を目論んでいたのですが、どうも長秒露光時に、読み出す際にERRORとなる様で、上手くいかず・・
MaxImDLには、そういえば、Simulationがあったのを思い出して、夜半から撮影してみたNGC5907では、それを使って撮影してみました。
上手くフィルタは切り替わってくれたと思うのですが・・・さて、どうかな?
ダミーカメラの画像のタイムスタンプから、どの時間帯の画像が、何のフィルタか判断できる・・・ハズ・・・(^^ゞ
これで、ASCOMに対応していないALICE-Ⅱでも、フィルタ自動切り替えできます。

オメガ星団 CREATOR 135mm F2.8 II 少し絞る 30秒 ノータッチガイド

SE赤道儀の方は、手軽にいくつかの天体を写して楽しんでました。
PCレスで1-StarAlignで自動導入させて、ノータッチガイドで撮影させてました。
ただ、昨晩の疲れもあり、集中力の問題で、結構、ピンぼけも量産してしまいました・・・(;´д`)トホホ…

夜半から曇ってくる予報でしたが、なんだかんだで、朝まで晴れてくれました (^◇^)
今回は、昨晩の様に、気張っているわけではないのもあり、また、気温もあまり下がらず、気楽に撮影できたのが良かったです。
イメージ 4
ぼうらやの夜明け フジ X-E1 デジタルカメラ XF18-55mmにて。

5時まで、ほぼほぼ快晴。空は若干、ヌケが悪かったですが、それでも、月が沈んだ夜半からはなかなかに良い空だったと思います。

テストもいろいろと出来て、目的が達せたので、昨晩と違って満足感があります。
でかけて良かったです。

今月もゲキチン (´;ω;`)ブワッ

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天文雑誌の月例フォトコンテスト、今月も見事にゲキチンでした。
近所の谷島屋さんに両誌ともおいてなかったので、まだ見れてはないのですが・・・
いや、まぁ、これまでが、出来過ぎだった、というのもありますが・・・、やっぱりちょっとがっかりです。

天文ガイドゲキチン作 NGC2276,NGC2300  オライオン30cm反射望遠鏡 パラコア2 SXVR-H694冷却CCD

ケフェウス座にある(てっきり、きりん座とばかり思ってました・・)渦巻銀河と楕円銀河のコンビです。NGC2300は思った以上に広がりがあり、また、うっすらとですが、銀河系内の分子雲まで写り込んできて、なかなかに面白い領域でした。

うーん、割りと、自信があったんですけどねー・・。やはり、シーイングの悪さに起因する星像の太さなど、敗因も露呈してはいます。
NGC2300(楕円銀河)の右側は、恐らく銀河系内の分子雲だと思われます。本当は左の渦巻銀河NGC2276の左側にも分子雲があるっぽいのですが、今回の画像データからは、描出は出来ませんでした。

それにしても、昨年、10月はお天気が悪く、11月からは晴れる様になったものの、シーイングが悪く・・・
なんとも、泣かされています ヽ(`Д´#)ノ


星ナビ ゲキチン作 M78星雲 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコア2 SXVR-H694冷却CCD

M78をクローズアップで狙ってみました。ガスの複雑な様子が面白い。

うー・・ん、まぁ、これも、ぶっちゃけちゃえばシーイングが・・・と、言うのはあると思うのですが、片ボケといい、撮影レベルから失敗している上に、画像処理も迷走している感があるのは否めませんね。
もともと、表現したかったのは、こんなものではなかった筈なのですが・・

もう少し、雲を透かしてみた太陽の様な、なんとぃうか、雲の端が太陽の明りで輝いている様に見えるというか。
そういうイメージ、つまり、M78星雲、光の国ですよ。そいういう表現をしたかったんですけど・・力量不足でした。

また、この星雲に関しては、D810A天体写真専用デジタルカメラが、席巻しつつある現在、1インチセンサと、この焦点距離では勝ち目がありません、、、


星ナビ ゲキチン作 くらげ星雲 GENESIS SDF屈折望遠鏡 SXVR-H694 冷却CCDカメラ

シーイングが悪くて、ダメなら、じゃあ、短焦点だ!
と、いうワケで、撮ってみました。
まぁ、これも、これではねぇ・・・。
1インチで500mmじゃあ、フルサイズには敵わないよ!と、いうのもありますが、この写真にはもっと致命的な欠点がありますからね・・・
プリントからも、それが判ってしまうのでは、そりゃあ、入選するワケがありませんね。
が、玉もないので、、、星雲のディテール表現だけならば、見るべきものがあるかも・・?と思って出すだけ出してはみましたが、まぁ、、ダメなモノはダメですね。
どちらかというと、SXV-H9の時にも感じていたので、TrueTechのフィルタホィールが悪い気もしないでもないのですが、GENESISは眼視用望遠鏡なので、接眼部が2インチ固定ですから、そこもアヤシイか・・・

それでも、くらげ星雲をまともに撮ったのは、ものすごく久しぶり!
ちょっと楽しかったです。

それにしても、D810Aは凄いカメラですねー・・
このカメラを長焦点で使われてしまうと、モロにオライオンと競合してきます ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
今までは、1インチセンサ特有の感度の高さ、というメリットがありましたが、高感度なD810Aともなると、センササイズの大きさによるゆとりが写真に顕れてきて、ちょっと、これはキビシイぞ・・と感じてしまいます。
それにしても、RUKUさんのM106は素晴らしかったなぁ・・・

すぐにどうこう対応できるわけではないのですが、自宅が完成して、撮影環境が整ったら、オライオン30cm+X-E1、というのも検討してみようかな・・
これはこれで、えらい苦労するのが目にみえているだけに、今まで避けてきた、というのはありますが・・・(^^ゞ
ま、でも、まだまだ、1インチで頑張ってみます(`・ω・´)ゞ






Under the moon light・・・月夜のぼうらや遠征

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金曜日の夜。
仕事も少し落ち着いたのもあり、若干速めに帰宅。
月はほぼ満月ですが、いいお天気です。
嫁さんに前日に、晴れるなら撮影に行ってきたら?と言われていたのもあり。。。
家でのんびりとするつもりでしたが、土曜日晩は風が強い予報(実際、昨晩は風が強かったです)。
まぁ、行くなら、今晩だよなー・・
QHY5Ⅲ-178Cのテストはまだ不十分。
オライオン30cmとの組み合わせで撮影してみるのも悪くはないか。
と、やることを頭にまとめたところで、出撃することにします。

出発したのは、20時半過ぎ。
磐田市内での気温は3℃。ぼうらやさん着時には、-2℃を車の温度計は示していました。
実際、霜は降りているし、くつした二重重ねでも、足はじんじんするほど。
早くも来たことを後悔しますが、まぁ、どちらかといえば、お手軽装備になるので、さっさと準備して温まることにしよう・・。

仇敵! さそり座とオリオン  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D 14-42EDにて。

電気毛布の他、10年くらい前?忘年会のビンゴ大会で貰った電気ストーブも持ってきているので、防寒対策はぬかりありません。
電気ストーブなんて、自宅では一切使わないのですが、遠征では案外、助かっています。
外が、-5℃程でも、車内は9℃程まで温まるので、これに電気毛布があれば、ぐっすり眠れます。

前回、バランスウエイトを降ろす時に、間違って?7kgのウエイトを物置に置いてきたことが判明・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
とはいえ、今回、カメラ側が軽量装備なのもあって、なんとかなるだろう・・と、5kg×2個+5.1Kg1個でなんとかバランスは取れました ε-(´∀`*)ホッ
その他、忘れてきたーと思った、長め(3m?)のUSB3.0ケーブルも工具箱に入っていてコトなきを得たり、忘れてきたーと思った延長筒も、手持ちのモノでなんとかなったり・・と、バタバタはしましたが、割りと問題なく準備できました。

まずは、西に傾いたオリオン座大星雲に向けてみます。
直焦点で、撮影。
M42 オライオン30cm反射望遠鏡 直焦点 QHY5III-178C 4秒×26コマ フラット無し

7mm×5mmの小指の爪ほどの小さなセンサ〰ですが、さすがにF4の直焦点ではコマ収差が若干気になりますね。
それにしても、さすが、STARVISセンサー。1枚あたり4秒のお手軽撮影ですが、思った以上に良く写っていて驚きました。
月夜ですが、センササイズが小さいこともあり、フラット補正不要で済みます。

さて、それから、以前、ASI120MM CMOSビデオカメラで使った時に良かったビクセンのレデューサRを使ってみます。
M42 オライオン30cm反射望遠鏡 with Vixen レデューサR QHY5III-178C 4秒×43コマ

もともとが、F5前後用に作られているのもあるのでしょうが、さすがに、1/1.8型センサーで使うにはキビシイかな?ただ、下側が星像崩れが大きいので、若干、光軸か、取付時のスケアリング不良もあるかもしれません。
画像の比率から、0.88倍にレデュースされていました。1056mmF3.52です。
イメージ 1
使用したリングの組み合わせです。
国際光器のレーザコリメータに付属していた2インチスリーブ→36.4mm変換に、レデューサRを組み込んで、あとは、10mmの延長筒と、いつ買ったのか・・?TelekopServiceのM42→Φ31.7変換アダプター。
最初は、AstroのフィルタBOXを介して撮影する予定でしたが、ピントが出ず・・でした。

それにしても、最近はあまり、ニュートン反射用のレデューサって無いですねー。
F2.8とか極端のでなくて良いので、×0.85くらいのものがあると良いのですが。

さて、これで、撮影に入ったのですが、CCDSoftのASCOMプラグインから制御させていると、カメラの読み出し時に、カメラとのリンクが切れたりして、イマイチ、信頼性に欠けます。
仕方ないので、途中から、MaxImDLからの制御に変更。こちらの方が、フレームレートが早いかな?

