今日は天文雑誌の発売日でした。
撮影時の風景 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラにて。
天文ガイドには、ひさびさに入選!!
いやぁ、正直嬉しかったなぁ~
NarrowBandでもカラーが全盛ですが、単色で見ると同じ星雲でも形状が異なり面白いものです。
M8干潟星雲のNarrowBand・・・
この種の撮影方法に着手したのは、2001年頃。厳密には、CV-04Lを使って前世紀の1999年には基礎実験は行っていますが・・・・感度が足りず、ST7E(NABG)の購入を待たねば、まともな撮影できませんでした。
当時、50万円もした・・・ST7E・・・(`;ω;´) というのは、とりあえず、(/_・)/コッチニオイトイテ
2002年のCANP発表資料用に田中光化学工業のTaNaKaさんからM8のSAO画像をお借りして発表した事があります。当時の自分の機材、ST7Eでは、M8全体像を捉えられるだけの力(画角と画素数)がなかったからです。
それから15年の歳月を経て、ようやく、自分自身の手で捉えられたと思うと感慨深いものがあります。
その機材が、自分の子供の頃、ハレー彗星が来るということで、初めて買ってもらった、望遠鏡、MIZAR130SLというのだから、喜びもひとしお、感慨にもふけりたくなるというものです!
・・・などと、感傷にひたってばかりいても仕方ないので、もう少し、説明をすると・・・
当初、SAO合成した画像で応募しようと思っていました。出来上がったのが上の写真。
もちろん、入選作の右下にいる画像そのものですが、フォト蔵の制限での2k画像では分かり辛いかと思って、SAOカラー単体もあげました。
口径13cmの反射望遠鏡による作品と思うと、出来栄えとしては、こんなものか・・とも思いますが、撮影時は、生憎とシーイングも悪かったこともあり・・・
これで、入選する、か・・・?まぁ、本当はプリントまでやった上で、判断したのですが、答えはNoでしょう。
恐らく、SAO作品はぴんたんさんも出品してくるでしょうし、正直なところ、表現力では完敗です。その上、口径の差もあるとなれば勝ち目はないよー・・・
というコンテスト的な目線から見た判断、
そして、
15年前のTaNaKaさんのデータを頂いて魅力を感じたのは、SAO合成ではなく、その前段階。各種フィルターで、見知っているハズの天体が、全く、違う天体の様に写る、という、NarrowBand撮影の観測面、つまり、各元素分布を可視化するという要素でした。
これはぜひ、知って欲しい!見せたい!!という想いもありました。
幸い、SIIはやや感度不足だったものの、各フィルターで、良いデータは今回、得られてますから・・・・
手間はかかりますが、各フィルター毎の画像も仕上げて、組み写真として観測の部で、応募したのでした。
ALICE-II、半自作CMOSカメラについては、選者のコメントが物語っている通りで、、、(^^ゞ
そうなんだよねぇー・・苦労の割には、効果的な差異は出せず、、と、いったところで苦労しています。
比べると、やはり効果はあるんですけどね。
見事に見抜かれてるなぁ・・・と、脱帽です。同時に、期待感も感じましたので、もう少し、頑張ってみようと思いました。
・・・長くなりましたし、星ナビ作品の方も、いろいろと語りたいことがありますので、記事を分けます (; ̄ー ̄川 アセアセ