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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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ぼうらや遠征!

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5/19(金)
いいお天気です。仕事もたてこんでいないので、定時帰りで、速攻で帰宅。
まずは、望遠鏡の積み込みです。
望遠鏡を一端、玄関の立派な天竜杉に下ろした際に、傷をつけてしまい、若干、自分の心も凹みましたが・・

しかし、GPV予報では、晴れなんですけどね・・・。磐田市内は一面の雲が・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
ハルカイさんも、秋葉神社で、曇ってるとのこと。
うーん・・・どうスっべか〰

ちと疲れもあったので、少し仮眠をとって判断することにしました。体調も実は復調しておらず、喉がオカシイですし・・・。週末のお天気に舞い上がってしまいましたが、本来なら、自重すべき・・?

でも、21時に外に出てみると雲は取れたみたい。シーイングは良くないのは判ったので、本当なら、機材を変更すべきかもしれませんが・・・。さすがに、そこまで体力が無い。

やー・・この時期になると、オライオン30cmの1380mmで、1インチセンサーだと、被写体が正直無いんですよ・・・
イプシロンが使えるなら、俄然、こちらを使っていろいろと撮りたいところですが・・・・鏡筒バンドが未だ未回収・・。
まぁ、そうはいっても、梅雨入り前、最後の新月期ですからね。CMOSカメラのテストを兼ねて、出撃です!

時刻は、21:17でした。磐田市内の気温は16℃だったかと記憶しています。
一路、ぼうらやさんに。
思った以上に湿度が高い・・。下草が夜露でびっしょり。
シーイングは、磐田市内で見ても星が瞬いていましたが、こりゃ、思った以上に悪いなぁ・・・。
ただ、南に雲がありますが、透明度自体は悪くはなさそうです。
イメージ 1
夏の天の川  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D 14-42ED 14mmF3.5開放 60秒露光

相変わらず、南の光害はキツイですけどね。でも、ぼうらやさんとしては最高の星空です。
車で、30分で出かけられる遠征地としては上々です。が、この程度だと、やはり冷却CCDカメラを使っても、準1級の星空(例えば、春野山の村)で撮影したものと比べても、差は大きいです。
と、いうか、新東名高速道路の開通や、LED照明への変更・増設、等もあって、ここ、ぼうらやさんも、最初に知った2009年に比べると、空が明るくなったかもしれません・・・。

まずは、オライオンの組み立て。手慣れているので、問題なく・・・と言いたいところですが、そういえば、3週間ぶりです。細かなところで、ちょっと手間取った気がします。
大きなトラブルといえば、ALICE-Ⅱを取り付けた時に、星像がおかしかったので、レーザコリメータによる光軸チェックをしたくらいですが・・・(結果、問題無し・・)
ALICE-Ⅱは、ボードカメラの筐体を自作した半自作機ですから、強度等、諸々、問題はあるとは思いますが・・・
この星像崩れはなんなんだ・・・?  
光軸はもう一度チェックしたら、問題ないレベル。
とりあえず、構図を90度変えたら、良くはなりましたので、それで撮ることにしました。
まぁ、つまるところ、たわみがあるのですが、そこが、接眼部なのか、ALICE-Ⅱなのかは悩ましいんですよね・・。
どちらにしても、不安定な機材。
これで、ラージフォーマット対応化など・・・無理な話か。

イメージ 2
オライオン30cm反射望遠鏡と天の川 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D 14-42ED 14mmF3.5開放 60秒露光

ちょっと苦労はしましたが、なんとか撮影開始!
一応、二式目も持ってきてるので、展開します。
イメージ 3
写真は朝撮ったものですが・・・ (; ̄ー ̄A アセアセ・

MIZARのSR130SL反射望遠鏡改に、ビクセンのS60ガイド望遠鏡の組み合わせです。
現状では、回収した中で唯一、使える様になったサブ機です。

もともとは、14cmシュミットニュートン自作用の試験機だったのですが、實用レベルには達せず・・・
結果的に、各種自作パーツを、ボクが一番最初に購入したMIZAR SR130SLに組み込んで完成した集大成。
MIZAR 130SLの鏡筒に、Vixen R135の、135mmF5.33 高精度ミラーを組み込み(セル部加工必要で、自分で切削済み・・ちょっと甘い 笑)
、CELESTRONのΦ40mm斜鏡にて、大判フォーマット対応可能に。BORGの鏡筒ベースプレートを介してヘリコイドLを接続。斜鏡スパイダーはベース機の3本スパイダーではちょっと、表現上、ナンセンスなので・・・
MIZARに特注で、アルテア15用の斜鏡スパイダーを、13cm用にモディファイした特注を使用。
もう一歩、改良の余地はあるんですけどね。
とはいえ、恐らく鏡筒は鉄筒で頑丈の上、ピント移動はあまりなさそう。
大口径主義の自分としては、出番はあまりないのも事実ですが・・・・。案外、良い機体に仕上がっている気がします。
実際、天文ガイドにも、この機体での作品が採用されたこともあるんですよ。

SkyExplore赤道儀も、Tezさんにギア換装してチューニングしていただいたおかげか、極めて快調で、720mmをノータッチガイドで、15秒をなんなくこなしてくれました。
いや、まぁ、ずっと前に、EOS KissDNで、300mmF2.8望遠レンズでも、60秒もガイドしてくれなかったことを考えると、今回、焦点距離も伸びて、画素ピッチも約半分以下、なわけですから・・・大幅に精度が上がってるみたいです。
いざとなったら、ガイド鏡の方にASI120MMをつけてガイドさせるつもりだったんですけどね。無用で済みました。

とはいえ、この時点で、すでに時刻は1時を回っていたと思います。
案外寒い!疲れもピークです。SE赤道儀側は今後も鑑みて、M20を撮らせて、少し仮眠することにします。
(なお、このM20のデータは、CFからのコピー時にエラーになってすべて喪失・・・orz 最近、マジでツイてません)

2時過ぎに目覚まし時計をかけて寝たのですが、見事に爆睡していて、あれ?なんでこんなところに・・・?と思ってしまったくらいです。
月が思った以上に明るい。
SE赤道儀側は、M27を撮らせるとして、オライオン側も、被写体を変えたんだったかな・・・
眠気に負けつつ、再び、車の中で仮眠。ちと寒い・・・気温は10℃くらいまでは下がったのかも。
電気毛布持ってくるんだったーと思いつつ、3時半に目覚まし時計をセット。
明るくなる頃にフラットを、というのが一番ですが、できたら、パンスターズ彗星は、SE赤道儀側で捉えられるなら、撮りたい・・・。

しかし、一応、赤経・赤緯を彗星の場所に持っていっても見当たらず・・・。
うーん、、思った以上に彗星が低い上に、高度20度までは木々が邪魔しており、この場所から撮るのはちょっと無理みたいです・・・。

さすがに疲れているので、フラットを撮らせつつ、1時間ほど仮眠。
5時過ぎに片付け始めました。夜露で機材がびしょぬれだったので、陽射しで少しでも乾かせたいというのもあったんですけどね。
6時8分。片付け終わって、ぼうらやを後にしました。

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