安定性は良い気がしますが、それでも、何回か、リンクが切れて想定枚数が撮れてなかったです・・(;´д`)トホホ…
まぁ、寒さに負けて、車内で寝ていたせいもありますが・・・
イメージ 2
まゆ銀河 オライオン30cm反射望遠鏡 with Vixen レデューサR QHY5III-178C 15秒1枚 ダーク・フラット無し

明るい満月下ですが、それでも、透明度が良いのもあって、カブり等は見られません。
小さいイメージセンサの特徴として、フラット補正が不要もしくは寛容であることが挙げられると思います。
また、感度も十二分に高いSTARVISセンサーなら、ノータッチガイドと相まって、手軽に高画質の天体写真が撮れる可能性が高いです。
コンポジットしたら、どこまで描出できるのか、またのちほど処理してみます。

イメージ 3
オメガ星団 オライオン30cm反射望遠鏡 with Vixen レデューサR QHY5III-178C 4秒1枚 ダーク・フラット無し

さすがに低空でぼけぼけになるのですが、それでも、この高速撮影性能があれば、シーイングの悪さも多少なりとも緩和できるかもしれません???
南低空の天体撮影への応用も考えていたのもあって、そのテストでしたが、こちらも、またコンポジットした結果から判断したいと思います。

ただ、またもや極軸が途中からズレたのか、45P ホンダムルコスパジュサコバ彗星を導入しようとしたのですが、全く入ってきてくれませんでした・・・(;´д`)トホホ…
まぁ、本田さんは地球に近づいているので、大きさ的に入り切らなかった可能性もあるし、まぁ、いいか・・。

沈む月 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42mmED 42mmF5.6にて

なんだかんだで、一晩、撮影させて、フラットも念のため薄明で撮影。

休日前なので、時間的に余裕があったこともあり、例の三脚位置決めの石突き。ここを一端、外して、中のワッシャ(やはり、凹んでました)を上下逆さにして取り付け直しました。
こうすることで、ガッチリ固定できます。
これで、暫くは大丈夫でしょう・・。

7時15分、ぼうらやを後にしました。日は昇ってますが、車の温度計は、-3℃。
めっちゃ寒かったですが、いろいろと試し撮りできたので、来て良かったかな?

小さいセンサーだと、案外月夜でも撮れちゃったりしますね。
悪条件に強いというのは、デジカメに対しての大きなメリットかもしれません。



DeBayer カラーカメラのカラー化

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本当は、今日は、毎年恒例の豊田東公民館での天体観測会があったのですが、残念ながら、インフルエンザの懸念もあってか、人数が集まらず、残念ながら、中止です。

そろそろ、今月に応募する作品も仕上げねばなりませんが・・
撮った画像の中でめぼしいものが無いか物色中・・・
そんな中で、カラーカメラのQHY5LIII178Cの画像をいぢってみているのですが、、、

普段は、DSSのAHD Interpolation、もしくは、Super-Pixel(non Interpolation)で仕上げてしまうのですが・・・
今回、星数が少ないせいか、短時間露光主体で攻めたせいか?イマイチ、DSSでは上手くいかないケースが多く困っているところです。

ならば、ステライメージでカラー化してからコンポジットしていこうか・・・と思ったのですが、ジョンソン彗星を処理してみたのですが、どうにも思いの外、S/N向上が見られない・・・
カラー化に問題があるのかも?と、試しにMaxImDLで現像してみました。
Debayer処理の違い 左:MaxImDL 右:ステライメージ8 カメラ:QHY5III-178C

なるほど・・・。一見した時にステライメージ8の方が、星雲のS/Nが高いのに目が惹かれますが、しかし、よくよく見ると、MaxImDLに比べて星像が若干肥大しているかな?
さらに背景などのノイズを見ると明らかにぼかしが入ったかの様になってしまっています。
それに対して、MaxImDLは星雲のS/Nは悪いですが、均されておらず、コンポジット前の画像としてはこちらの方が望ましいと思います。
とはいえ、星雲のS/Nの差も無視できませんね。デジカメ等、長秒露光して、コンポジット枚数が少ない場合(20枚以下とか)には、ステライメージの方が良い結果になるかも?
対して、CMOSカメラの低読み出しノイズに期待する場合には(ノイズに埋もれている信号を引き出す)、ステライメージ方式では不利ですね・・・。

デジカメだと、どのソフトで現像するか、どう現像するか、考えたりするのですが、天文用ソフトでの現像処理なんて、どれも一緒だろうとタカをくくっていましたが、案外差があるものですね・・・。

もちろん、DSSだと、前述の様に、AHDとかSuperPixelとか様々な設定ができるのですが、単画像だと・・・って、ここまで書いて気がついたのだけど、1枚だけ読み込んで現像させて比較してみたらいいのかも・・?
と、ゆーわけでやってみました。
DSSに1枚だけ読み込んで処理。
AHD Interpolationで現像させています。

ふむふむ・・・こうしてみると、ステライメージに比べると、星像や星雲のディテールが若干向上している様に思います。
輝点ノイズが肥大している点は気になりますが・・・
DSSのAHD Interpolationもなかなかに良いのではないでしょうか。

今度はもう少しレベルを詰めて背景等を見てみたくなって比較してみました。

ステライメージの色まだら・・・
これじゃ、コンポジットしても綺麗になるかしらん・・と心配。
ただ、星雲の部分のS/Nはやはりいちばん良さそう。

MaxImDLはセンサの持つ情報をそのまま残していてくれそうで、CMOSカメラのポテンシャルを一番発揮してくれそうです。

DSSのAHD Interpolationも、背景等のノイズの粒状感も十分、小さいので、これならCMOSカメラの低読み出しノイズの利点が活かせると考えます(実際、これまで撮影した馬頭星雲やM51はDSS使っています)

ちなみに、CCDStackでも試してみたかった(と、いうか本命だったのですが・・))のですが、CameraManagerで、One Shot Colorのところにチェックを入れればできるワケですが、今回の場合、MaxImDLでダーク・フラット・HotPix除去までやってるのもあって、なんか上手くいかない・・・
CameraManagerから該当するのが見つけられてないだけなんですけどね、、、(;´д`)トホホ…

もっとも、MaxImDLの現像結果が自分にマッチしているのが判ったので、カラー化もここで行ってしまえばいいのかも。
DeepSkyStackerのBayerDrizzleを使ってみたい場合(ただ、SXV-H9Cの時は上手くいかなかったんだよね・・)は、また別途検討してみましょうかね・・

それにしても、カラー化ひとつとっても、いろいろな発見がありますね。
いい勉強になりました。

ぼうらや遠征 2/18

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2/18(土) 昼間は快晴とはいえず、雲が多かったですが、午後から、少し晴れてきた・・?
GPV予報を見ると、これがまた、結構、ころころと変わって、出かけるかどうか、ビミョーな琴線で、振れています。

なので、昼間に、ミュートンさんに会った際には、今晩行くかどうか、打診はしませんでした。
だって、自分もこの時は行く気が無かったのですから・・(この時点では薄曇りで、夜半過ぎまで、でした)

しかし、一寝入りして、18時くらいに起きてきて天気予報を見ると、あれま。いい方向に・・・!
お、これなら、行こうかな・・。

とはいえ、21時までは曇り予報ですから。
急ぎ行く必要はないと判断。嫁さんに行ってきても良い?と打診して、演奏会があるから、8時までに戻ってくるならいーよー。と、承認を貰います (; ̄ー ̄川 アセアセ
食事は早めに作ってくれましたが、それでも、19時過ぎ。本当は、休日はボクが作るのですが、遠征するから・・・
ではなく、ここのところ、本業が忙しいのもあって、嫁さんが気を遣って、休日も食事係やってくれてマス m(_ _)m
もっとも、結婚当初はまだ自分の方が・・と思ってましたが、最近は流石にウデマエを上げてくれて、てんで敵わないんですけどねー・・
まぁ、でも、得意料理なら、まだまだ・・?と思ってるんだけど、どうなんだろう・・

さて、出発は、20時前だったかな?磐田市内では、8℃と暖かです。
しかし、ぼうらやに着くと、気温は3℃まで下がってました。それでも、ここ最近の中では暖かです。
誰もいないだろうなー。と、思っていたのですが、GENTAさんが、いらっしゃいました(◎-◎;)!!

