暑い日々が続きますね。
それでも、夜も晴れてくれるなら、良いのですが・・
遠州地方では昼間は日差しがあっても(まぁ、快晴というほどではないのですが)、夜は曇るという感じで、ホントに参ります・・。
ブログネタもいろいろとあるにはあるのですが、今晩も、明星と遊んだ後で、大和をお風呂に入れてミルクをあげて・・・・やっとブログを書き始めたところです (; ̄ー ̄川 アセアセ
さて、昨日8/5は天文雑誌の発売日でした!
が、いろいろと用事もあったのと暑さのせいもあって、本日、会社帰りにやっと本屋に行ってきました。
星ナビ 2018年9月号入選作
SkyWather NewGotoDob16 40cmF4.4反射経緯儀 ALICE-Ⅱ 半自作CMOSカメラ
電動追尾、口径40cmのドブソニアンにてラッキーイメージングで撮影した画像を、3年前に撮影した冷却CCDのデータに上乗せ。CMOSカメラ+ラッキーイメージングの効果と冷却CCDカメラの双方の特徴を活かし、最高のM51になりました。
ううむ、語彙が足らなかったですが、自分としてはM51の集大成を作るぞ!という意気込みで作画しました。
40cmドブソニアンの追尾精度が思ったほどではなかったのもあって、今後の展開をどうするかなー・・と思っていたところ、ぴんたんさんが、秘伝のタレ方式を公表されまして、目から鱗。
自分としても、L画像とRGBは異なる光学系(L画像は安定・焦点長い高解像のMT160、カラー画像は明るいR200SS等)というのはそれこそ20年も前からやってきたことです。が、異なる光学系・カメラで撮影した画像を合成・作画するというのは自分の頭にはなかったことでしたので、驚くと同時に、可能性の途を切り開いてくれたと思っています。
本家だと、リニアの状態でスケーリングして、S/N確保に努めているのでしょうか・・?
今回は、冷却CCDカメラで撮像した画像にラッキーイメージングのハイライト画像を上乗せしました。
ディテール描写は実のところ、30cmでも良いのですが、なんというか、40cm画像を足すと、表現に余裕が出てくるというか・・・。画質に余裕が出てくる印象です。
しかし、星ナビ選者の指摘、腕青すぎ・・。これは、確かに、そうなんだよねぇ・・
ラッキーイメージングでの画像はやはり輝度が暗めですからね。
LRGB合成した画像では、必然的に彩度が上がってしまいますから・・・。ご指摘御尤も。
鋭い指摘に脱帽でした。
なにしろ重たく、大きいので、使い勝手が悪い。このあたりを改善しつつ・・
将来的には、オライオン30cm+冷却CCDにブーストする形で、40cm+ALICE-Ⅱないし、ToupCamでの撮影結果を加えて、集大成と言って恥じない作品を作っていきたいと考えています。
まずはファインダーから、ですねぇ・・
後部主鏡ユニットにつけられるように加工してみます。
接近している小さな銀河たちです。淡い腕が思いの外伸びていて興味深い。
天文ガイドには、NGC5754付近を採っていただけました。今年の、というか、ここ数年のテーマは、衝突銀河、相互作用する銀河だったりしますが、今年は、特にマイナー系に踏み込んでいろいろと撮影してきました。
右側にたなびく銀河の腕といい、より遠方にあると思われる銀河群といい、まさにDeepSkyと言うに相応しい領域ではないでしょうか。
正直なところ、9月号ですからね~。春の系外銀河を採っていただけるとは思ってませんでしたので嬉しい限りです。
まぁ、、来月分も、実は春のマイナー銀河を送ったのですが、流石にムリでしょうね・・・(TдT)
ちょっとは晴れてよ、遠州地方・・orz
青色光だと大赤斑は黒く、近赤外光だと白く写る。火星は青色光で雲がうつり近赤外だと地表が良く写る。天体写真は分光撮影が大切ですね。
惑星写真は、真っ向勝負を挑むには、今の自分の実力では足りていません。
なので、少し捻って、青色像と、赤色像との比較画像を並べて出してみました。
木星の大赤斑あたりは、面白いと思うんですけどね。
金星を加えたことで、フィルターが異なるので、テーマ性が薄れたこともありますが、その他、天文ガイドの観測の部を見ても、分光撮影による違いは、ちょっと弱いテーマだったか・・
個人的には、シンプルで画像の差は大きいので、面白いと思うんですけどね。
土星が無いのは、差が少ないから・・というのもありますが、正直なところADCのような大気差補正デバイスが無いので(探せばウエッジプリズムあるだろうけど・・)、B画像はどうしても大気差の影響を受けてカッシーニの溝の描写が悪くなるんですよね、、、orz
それにしても、ToupCamは紫外領域、赤外領域も感度が高く、重宝します。
ASI120MMから更新して正解だったと改めて思っています(画素数とセンササイズは同じなので悩みましたが・・)
星ナビ 不採用作 近赤外光による土星
近赤外、緑、青で三色合成した土星です。
本体は暗くなりますが、リングは近赤外線でも強く光っているので、見慣れた土星とは色あいが全く変わります。
IR,G,Bで写すと、本体は、天王星のような色彩になり、水(氷)のリングは明るく輝くので、面白い色彩になると思うのですが、この作品、過去にも何回か同じコンセプトで出してはいるのですが・・
入選しませんねぇ・・(;´д`)トホホ…
まぁ、今回は切れ味の面では、入選作品に及ばないのも確かですからね、、、
当たり前ですが、惑星も奥が深い。
なかなか難しいものですね。