さて、昨日から家の解体が始まりました。
フジ FinePixS2Pro デジタル一眼レフカメラ 元箱
星ナビ 2003年7月号? 入選作 白鳥星雲 MT160反射望遠鏡 with レデューサ
マックホルツ彗星とすばるの接近 フジ FinePixS2Proデジタル一眼レフカメラ
CCDイメージセンサ
ST7Customによる 近赤外光によるM42 Vixen FL-80S フローライト屈折望遠鏡 専用レデューサ使用(F5.6) IDAS tyoe4 LRGBフィルタ+フジ SC70使用 天文ガイド2005年5月号?入選作
さらに昔のモノも出てきました。PC-9821Xa7は、弟が買ったものだったのですが・・・
球状星団M13 星ナビ 2004年8月号入選作
鷲星雲M16 月刊天文 2004年10月号 入選作
X-E1,X-A1 デジタルカメラの元箱も、もちろん置いてありました。
亜鈴状星雲M27 MT160反射望遠鏡 MPCC使用 UHC-Eフィルタ X-E1にて。
やっぱり、ちょっと寂しいですね。
これからは当面、借りぐらし。
アパート暮らし、考えてみたら、初めての経験です。もっとも、会社の独身寮にいたので、それとさほど変わりはない、といえば、無いですが・・・
望遠鏡は、絞って、オライオン30cm反射望遠鏡とEM-200赤道儀を車の中に常時入れてあります。これから暫くは遠征主体での撮影になります。
その他にも、デジタルカメラでの撮影用として、GENESIS SDF屈折望遠鏡は、アパートにおいておくことにしました。
嫁さんが見つけてきてくれたアパートが思ったよりも広く4LDKだったことあり、置いておける余地が出来ました。良い物件を見つけてきてくれたものです。
最後の方は、嫁さんがいろいろと動いてくれてとても助かりました。感謝!
さて、家を片付けていたら、こんなものが出てきました。
星が良く写るデジタルカメラ!として、一世を風靡したFinePixS2Proデジタル一眼レフカメラです。個人的には、ハーモス浜北の駐車場のところにあったカメラのキタムラで3時間くらい悩んでから、結局、諦めたのですが(当時、26万円ほどだったと記憶していますが・・)、遠天ではミュートンさんが真っ先に買われて、背中をおされる格好で、僕やS男さんも買ってしまいました (; ̄ー ̄川 アセアセ
確か、2002年10月頃に購入した覚えがあります。まだ、その時は、赤外カット改造デジタル一眼レフカメラは、先進的な一部の方々は自作されていたと思いますが、望遠鏡販売店からは出ていませんでした。
当時、使用していたST7E冷却CCDカメラと差別化が図れることもあり、おおいに活躍して貰ったものです。

フジ FinePixS2Pro デジタル一眼レフカメラ 獅子ヶ鼻公園にて(2003年5月1日撮像)
この当時は、まだ新東名高速道路の影も形もなく、獅子ヶ鼻公園も、かなり暗い空でした。
フィルムで200mmF4望遠レンズでも撮影していたことがあったくらいですから・・・
さて、FinePixS2Proは、Hα感度が低いこともあり、こういう明るめな散光星雲では、OⅢ線が綺麗に出てきて、一風変わった作品になりました。

タムロン300SP 300mmF2.8望遠レンズにて
こちらは、すばるに接近したマックホルツ彗星を撮りに、秋葉神社の上社まで撮りにでかけた時のものです。2005年1月8日の撮影。
FinePixS3Proは、壊れてしまいましたが、このS2Proはフラッシュ部分以外はまだ壊れてませんので、使おうと思えば、まだ使えます。
独特の色が出るので、どこかで、また1,2回は使ってみようかな・・と思ったり、思わなかったり・・・(;゚Д゚)
こんなものも出てきました。昔から、あやしー事が好きなので、ST7EのCCDチップをより感度が高いKAF402MEや、150万画素のKAF1603MEに換装したりしてましたなぁ・・
この頃も、ネットで、仲間たちと、掲示板で情報をやりとりして、いろいろと考えて実施していたのが懐かしいです。