イメージ 1
GENTAさんの機材  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D 14-42EDにてパチリ

GENTAさんはスケアリングのテストということで、GPD赤道儀に例の中一光学の135mmF2.8望遠レンズを使ってのお手軽テスト撮影に来られたそうです。
写真の様に快晴とはいかず、雲があります。ちょうど、出かける時に、北に嫌な雲があるなぁ・・と思っていた雲をくぐって(磐田原大地を降りて、天浜線の踏切りあたりが、ちょうどこの雲の下だったと思う)、ここまでやってきたのですが・・・

いざ、望遠鏡を出そうとしたら、北からも雲が張り出してきました・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
うーん、これは出すかどうか、悩む・・・
と、いうわけで上の写真を撮ったりしてたんですけどね・・・。
スマホから、AstroGPVを見てみたら、悪化しとるやん・・

うーん・・一時は好転していたのですが、23時までくもくも君が居座りそう・・・。
どうしたものかなー・・。と、小一時間ほど待っていたら、雲の切れ間が出てなんとか極軸を合わせられました。
イメージ 2
極軸だけ合わせられたら、あとは全く問題ありません。こんなに曇っていても(えー・・ ^^;)
ま、望遠鏡だけ組み上げて、あとは待機といこうと思ったんですよね。

実は、前回、遠征時に、CMOSビデオカメラのALICE-Ⅱを使ったのですが、その際に、TrueTechのフィルタホィール運用に、なんらかの問題があったのですよ。
それが何か、思い出せない!
ただ、次回、ハマらないように、なんらかの策は打った筈・・・
と、組み上げていくと・・・
おおぅ・・・。見事に問題が Σ(゚д゚|||)ガーン

TrueTechフィルタホィールは、2006年に、K&Rさんから格安でお譲りして頂いた装備で、制御はRS-232Cなのです。で、これがまた変わっている?RJ-11ケーブルをRS-232Cの9Pinに変換するアダプタを介してパソコンに接続する様になってるんですよ。

この変換コネクタ。ALICE-Ⅱ側の装備は一切置いてきたこともあって、そちらに入ってる可能性が高い。
そうすると、一度自宅に戻らねば・・。
車を動かすとなると、どうしてもライトを点ける必要があるので、GENTAさんに、まずはお話。
GENTAさんも心配してくれて、代用できるものがあるなら、貸すよ、という感じでしたが、さすがに、RJ-11→RS232C変換は持ってないですよねぇ・・・ (; ̄ー ̄川 アセアセ

まぁ、フィルタは手動でLフィルタにセットして、撮影させておく間に取りに戻る、という手もアリはアリか・・
そういえば、フィルタも、SBIGのものがセットされてました。
AstrodonのLフィルタに傷を入れてしまったのもあって、NarrowBandを絡めないなら、これがベストか・・
などなど、機材を見ながら、詰まるところ、セッティングが甘い・・・。と若干反省しながら、GETNTAさんにやっぱり、道具がなさそうなので、一端、戻ると思うと伝。

でも、こうした事態になることは想定していて、手は打っていた筈なんですよ。た、多分・・(^^ゞ
いや、ホント、なんかやった記憶はあるんだって。マジで。
なので、すぐに探しに帰るのではなく、まずは手持ちの工具箱から探してみたのですが・・・(←一番可能性が高い!)
そのコネクタが、どうにも見当たらないッ・・・!!
こりゃ、やっぱり、ALICEⅡと一緒に置いてきたかー・・?
と思ったのですが・・・

なんと、SXVR-H694のケーブル類を収納するケースに無事入ってました・・・(・_・;)
これで、なんとかなります ε-(´∀`*)ホッ

機材を変更すると、いろいろとトラブルので気をつけないといけませんね。
やっぱり、今のSXVR-H694+OAG9+LodeStarオートガイダの組み合わせは崩したくないかも。
なんといっても、メインの機材ですしねぇ・・・
ただ、LodeStarは、次期構想としては、TOAGに移植して、SXV-AOを試してみたいとは思ってるんですよ。
これは次の一手として、ですが。

さて、22時過ぎからやっと雲がどいてきてくれました。
とはいっても、時折、雲がかかったり、霞んだりして、良いとは言えない空でした。
ボクの方も疲れが残っているので、車の中で、ぐっすりと寝てました。
沈む冬の大三角  オリンパス E-620デジタル一眼レフカメラにて。

GENTAさんの方は、月が昇ってくる0時過ぎに撤収。
体調が悪い中、お疲れ様でした。

それにしても、夜半にもなると、北斗七星のひしゃくが見事にひっくり返りますね・・・
郊外のぼうらやさんだと、22時撮影開始がちょうど良い(町あかりが落ちてくる)と感じることもあり、そうか銀河の季節もそろそろお終いなんだなぁ・・と若干、寂しく感じます。

ボクの方は、月が出てきてからも、明るめの銀河(小宇宙)が撮れればいいや!
というワケで撮影は続行。
昇る夏の大三角  オリンパス E-620デジタル一眼レフカメラ

ただ、夜半過ぎから、風が強くなってきました。
おまけに、気温も、暖か、と思ってましたが、急激に冷えてきたみたい・・・。
ピンぼけが心配です・・・・

透明度も、夜半からかなり回復してきた様で、
月とさそり 

半月があるにもかかわらず、天の川を肉眼で見ることができました。
そろそろ、夏の散光星雲の季節、開始ですね!
もっとも、自分の機材では、なかなか入選を狙える天体がありませんが・・・

数年前までなら、こういう被写体も入選させて頂いたのですが、現在では、D810A+長焦点系望遠鏡だと、画角的にモロかぶり、画素数で圧倒的敗退ですし・・ …( ̄ヘ ̄;)ウーン


後、残るテは、やはりNarrowBandかなぁー・・・
M16はどこかで、また撮り直したいとは思ってます。入選できなかったM17も、ですが・・
うん、まぁ、今みると、これじゃ入選はしないですよねー。と、納得。
もう少し美しくないと!
ナローはナローで、色が浮きすぎたりするので、調和が大変なのです・・・
最終的な目標(イメージ)をしっかりと認識した上で、それを目指してやっていかないと・・・
たぶん、このM17の方はディテールに注意が行ってしまって、色や階調(特に透明感)がおざなりになってしまったのだと思います・・・。まぁ・・自分らしいとは思いますケド・・ノ(-______-;)ウゥーム・・・.

ま、それはそれとして・・・
天の川が見えてくると、なんかテンション上がってきますね!

薄明光でフラットを撮影してから、片付け。7時過ぎには完了しました。
日が昇るのも早くなってきましたね。

撮影結果はともかくとして。
GENTAさんとも話が出来たし、なんだかんだで来て良かったと思います。

またまた(笑) ぼうらや遠征!

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昨晩は、夜半から晴れてくる予報でした。
ちょっとどうするか悩んだのですが、まぁ本業の方も、なんとか休日出勤せずに済みそう。
と、なれば、せっかくの新月期。出かけない理由はありません。
・・・気がついたら、ここ3週間連続遠征になるので、嫁さん的には文句ありそうでしたが・・(; ̄ー ̄川 アセアセ

さすがに疲れもあり、曇っているのもあって、帰宅後、少し休んでから、22:18に出発。
空は・・星は見えますが、雲が支配的。
まぁ、晴れてくる予報を信じて、出発することにします。時刻は、22時18分。気温は、5℃。
さすがに寒さも底を打ってきた様です。

ぼうらや到着時の気温は、3℃でした。
空は、まだ雲が多いですが、セッティングしているうちに快晴になりました。

それにしても、シーイングが悪い!
ピントが全くつかめないほど、ぼやんぼやんです・・・(;´д`)トホホ…
ただ、風は弱く、その点では助かりますが・・・これでは作品はできまい・・
と、銀河巡りにスイッチ。

とはいえ、前回も書いたかもしれませんが、もう、この時期、夜半には北斗七星がひっくり返ります・・
銀河の季節も終わりに近い・・・
寂しいものです・・・

さて、まずは、銀河巡りの一環として、小さな銀河を撮らせることにします。
撮影開始は、23時45分。
ぼうらや到着時の時刻は記憶していませんが、セッティングは極めて順調でした。1時間ちょっとで撮影にはいれていると思います。

本業の疲れもあって、撮影開始したら、ぐっすり眠ってしまいました。
目覚まし時計はかけていましたが、疲れもあって、どうも止めてしまったみたい?
起きてきた1時半には、望遠鏡が赤道儀にぶつかってました・・・(;´д`)トホホ…

また、この頃から風が・・・
次の被写体をメインと考えていましたが・・これでは・・
ただ、シーイングは、次第に落ち着いていった様です・・・?
撮影結果だけで見比べると、ずいぶんと見違えています。むぅ、、、(*`・з・)ムゥ

夜明け前 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42ED にて撮影

仕事疲れもあって、本当にぐっすりと寝てしまいました。デジタル一眼レフカメラも持ってきていたのですが、結局、夜明けになるまで撮影しませんでした。
23時から晴れてきたのですが、夜明け前は透明度にも恵まれて素晴らしい星空を見せてくれていた様です。
そういえば、ここ最近、週末遠征しているというのに、双眼鏡を持ってきていません。
ケンタウルス座も良く見えていました。双眼鏡があれば、ω星団くらいは綺麗に見えることでしょう・・。
双眼鏡でω星団。見た覚えがあるような、無いような・・・。昔、天竜川河川敷で、BORG76ED屈折望遠鏡とマスヤマ25mmで見たω星団には感動したものです。
僅か、76mmの口径でも、星粒に分解して見えて圧倒されましたから・・・
双眼鏡での印象がないので、ひょっとしたら、一度も見たことがないのかも?
以前に撮影したものですが・・ ω星団 中一光学 135mmF2.8→絞りF3.5付近? フジ X-E1 デジタルカメラ

こういう雰囲気で見えるとは思うので、また機会があれば見てみたいと思っています。

それにしても、撮影中、本当に良く眠ってしまいました。
5時15分にはもう薄明も進行してきているのが判ります。夜明けが早くなってきました。
休日前なので、ゆっくりと片付けましたが、それでも、6時50分にはぼうらやを後にしました。
まぁ、まだ寝足りないので、これから一寝入りする予定です・・・ネムイ(´・ωゞ)

今晩の予報がちと微妙になってきましたが・・・晴れるには晴れる予報?
イメージ 1
(*`・з・)ムゥ、微妙ですかねぇ・・・
とはいえ、新月期ですからね。最低限、ぼうらやには出かけようと考えてはいますが・・
マジ撮りで出かけると手痛いしっぺがえし食らいそうな予報です・・・ ~゚('A`)アイテー

山の村へ

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さて、昨晩は、天気予報が今一歩だったのもあって、手近にぼうらやさんでもいいかー・・と思っていたのですが、GENTAさんから、ブログコメントで、山の村にいるよ、と伝。

うーん、山の村の方がまだ、天気予報は良い・・・
夕食後に出かける予定でしたが、どうせ行くなら、行ってみますか、山の村!

と、いうわけで、19時半に磐田市内を出発。気温は7℃と暖かです。
天竜市を越えても、気温は5℃。結構暖か。
到着時刻と気温は見忘れましたが、20時50分過ぎには、山の村に到着したと思います。
気温自体もさほど寒くなく、2℃程度だったのではないかと思います。

雲はありますが、晴れ間も多く、撮影できそうです。
イメージ 1
沈むオリオン フジ X-E1 デジタルカメラ XF18-55mmにて。

やぎちゃんが早速声をかけてくれましたので、まずはご挨拶。
星空教室用に銀河の撮影をするとのことで、C11望遠鏡をEQ-G赤道儀に搭載して撮影準備中?でした。
自動導入が上手くいかないというような事を仰られてましたが、上手く撮れたかな・・?

ボクの方も、早速、望遠鏡を組み立てることにします。が・・・
車の位置と望遠鏡の位置が、普段と違うので、ちょっと手こずります。
向きが違うことで、少々、トラブルもありましたが、基本的には昨日と同じ装備、同じ機材。問題はない・・・
なんとか撮影開始しましたが・・・
この頃から、風が・・・Σ(゚д゚|||)ガーン


AstroGPVを見てみると、予報自体は好天しており、朝まで晴れそうなのですが、代わりに、風が2→3になってました・・Σ(゚д゚|||)ガーン
オライオンはとにかく、風に弱い・・・

沈むカシオペア座

うーん、北側の木を伐採してくれて視界が良くなったのは良いのですが・・・
残念ながら、北西からの風が強いこの季節。防風林的な働きを期待していたのもあって、風が抜けてくる様になり、個人的にはちょっと、がっくり。

イメージ 1
撮影結果は、こんなのばっかり・・


イメージ 2
GENTAさんのシステム フジ X-E1 デジタルカメラにて。

GENTAさんの方は、銀河狙いで?ED115SとEOS60D冷却改造デジタル一眼レフカメラを持ってきておられました。
GENTAさんの方もいろいろとトラブっていたみたい。


0時前からもういいや、とふて寝。
でも、昨晩みたいにぐっすりとは寝られませんでした。

あと、山の村は、この時期?シーイングが、とにかく悪くって・・・
過去にも何回か来ていますが、この場所でビシっとした写真を撮れた記憶がありません・・
それでも、空は、家老平や天竜の森より、一歩劣るとはいえ、準一線級の星空。
天の川。 フジ X-E1デジタルカメラ XF18-55mm 18mmにて、30秒露光

天の川も良く写ってくれます。
空は、この場所としては、イマイチ、ヌケが悪かったですが、それでも、ぼうらやとは段違いの星空です。
銀河の非常に淡い腕を狙いたかったので、それで、ここまで来たのですが・・
さすがに、あんなにブレブレだと、使い物にならないですね・・(;´д`)トホホ…
うーん、、参りました・・。
まぁ、風が強い遠州地方のこの時期は、オライオンだと、こんなもんといえば、こんなもんな気もします。5晩撮って、使えるの2晩とか。とはいえ、さすがにニワトリと違って、遠征ですからねー・・
さすがに遠征して壊滅状態は、さすがにダメージ大・・・。

オライオンと天の川

カメラの撮って出しJPEGでも、良く写ってますね。
梅の花と天の川。
もう少し咲いていないと綺麗にはなりませんが・・・撮るだけ撮ってみました。

薄明でフラットを撮影して、やぎちゃんといろいろと話しをして、7時15分。山の村を後にしました。
それにしても、日が昇るのが早くなりましたね。

帰宅後、思った以上に疲れていた様で、昼前から昼寝したら、夜まで寝てしまいました Σ(゚д゚|||)ガーン
仕事疲れもあるしなー・・。なんだかんだで連戦でしたから、仕方ないか。

QHY5III-178Cによる『まゆ銀河』

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2月10日に、ほぼ満月下でぼうらや遠征に出かけたのは、以前に記事にした通り。
その時に、QHY5III-178Cでのテスト撮影を行ってきました。
本当はもう少し早く記事にしたかったのですが・・・
時間がとれる土日に遠征に出たりして、ちょっと時間が経ってしまいました。

まゆ銀河 NGC4485,4490 オライオン30cm反射望遠鏡 Vixen レデューサR使用 15秒×225枚 コンポジット

ビクセンレデューサRを使った時の合成F値は1056mmF3.52でした(直焦点を1200mmF4として比例計算)
レデューサR自体は、フィルム時代のモノですし、また当時のビクセンの反射望遠鏡のラインナップ(20cmF5、15cmF5、13cmF5.6)から考えても、F5クラスの反射望遠鏡での使用を前提にしていると思います。
そのせいか、若干、星像がミョーな感じになってます。
そういえば、当時、アイベルの広告で、F5→4.4と記載されていたのを記憶しています(λ/16の特注機X16も作っていたと記憶してます)。そうすると拡大率は0.88倍
今回も、まさに丁度0.88倍ですから、バックフォーカスは合っていそうですね。
流石に、F4ニュートンにはちょっとミスマッチか・・。
次回テストするとしたら、クローズアップACレンズを使ってみようかな?
1/1.8インチサイズって、直焦点で使うにはコマ収差が目立ってしまうので、ビミョーに難しいサイズだったりします。

QHY5III178C Orion30cm Vixen レデューサR 1056mmF3.52 15秒1枚画像

15秒露光した1枚画像を、ダーク・フラット補正後にMaxImDLでカラー化したものです。
1枚画像だと本当にかすかに写っているだけに過ぎません。が、これをスタックすると、きちんと淡い部分まで写っている・・・と、いうのがCMOSカメラの凄いところだったりします。

低読み出しノイズなので、一見ノイズに埋もれていても、積算(コンポジット)すると、ちゃんと出てくるんです。
CCDでもその傾向はあるにはありますが、CMOSの方が、読み出しノイズが、CCDの数分の1とさらに小さいので、効果が数倍あります。

画像処理はめっちゃ大変ですが・・・(枚数多いし、自動コンポジット出来ないし・・ノイズに埋もれて星を認識してくれないみたいです・・)

しかし、撮影結果は、なかなかに悪くない(十分、ディテールが出ている)ものになっているのは上の写真の通りです。
デジタルカメラと違って、映像エンジンを介していないこの種のカメラは適正露光にする必要がありません。
なので、前にも紹介しましたように、ゲインはあげず、オフセットのみ、最小限載せているセッティングです。
理論的には、これがベストです(本当は、ハイライトの飽和レベルの確認で、ゲインも入れるべきですが・・コンポジット前提の天体写真なら、ローライトの確認のみで問題ないでしょう・・・)
カメラの持つ、ポテンシャルを最大限に発揮させることが出来ていると思います。

しかも、これ、満月下の中での撮影で、ですよ。
今回、フラットは一応、撮ったので、処理していますが、恐らく、使用しなくても、いや、むしろしない方が画質が良かったかもしれません(S/Nが荒れる処理ですからね・・たぶん、この点はデジカメより冷却CCD使いの方が納得される気がしますが・・)

小さいセンササイズというのは、フラットの精度が問われない(場合によっては無しでOk)ですし、光害や月明かりがあっても強い。むしろ、CMOSイメージセンサの場合、月明かりは背景輝度レベルをおしあげてくれるので、CMOS特有の固定パターンノイズの緩和に役立つ。ASI120MMの時には何度助けられたことか・・・

デジタル一眼レフカメラによる天体写真とは、全く異なるというか、真逆を行っているのではないか・・という気すらしてきます。

デジカメの様に、撮影して、背面液晶に天体が浮かび上がる・・・この喜びは全くない。
撮影後の画像をPCで見ても、これでホントに、モノになるのかのぅ・・?というほど、ひどい画像。
やー、ニワトリの冷却CCDカメラ画像もなかなかに、萎える画像なのですが、CMOS短時間露光だと、さらにその上を行くというか。苦行でしかないですね。
せめて、自動コンポジットできると楽なんですけどねぇ・・・。