FL-80Sは、近赤外領域でも、星像がシャープで良い望遠鏡でした。
レデューサで、F8→F5.6とかなりの短縮率なのもGoodでしたが、譲っていただいたN中さんによると35mmフィルムで相当ケラレてしまうのだとか。
CCDイメージセンサを換装したとはいえ、ST8ME相当ですので、11mm×9mm程度ですから、問題なく実用になっていました。セルフガイド機能もあり、大活躍してくれましたね。
それでも、当時25万円ほどで買った記憶が・・・(ちなみに、自分が買った、初代PC9821Xaは、48万円ほどした。。。メモリも、16MBを8万円で買ったりとか・・・いやはや・・)
MOディスクも、懐かしいですね。一応、ドライブも所持しています(GIGAMOもどこかで持っていた筈なのですが・・・。)
MOはメディア耐久性がCD-Rに較べて格段に高かったので(ドライブ自体は弱いですが)、CCDデータを保存するのに良く使ってました。
PC98の超高速天文シミュレータも懐かしいですね。それこそPC9801DXを使っていた高校時代に買った(書籍だったか?)もののバックアップですね。さすがに、フロッピーは耐久性が弱いので、中身は見られないかもしれません(どのみち、PC-98は実家に持ち帰ってしまったので、確認できず・・。そのまま廃棄)
右上の武藤工業の冷却CCDカメラの制御ソフトも懐かしいものです。
CV-16カスタム (CV-04L 重装改:イメージセンサ KAF1603MEに換装、CCD転送時のリセット電圧を最適化、背面水冷ユニット部を取り去り、ペルチェ素子とヒートシンク、外装及び内部にファンを増設した最終版)
1997年初めに購入したのですが、一番最初のCV-04L、KAF400Lはとにかく、感度が無かった・・・。映像品位は、後日購入したST7Eに比べると確かなモノがありましたが・・
そうそう、そういえば、このカメラは、A/Dコンバータ18bit使ってましたね~
まぁ、ビット数だけあっても全く意味が無いねぇ・・という事を教えてくれたカメラでもあります。
その後、KAF1600(NABG) CCDイメージセンサを入手した事で、やっとCVシリーズでも入選の日の目を見ました。

撮影光学系: MT-160+レデューサー f.l=768mm
冷却CCDカメラ:CV-16 冷却温度: -10℃
フィルタ: 光映社フィルタアダプタ TypeⅡ
撮影地 :静岡県浜北市天竜川運動公園
撮影日時 :2004年4月16日 23:55~25:28
☆データ☆
L:5分×8(TTL社製クリア) R:5分×2 G:5分×2 B:10分×2
露光時間(輝度) 40分、Total 80分
冷却CCDカメラによるM13です。
モノクロCCDの持つ切れ味の良さと干渉フィルタの色分離性の高さの利点を活かし、星を美しく表現することに重点を置いて処理しました。
CV-16は今となっては旧機種ですがまだまだ充分に使えます。
当時のメモより。
これもいろいろとイメージセンサを取っ替え引っ替えしてみましたが、結局は、このKAF1600(NABG)を自己換装したCV-16相当品が一番良かった気もしてきます。

撮影光学系:
MT-160+レデューサー f.l=768mm
冷却CCDカメラ:CV-16カスタム
冷却温度: -5℃
フィルタ: 光映社フィルタアダプタ TypeⅡ
撮影地 :静岡県磐田市緑が丘
撮影日時 :2004年6月22日
☆データ☆
L:5分×6 R:5分×7 G:5分×3 B:5分×3
それこそ、自宅に引っ越して初めて庭先から撮影したものじゃないかなー・・
初のニワトリで、1Fの畳の部屋に寝っ転がって撮影していた記憶があります。
月刊天文は、星ナビ・天文ガイドに比べると、若干、ハードルが低く、誌面掲載は小さいものの、多くの写真を掲載してくれていた様に思います。
内容も、天文三誌の中で、最もマニアックだった様な・・。
まぁ、これも、とっておいても仕方ないので(どのみち、売るつもりはないし)、そのまま廃棄。

星ナビ2015年10月号 入選作
X-E1は、現在進行形で活躍中です。
この作品も、ニワトリで撮影したものでした。
改めて、良い家だったなぁ・・と感じます。
長い間、お世話になりました。