でもステライメージは本当に優秀で、1点指定で、さらに評価値を活用して、目視で選別していくと、良い映像が浮かび上がってきたりします。

前にも書きましたが、やはり、このテのCMOSカメラを使って欲しいのは、機材の安定度(赤道儀の追尾精度だったり、反射望遠鏡で、ガイドが上手くいかなかったり・・)のせいでデジタル一眼レフカメラでは苦労していている人たち。あるいは、あえて安定度が悪い反射望遠鏡を使ってるが、大口径という利点を活かして、入選をもぎ取りたいと考えている人たち。
(以前は、冷却CCDで、それこそ、ぴんたんさんやT-Fixさんが勝利を手にしてきた処ですが・・技術的には、CCDの方が、より要求されるレベルは高かった・・・です)

CMOSカメラだと、ノータッチガイドで済ませられる可能性も高いので、冷却CCDカメラよりも遥かに自由度が増すと思うんですよね。
デジカメで、いまいち上手くいかないと感じてる人には、強力な味方になると思います。
とりあえずの通過点としてでも、見識を広げる意味でも、伸び悩んでいる人には良い転機になると思いますしね。
前にも書きました様に、いつかは入選してやる!と思っている野心家にこそ、相応しいカメラだと思います。

長焦点系ではIMX174系モノクロカメラが、良いのですが、高精細裏面照射型のSTARVISセンサの能力をフルに発揮するのは、800mm~1000mmのニュートン反射望遠鏡です。
R200SSあたりはユーザさんも多く、デジカメにも対応できるユーティリティを用意もしてくれているにも関わらず、実は、強度的に弱い面もあり、苦労する機材でもあります。もちろん、ベテランは、その苦労を乗り越えて、作品化、入選されているわけですが・・・
そのレベルに到達する一助として、178系CMOSカメラを使ってみる、というのも一手かもしれません。

今回は、ボクは、カラーカメラを使っていますが、モノクロのQHY5III-178Mならば、より高分解能かつ高S/Nの映像を得られたと思います。
んー・・でも、露光時間は無理に短縮せずに、1枚辺りは10秒露光にして撮影かなぁ・・・。

天体写真の面白いことは、モチーフは一緒(派手なのは限られる)なので、あとは、それをどう切り取って、どうアプローチしていくか・・。

フルサイズのD810Aには度肝を抜かれましたが(まさか1インチ+中焦点系と競合してくるとは・・)、そればかりが天体写真ではありません。
クラッシックな冷却CCDカメラ、未改造のデジタルカメラ、IRカット改造や冷却改造までした、特化型デジタルカメラ、いろいろと制約条件が多いのは承知していますが、まだまだ中版フィルムによる散光星雲も健在でしょう・・あの透明感は魅力的です。さらにCMOSカメラも、冷却・非冷却・様々なセンササイズ・・・・。
なんとも、群雄割拠の面白い時代になってきていると思います。

ぜひ、野心をお持ちの方は、まだまだ黎明期のCMOSイメージングカメラでの天体写真にチャレンジしてみて欲しいなーと思っています。
下手にデジタル一眼レフのスキルが無い方の方が、のし上がってくる気がするんですよね。

ALICE-ⅡによるNGC5907

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今日は、夜半過ぎまでは晴れる予報だったのですが、GPVは悪化方向へ・・・

イメージ 1
ありゃま!これじゃあ、出かけられませんねー・・・。

本当は、半自作CMOSカメラ、ALICE-Ⅱのテストを行いたかったのですが・・
うーん、明日もちょっと予報がいまいちな方向になってきているので、明日も期待できないかもしれません、、、

さしあたり、2月に撮影してきたものを処理してみました。
りゅう座の銀河 NGC5907 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコアⅡ使用 1380mmF4.6
半自作CMOSカメラ ALICEⅡ 
L=10秒×118枚
R=10秒×119
G=10秒×116
B=10秒×117

うーん、L画像は、この3倍は撮ってあるのですが、選別していったら、こんな枚数に・・・(; ̄ー ̄川 アセアセ
RGBは、約20分撮影したものをほぼ全部使っています。
フィルタホィールは、MaxImDLのカメラをシミュレータにして、制御させたので、ALICE-Ⅱとの同期がとれていません。よって、切り替わり時に、数コマ捨てざるを得ないのですが、でも、放置プレーでカラー画像を得ることができる可能性が判ったのは、大きなところです。

いかなALICE-Ⅱが超高感度・低ノイズといっても、さすがに、1枚あたり10秒露光では、NGC5907の周囲のぐるぐるは写ってくれませんでした。
まぁ、そこまで写ってくれれば、本当に冷却CCDカメラ、要らないなー・・と、なるのですが、さすがに無理でした。
M57はHαフィルターで外ハロがSXVR-H694よりもずっと良く映し出せていたので、ちょっと期待しすぎていた面は否定できませんが・・・

まぁ、それでも、1枚あたり、わずか10秒の露光時間で、ここまで写し出せれば、十分ですね。
CMOSイメージセンサ、恐るべし・・・

またまた話変わってしまうのですが、M57の周囲のHα。
環状星雲M57 オライオン30cm反射望遠鏡 with パラコアⅡ ALICE-Ⅱ CMOSカメラ

これって、D810Aで写りませんかねぇ・・?M57本体の輝度差が違いすぎるので、両立は無理だとは思いますが・・・。そこはデジカメお得意の段階露光で。

淡さだけでいったら、CMOSで、10秒画像で写ってきているので、D810Aで長秒露光で撮れば、案外写りやすい部類かもしれません?
どなたか挑戦してみませんか。すでに作例、ありますかね・・?

ぴんたんさんやRUKUさんのD810Aによる系外銀河作品には度肝を抜かれましたが、ボクの方はまだまだ、1インチクラスで頑張ってみようかな?と思っているところです。

・・と、いいつつ、将来的に、オライオン30cmもラージフォーマットに対応できるように、考えてみようかなぁ・・
問題は、接眼部。JMIのモトフォーカサーを使ってるのですが、接触が悪いのか、動作しないことが多くなり、昨年夏からは、手動で使ってたりします・・・これも一度、yamatomoさんに診てもらわないとダメかな・・。って、その前にどこに行ったかしら・・

この接眼部が、案外、たわみやすい。パラコアⅡが意外とクセモノで、案外、重たいんですよ。
そのせいもあって、8枚がけフィルタホィールと軽量とはいえ、SXVR-H694を接続すると、結局重量は1kgをかる~く越えていると思います ( ̄へ ̄|||) ウーム

流石にタカハシの接眼部をおごる(まーた値段がかなり上がってるんですねぇ・・・昔、ASC-11用に買った時は、3万円ちょっとだったのに・・・。)と、重量がマシマシになるので、ビクセンのR200SS用のものを(昔、これは、1万円しなかったんですが・・)・・・と思ってググってみたんですが、今は、接眼部だけって売られてないんですね・・?
うーん、できたら、M60接続にして、コレクターPHをおライオンで・・・なんてのも妄想していたのですが・・・。

もっとも、弱い部分は接眼部だけではないので、いろいろと難儀するのは目に見えているのですが・・・
いずれにしても、自宅が完成して、撮影環境が整ってから、ですね。
自宅の方は、4月に引っ越し予定。あと少しです。

ぼうらや遠征 3/4

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気がついたら、もう3月ですね (◎-◎;)!!
本業が忙しいのもあり、月日が過ぎるのがめっちゃ早いデス・・。

12月から、本業と星撮りにかまけていて、家族サービスしていなかったこともあり、家族でひさびさに出かけることにしました。
比較的近くの浜松動物園、という話もありましたが、せっかくいくなら、豊橋まで足を伸ばして、のんほいパークに行こうと提案したのでした。

で、せっかく豊橋に行くなら・・
イメージ 1
豊橋カレーうどん  スマホ内蔵デジタルカメラにてパチリ。

勢川二川店で、豊橋カレーうどんを食べました。豊橋カレーうどん、ずいぶんと定着しているようで、カレーうどんありますよね?と聞いて入店する兄ちゃんもいるくらい。座って待っている隣の人たちも、やっぱり、せっかく来たから、カレーうどん!という感じです。
豊橋カレーうどん。甘めの出汁が効いたカレーソースにうずらの卵(ここのは半熟で、ちょっとびっくりしました)をうどんに乗っけて、さらに!その下に、とろろご飯があるとゆー。
いや、まぁ、オイシイんですけどね。
イメージ 2

ボクの方は、揚げ餅おろしうどんにしましたが・・・。うーん、以前に別のお店で食べたうどんもそうなのですが、甘めの濃い出汁で、大根おろしの辛味と良くあって、悪くはないのですが、、、どうしても、香川のさぬきうどんを知っていると、ちょっと・・という感じになります。
関東の出汁に比べると遥かに甘いので、関東とも違う・・。個人的には蕎麦の方が好きなので、最初は蕎麦にしようかと思ったのですが、店員さんに、どっちがお勧め!?と、聞いたら、うどんの方が良くでますよーとのことで、うどんにしたのですが、この出汁だったら、蕎麦はちょっと合わない気がします。アブナカッタ・・・


お腹もいっぱいになったところで、のんほいパークへ!
明星さん、おおはしゃぎ。
馬に人参をあげたり(超ビビリまくり)、滑り台で滑って遊んだり、ふれあい体験広場では、うさぎに触れたり・・
イメージ 3
うさぎとあかり  フジ X-E1 デジタルカメラ XF18-55mmにて。

かなり、楽しんでくれたみたいです。
午後、終園までいたせいか、かなり疲れたみたいで、今(AM9時前)まで、眠っていました。

さて。ここからが本題。
18時過ぎに帰ってきましたが、お天気予報に反していいお天気です。
GPV予報では、22時頃から晴れてくる予報だったのと、月没も、夜半前と遅くなっていることから、一休みして出かけるつもりでしたが・・・
こりゃ、少し早めに行くか。
と、19時半前に、自宅を出発!
気温は磐田市内8℃と暖かです。さすがに、3月に入って、寒さも底を打った感が強くなってきましたネ。

ミュートンさんにも、昼間に、たぶん、今晩いくよーと、伝えた時に、彗星を撮りたい!と仰っていたので、いるかな?と思ったのですが、生憎とだーれもいませんでした Σ(゚д゚|||)ガーン
気温は5℃だったと思います。

出発前の磐田市内は良く晴れていましたが、ぼうらやさんでは薄雲があります。
まぁ、GPV予報だと、晴れてくるのはまだ少し後。薄雲りくらいなら、全然問題なく、準備が進められます。

まずは、北極星。前回使ったのが山の村でしたので、やや傾斜地であるぼうらや駐車場では北極星探しに若干苦労しましたが、まぁ、どうせ薄雲ってマスからね・・と、のんびりとやっていきます。
光軸もとって、ALICE-Ⅱを装着。ピントも合わせて・・・おやぁ・・・?
イメージ 4
ピントを合わせていくと、どうにも星像がナナメに流れたかのようにズレています・・(・_・;)
んんー・・?こりゃ、また光軸がズレたか・・?と、再度、レーザコリメータで合わせ直し。
主鏡は、ロンキーさんに改修していただいたので、ズレないのですが、斜鏡は、合わせ直しでした。
が、もう一度、ALICE-Ⅱをつけてチェックしてみるとやはり同じ様に星像が崩れたまま・・・
と、なると、後、考えられるのは、バックフォーカスのミスマッチ・・・ですが・・・。いやいや、この組み合わせ、前回使ったし!!
なんで、こんなところでトラブル・・・。前回と違って、MPCCのバックアップは持ってきてないんだよ・・・。
前回は、良くて、今回はダメ・・。違うところは・・・
ALICE-Ⅱは、Sony製センサではないので、残念ながら、縦縞があります。縦縞は、赤経方向を横方向にすることで、ピリオディックモーションのふらつきで、緩和させることが可能です。
しかし、前回、方向を間違って(と、いうか気にしなかったのか・・?)、縦が赤緯方向になっていた・・・
シマシマ軽減上、得策ではありませんが・・・90度回転させてみたところ・・・。
げげ、星像の伸びが無くなったヨ・・・工工エエェェェ(゚Д゚)ェェェエエ工工

えー、何それ。確かに、ALICE-Ⅱはボードカメラの筐体を自作した半自作機。強度が弱いことは百も承知です。ですが・・・。肝心のセンサ部については金属パーツを使って、強度は維持させているのですが・・・。
うーん、JMIの接眼部がかなりゆるい上、2点固定なので、固定ネジの位置によってはスケアリングが大きく狂う・・?
それとも、基板への荷重でなんらかの影響があるのかなぁ・・(全体的に強度が弱いのは否めませんから・・)
なんとも、納得はいく原因は掴めてませんが、何はともあれ、使えるレベルになるのは判ったので、そうなれば、撮影優先ですね。
うーん、以前、ASC-11で使った時にもどうにも星像が崩れていたのですが、ST10XMEを装着したら、全く問題が無く・・・なんでだろう?と思ったこともありましたが・・・。
強度不足によるカメラ取り付け向きによるスケアリング不良・・・。疑った方がいいのかもしれない????
イメージ 5
オリオンとアリス  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D14-42EDにて。

今回のテーマは、ラッキーイメージングによる超低空の天体です。


紆余曲折の末、やっと撮影に入ったら、ちょうど、GENTAさんが来られました。
なんでも、磐田市内は曇っていたのだとか。ぼうらやさんは、自分が悩んでいる最中に、ピーカンになってきたところでした。
時刻は、22時過ぎくらいだったと思います。

GENTAさんの方は、EOS 5D Mk-2 デジタル一眼レフカメラが、Error30が出るとのことで、夜半過ぎまでいろいろと格闘されていたご様子。
1枚目は上手く撮れるのですが、2コマ目の撮影に入る前にERROR表示が出るので、連続撮影ができないのだとか・・。
映像はちゃんと転送されてくる様なので、つきっきりでシャッターを切る分には問題ないご様子ですが・・・
自分の方は、さすがに昼間の疲れもあって、23時前くらいから、0時まで車で仮眠とってました。

それでも、今日はなんとも眠れず・・・
昼間の、のんほいパークで、疲れてはいる筈なんですけどねぇ・・

GENTAさんの方も、Err30に悩まされながらも、あれこれ試した結果、上手く連続撮影を行う方法を見つけたみたいです。
イメージ 6
FSQとオライオン30cm  オリンパス E-620 デジタルカメラ Z.D14-42EDにてパチリ。

夜明け前には天の川が昇ってきます。さそり座も南中を過ぎる・・・
5時には薄明の始まりを感じます。夜も短くなってきました。
冬もお終いですね。

今回、夢見が悪かったり、また、撮影のタイミングが悪かった(撮影プログラムを検討してからの撮影ではなかった)のもあって、細切れ睡眠で、ほとんど眠れませんでした。
その他にも、フィルタホィールのエラーがあったせいもあるのですが・・(それでも、大事無い筈・・・)

片付けして、6時23分。GENTAさんより少し早く、ぼうらやを後にさせていただきました。

ラッキーイメージングだと1コマ、数秒で撮影することもあって、40GBものデータを取得・・・
こりゃまた画像処理が大変ですわ・・・(;´д`)トホホ…
それでも、興味深いあるいは、作品になるようなデータが得られていれば・・頑張れるので、今回の撮影は、ちょっと期待はしてるんですけどね。
さてさて。どうなっていることやら・・です。

うーむ、なんとも、昼間に眠れなくなってきました(なので、ブログ書いてるんですが)
13,4年前に遠天の松やんから、昼寝できるって、体力ある証拠だよ。と言われて、当時は全然ピンと来ませんでしたが、今だと解るかも。
やはり当時、よく獅子ヶ鼻公園や家老平にご一緒していたS男さんも、寝られないと仰っていましたが、なるほどねぇ。やっとこの年齢になって、仰ることが判るようになりました(≧ヘ≦)ムゥ
と、いうか当時の松やんと同じ位の年齢ということで、推して知るべし、というか・・。やっぱり体力なのかなー。
疲れはあるんですけどねぇ・・・。
やれやれ、で、あります。

久々の入選

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天文雑誌4月号の月例フォトコンテスト、なんとか二誌入選でした! (∩´∀`)∩ワーイ
ひさびさの入選で、ちょっと嬉しい反面・・
いやー・・先月号は、近くの谷島屋においてなかったので見てなかったのですが、今月号を見たら、いやー・・レベル高けェ・・・((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
よく、この中で、採って頂けたなぁ・・・と心底感じました・・・。

D810Aの威力!と、いうわけでもなく(いや、まぁ、D810A作品とかタカハシ製品の素晴らしさはトコトン、感じさせられましたが)、同じ様な機材構成のsora-canさんの作品も透明感があり、星像も細く美しい。かつ、銀河にはちゃんと解像感がある・・で、見とれてしまいました。
1インチセンサー機も、星ナビの方だったかな?TOAとの組み合わせだと思いましたが、馬頭星雲のSAO作品があり、これまた、自分で撮ったこともあるのもあって、あまりの見事さに暫く見入ってしまいました。
なんというか、自分のだけ、明らかに星像が太い・・!
入選した喜びよりも、なんというか、写真としての見栄えの悪さに、凹んできました・・・。

カリタツさんのネオワイズ彗星も見事ですね。
昔は、自分も彗星!とくれば、居ても立ってもいられなかったのですが・・・
さらりと書いてますが、当時、梅雨時にも関わらず、毎朝、天竜川や獅子ヶ鼻公園にでかけて、やっと雲間から撮ったのを懐かしく思い出します。
今年は、2Pエンケ彗星も見送ってしまいましたし。
夕方は、ちょっとこの時期、無理・・というのはあるにしても、流石に、もーちょっとやる気出さにゃ・・。と反省した次第・・

星ナビ 採用作 かに座の惑星状星雲Abell31
かに座にある大きな惑星状星雲です。非常に淡く、撮影にも画像処理にも、苦労しました・・。

と、いうのも、コイツ、大きい上に淡くて、構図を決めるのにも、一苦労するんですよ・・・。
当初は一晩で仕留めようと考えていたのですが、流石に無理がありまして・・
1/4の、帰省の合間をぬって?追加撮影してきました。

そういえば、昨年末の神奈川帰省時には、アトラクスのケーブルなく、テストができずにクサっていたわけですが、逆にそこでテストできていたら、この日のぼうらや遠征は無かったワケで。
当然、この作品も生まれず・・・というコトになったのですから、なんと言いますか。
人生ってのはなかなかに奇異なものですね。

見る人が見れば、判ると思いますが。
AOOベースで作画したものと、RGBベースで作画したものを、両者、ブレンドしています。
たぶん、この辺りで、中天の忘年会で、HαとのLRGB・・と言っていたnaokiさんを切ったんじゃないかなー・・
記憶ないけど(爆)
Hαをどう活かすのか、何を見せたいのか、で、作画は変わってくると思うんですよね。

本音でいえば、この作品だと、L画像が欲しかったです。と、いうのも惑星状星雲の向こう側に銀河がいくつか散見されるから。RGBでも十分写ってくれてはいるのですが、L(Clear)フィルターでも撮っておくと、銀河達がさらに主張してきて、もっと良い作品になったのではないかと思います。

いや、まぁ、また撮り直す?と言われると・・・10年後くらいにまた考えてみましょうかねー(; ̄ー ̄川 アセアセ
その頃には、また機材も変わってるかもしれませんし・・



天文ガイド入選作 NGC2634付近

複雑な形の銀河と、分子雲。どこまでが銀河の腕なのか、分子雲なのか。面白い領域です。

コメント欄が小さくなったせいで、細かなことは書けなくなりましたが(汗)
上の方の銀河は、相互作用で、腕が大きく剥ぎ取られているというか、渦巻銀河っぽい様な腕が広がっていると思うんですよね。
で、たゆたう星雲は、明らかに銀河系内の分子雲!
この辺りは濃い目の分子雲の様で、RGBカラー合成すると、明らかに青みがかってる色になりました。
もう少し、分子雲らしい黄色~茶色になるかな?と思っていただけにちょっと意外。

この領域は、3、4年程前に目星をつけていたと思いますが、いかんせん、光害がある自宅からの撮影は難しい・・ようやく、撮影できました。
無事、採用していただけて良かったです。


今回は、D810Aの脅威を感じてきた頃の撮影ですので、マイナー系、それも、冷却CCDならではの被写体を選んだと思います。
Abell31は、ナローバンドを絡めた作品で、デジカメでも不可能ではないでしょうが、効率という点ではあまり良いとは言えないと思います。ただ、LPS-V3の様なナローバンド気味の光害カットフィルターを使うことで、容易に、描き出してしまうのかもしれません。

NGC2634付近。分子雲も、実は、冷却CCDカメラ、とりわけ、赤外感度が高いClearフィルターで撮影した方が有利です。
そうした観点からは、1インチの冷却CCDカメラに見合った天体を、カメラの特性を活かして捉えたと言えるわけで、そこが評価されたのかな・・とは思います。

とはいえ、このままでは、早晩、入選しなくなるのは目に見えているわけで・・・
特にメジャーな対象を真っ向勝負できるだけの力はないなーと思いました。
今回は、淡い(と思わせる)天体だったので、星像の重さは目をつむってもらえた可能性を考えると、もう少し、画像処理、さらに言えば、写真作品としての完成度、見栄え・・とはちょっと違うかもしれませんが・・に工夫が必要かな、と改めて痛感!
とはいえ、うーん、そう簡単には、なかなか・・ですが・・・(いい手が思いつかない)
でも、なんとか、レベルアップしないといけませんねぇ・・。

月夜の遠征は失敗・・

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さて、またしても、金曜日3/10。仕事が終わってから、ぼうらやさんに遠征に行ってきました!
嫁さんと子供は、子供の誕生日祝いの為に、実家に。
本当は行ければ、自分も行く予定でしたが、案の定、翌3/11は休日出勤することに・・。

金曜日晩も、20時過ぎまで職場に居て、それから帰宅して、出発したのは、20時40分くらいだったかな?
21時10分には着くなーと車を走らせた覚えがあります。
機材が一式、車載しっぱなしになってますから、出かける時は早くて良いですね。
いっそ、もう、自宅が完成しても、オライオンとEM-200は車載したまんまにしちゃおうかしらん (; ̄ー ̄川 アセアセ

さて、磐田市内は8℃と暖か。空の方も、月夜ですが、透明度は悪くなさそうです。
これだったら、ALICE-Ⅱのテストも兼ねて、銀河巡りでも・・・という気持ちになろうと言うものです。
もっとも、処理の手間を考えたら、銀河巡りは冷却CCDカメラの方が楽なのですが・・・

今後、本当にALICE-Ⅱに賭けるだけの性能があるのかどうか。
もう少し、実戦経験を積んで、判断していきたい。
ポテンシャルが高いのは判ってはいるのですが・・
イメージ 1
ALICE-Ⅱの縦縞

ALICE-ⅡのセンサはS◯nyじゃないので、縦縞がね・・。AstronomyToolsのVirtical Band Noise Reductionだったかな?これを使うと大抵は消せるのですが、今回の画像では上手くいきませんでした。
あんまり大きい天体には向いていないのかも?
撮影時にも、横にずらして撮影する等の工夫をしてみる等、対策はないわけではないのですが・・

さて、準備の方は、思っていた以上に疲れているようで・・・。
望遠鏡を載せた後、バランス取る前に、クランプを緩めた際に、ちょっと指を挟んでしまって、イタタ・・とやってしまったり・・。アホだなぁ・・。そりゃそうなるじゃん!
うーん、疲れはあるけど、余力があると思ってたのですが・・・トシとともに、だんだん無理が効かなくなってきてるなー・・・と実感・・。
セッティング自体は特に問題もなく。

ただ、理由は判りませんが、前回撮影あたりから、極軸望遠鏡がズレたのかなぁ・・
導入精度、追尾精度(ノータッチですが)から、極軸が若干ズレてるようなんですよ・・。おかしいなぁ・・。
まぁ、CMOSカメラなので、赤緯方向のズレは縦縞キャンセルの方向に働くから、今回はいいんですけどね。

セッティングを終えて撮影に入ったのが、22時40分頃。うーん、やっぱりなんだかんだで撮影開始まで1時間半かかっちゃう。昔は1時間もあれば撮影に入っていたと思うんだけどなー・・・。
遠征休止の3年間で、感覚が鈍ってるのか・・全体的に行動がトロくなったのか・・┐('~`;)┌

組み合わせる機材も変わってないし(まぁ、今回はCMOSカメラですが・・)、あ、そういや、ファインダーが狂い易くて、合わせにくいので、ここに時間が取られてるか・・最近・・
バランス的に軽い3cmのにしたのですが、これがビミョーに使いにくかったりします。ニワトリの時はあまり気にならない(数晩放置でしたから)ので、問題視してませんでしたが・・・こりゃ要改善ですね。

ファインダーって、デジタル一眼レフカメラだと不要なのですが、CMOSや冷却CCD等は当然として、ミラーレス一眼でも、EVFだとピントが合ってないと、全く使い物にならないので、案外大事なんですよね・・。
その割に、ウチのGENESISにはファインダつかないし、MT160のも、支持棒が1本折れてしまって代替えのネジを使ってるせいか、ビミョーに使いにくかったりします・・。遠征時には注意しないとダメですね・・。


さて、撮影に入ったら、あとは、電気毛布でぐっすりと寝てしまいました。
目覚まし時計に起こされて、0時前に起床。
思ったより寒い。到着時にもすでに気温は2℃まで落ちてました。寒さの底は打ったとは言え、磐田市内で8℃あったので、思ったよりも気温は下がりました。

この頃から時折、強い風が出てきました。まぁ、それは、ノータッチガイドで、1枚あたり短時間露光のCMOSなので、ダメなのは捨てれば良いから、全く問題にしてなかったのですが・・・
1時頃から、雲が・・・ Σ(゚д゚|||)ガーン
GPV予報では晴れる予報だったのにぃ・・・。

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オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ 

1時過ぎからこんなお天気ですよ。今回は銀河巡りを兼ねて、低空の天体を狙ってみるつもりでいたので、がっくりです。
GENTAさん、遠征に行かなくて正解!

朝までふて寝。
ただ、4時頃に目が覚めたので、一応、晴れ間から撮れないかなーと思って、ピントをあわせ直そう。と、明るい星を入れて、ピントをチェック。
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あれっ、どうやってもピントが合わない!と、いうか、星が伸びてマス・・・
前回の事(向きを変えたら星像がおかしくなった)もあったので、なんだこれ・・やっぱり、所詮、自作機なんてこんなものか・・信用できねぇ・・
と、思ったのですが、ふと、あれ?あの明るい星って・・・

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土星でちた・・_| ̄|○ il||li
てっきり、アンタレスだと思ったのですが、曇っていて星座が判らなったとはいえ、疲れていたとはいえ、とんだ間抜けっぷり・・。
どちらにしても、信用できないのは自分じゃん!と、ゆーオチ・・。

そのまま夜明けになりましたので、フラットを一応撮影して、6時15分。帰路に着きました。

結構、車で寝ていたんですけどね。疲れていたようで、昨日はちょっとシンドかった。
今日も、10時過ぎまで寝てました。
疲れが抜けきってないので、例会開始までもう少しあるから、も、ちょい寝てようかな・・
うーん、画像処理が一向に進みません・・・

遠天例会 3/12

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日曜日は、例会でした。
準備をしていたら、少し遅くなりましたが、14時半前には到着。

早速、例会会場で、Tezさんに、SE赤道儀を診て頂きます。
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SE赤道儀調整中  フジ X-A1 デジタルカメラにて

SE赤道儀のギアをベアリング入りのものに換装して頂き、さらに、自分がサボっていたギア調整を丁寧にやってくださいました。
おまけにコントローラのVerUpまでしてくださって、至れり尽くせり。
本当にありがとうございました m(_ _)m

その間に世話役のタシロさんから、観測地についての議案が出ていました。
共同観測所となると、お金を始め、いろいろと問題も出てくるので、ちょっと難しいかな、と感じましたが・・
どうなるかな?

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その後は、Tezさんの自作ソフトの多機能さにみなさん、釘付け!
極軸調整(PolaMasterとEQ Alignみたいな感じかな?)機能にマルチガイド機能など、かゆいところに手が届く素晴らしいソフトだと感じました。
機能は実装完了しているので、後は、バグ取りだけだとか。
完成を楽しみにしています!

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ロンキーさんのASI1600MM-Cool 

それから、ロンキーさんがASI1600MM-Coolを持ってきてくれていました。miniフィルタホィールもつけてあって(ちなみにスケアリング調整でかなーり傾いていたのが気になります・・)、こちらもボクも後日買いたいなーと思っていたシロモノだったので、重量や造りなど、確認できたので良かったです。
miniFilterWheelの方は造りはしっかりとしていて、かつ、軽量で好印象です。
ASI1600MMの方も、USBハブがあり、とても使いやすくできていていいですね。

ASI1600MMとフィルタホィール、Φ31.7mmフィルター込みで重量的には600g程度でしょうか(感覚的ですが・・)
カメラ自体の重量は、SXVR-H694と比べて同等程度、と感じました。

今回も試しに、冷却あり/なし、でラッキーイメージングで使いそうな15秒露光で拝見させてもらいましたが、さすがに、気温18.8℃の環境下では、ノイズはかなり増える様子。ASI178では、この程度の露光時間だと許容範囲内だったのですが、MaxImDLでのStd値は、11→43と大幅に増大しました。
センササイズが大きく、画素数が多くなると、発熱量が大きくなるんですよ・・。
うーん、しまった、画像はUSBメモリに保存してもらってくれば良かったなぁ・・。

ほんまかさんが、非冷却で素晴らしい写真を撮られてますから、ダーク減算すれば、1枚あたり1,2分程度の露光での撮影なら、全く問題ないレベルかも。
ロンキーさんの方が、お時間が無いとのことだったのもあり、もう少し、どこかで検証したい。

ただ、プリセットではHiDynamicRange、Gain0←DeepSky狙いなら当然と思う) Offset10となっていましたが、この設定で、バイアスレベルも潜る事なく十分な感じでした(BIASレベル 200 cout程度だったか・・?少し余裕をみています)
ヒストグラムを見ると、幅がややある(素子毎の輝度値のばらつき)と感じましたが、うーん、ちゃんと解析しないとなんともいえませんが、もう少し、Offsetの値を落としても良いかな、と思いました。

非冷却タイプも、小型・軽量・高画質であることを考えると、その存在価値は高いので、なかなか悩ましいですね。手軽かつ高画質は、個人的にはとっても魅力的・・・

ロンキーさんはM3を撮って作例を見せて貰いましたが、セッティングがどうだったか判りませんが、恐らくゲインも入ってる方を使ったと思います。
さすがに、それだと、飽和が早く、球状星団の中心部はトンでしまっていました。
この辺り、12bitA/D変換だから、と結びつける人もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはGainの設定の方が効いくると思います。(が、実は、それだけセッティングがシビアーになるとも・・)
ただ、飽和レベルの速さ以外、淡い部分の描写等で、よりハイビットの14bitのデジカメ等に劣るものではありません。・・・多分 (^^ゞ
いや、まぁ、自分で使わないとネー (; ̄ー ̄川 アセアセ

縦縞は無く、横縞は、画像を縮小していくと、パターンが見えてきますが、ボクのQHY178よりも遥かに少ないと思います。Panasonicセンサ、なかなかに優秀ですね!
QEの情報がないのが残念ですが・・・。本当に、QE65%以上あるなら、ボクが期待している1.1型12MPのPregius IMX253よりも優秀かもしれません。フォーマットサイズからすると、このセンサも魅力的だなぁ・・

あとは、簡単にステライメージでの画像処理を行ったりして、なんだかんだで、あっという間に17時に。

帰宅時に、ハルカイさんとお話をしていたら、フジの中版デジタルカメラ、GFX50Sが、車にあるよ、ということで、無理を言って、見せて頂きました。
げげ、なにこの立体感・・・!!(◎-◎;)!!
重量的にはフルサイズと同じ位ですが、出来上がってくる映像は素晴らしいのひとこと。
なんだ、この立体感は・・・!!
AFも、さすがに、EOS1D系の爆速に比べると、1歩劣るかもしれませんが、ミラーレスらしからぬ早い合焦。
うわー・・こりゃあ、見ちゃいけないモノを見てしまった様な・・・。SDカード、自分の入れて撮らせて貰えば良かったなー・・。
ハルカイさんの情報からすると、赤い星雲もこれまでのフジのデジカメ同様、ちゃんと写るそうです。



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明星の誕生日祝い フジ X-A1 デジタルカメラにて 

帰宅後、神奈川から帰宅した、嫁さんと明星とで、誕生日祝いで、Coco'sに行ってきました。
ファミレスなんですが、誕生日だとスィーツ等、サービスされるということで、出かけてきました。
ただ、磐田店(いつもの、豊田町図書館の近く)は車が一杯で止められなかったので、袋井の方まででかけました。あれっ、アパートからだと、こちらも同じくらいの距離かも・・。案外近いなー・・。
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自分の方は、ジャンバラヤを注文しましたが、なかなか美味しかったです。

たまには、ファミレスもいいですね。
そろそろ、子供も大きくなってきたので、静岡県民としては、『さわやか』にも行きたいところです(笑)
げんこつハンバーグ。(ちょっと、よそから写真を拝見。リンクも貼ってます。)
ほとんど生に近いので、賛否両論あるようですが、あくまでも静岡県内で新鮮な挽肉を届けるとのポリシーで、静岡県外への展開は無いようです。
ステーキで言えば、ブルーレアの状態ですかね。
最初に行った時は、流石に、ちょっとビビりましたが、同社のポリシーと実際に食した味を知ると、これはちょっとやみつきになりますね。
さすがに、子供が小さいと熱いプレートで、なかなか・・(と、いいつつ、岡山のお義母さんが来られた際に、1回行ってたりしますが・・ ^^;)
3歳になったことだし。そろそろ、さわかやデビューさせましょうかねー(って、自分が食べたいだけなんですが ^^;)

8の字星雲

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そろそろ、月例フォトコンテストに応募する作品を仕上げねばならないのですが・・・・
うーん、どうにも、イマイチ・・です。
画像処理って、トーンカーブ調整なども含めて結構、気分、というかメンタルな面が、そのまま反映されてしまうのもあって、疲れてる時にやっても、綺麗にならないデス・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ 
疲れてると、ギスギス、ギトギトしてきてしまう・・・。困ったものです。

まあ、データとしては、モノになるのではないか?というのはいくつかあるのですが、今月はなんとか1点仕上げるのでやっと、ということになってしまいそう・・

8の字星雲 オライオン30cm反射望遠鏡 with ビクセンレデューサR 1056mmF3.52にて QHY5III178Cにて

8の字星雲は、ハッブル宇宙望遠鏡による画像で有名な(?)天体です。
日本からは、南に低いこともあり、また小さい天体ということもあり、なかなか撮影している方は少ないかと思います。
実際、自分も撮影するのは、12年ぶり?前回は、2004年秋だったか・・
LINEAR彗星 C/2003K4が昇ってくる前に、前座として、獅子ヶ鼻公園で撮影したのでした。

今回は、QHY178Cの色彩を見てみたいのもあって撮影したのでした。
惑星状星雲らしい、青緑色が良く出てくれるようで、これなら、M57等も美しく表現してくれそうですネ。
いずれ撮影してみようと思っています。

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さて、今晩は晴れそうです。
月の出は夜半からと、やや早いですが、ミュートンさんも行かれる様ですので、ぼうらやさんに出かける予定です。
月はさそり座の辺り・・と、ちょっとイヤな位置です。
何を撮ろうかな?CMOSカメラ、冷却CCDカメラによる銀河巡りか・・
CMOSカメラは処理が追いつかないので、今回はおとなしく冷却CCDで銀河巡りかなぁ。
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NGC4650a オライオン30cm パラコアⅡ ALICE-Ⅱ 半自作CMOSカメラ 6秒×236コマ

画面上の小さい回折像が出てるみたいな銀河がNGC4650aです。ハッブル宇宙望遠鏡ではそれこそ、素晴らしい画像ですが、アマチュアレベルでは撮ってみても、こんなもんですよ (。・ω・。)
先週、月夜で撮影してきたものですが、うーん、どうもALICEⅡだと月夜の撮影は得策ではないみたいです。
変なムラも出てるし・・
低空には薄雲があったと思いたいくらい、写りが悪いですしね・・・。
もう少し、写ってくれても・・と思ってしまいました。このカメラの性能に期待しすぎた面はあるかもしれません・・
まぁ、銀河の腕までしっかりとは写っているのは確かですから、過小評価すべきではないとも思ってますが・・

もう少し、このカメラに賭けるだけの価値があるかどうかは、実戦を積んで判断した方がいいかも?
その一方で、どうしても多数枚になるので、画像処理が追いつかないんですよね・・・

さて、今晩はどちらのカメラを使おうか・・。
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