大口径を夢見て、40cmGotoドブソニアンを導入したわけですが、オライオン30cm×冷却CCDカメラSXVR-H694でも、自分が撮りたい天体写真は撮れています。
40cmドブソニアン×CMOSカメラに期待するのは、よりディテールの向上、分解能の向上にあるわけですが、実際にどうなのか、比べてみました。
右:SkyWatcher 40cmF4.4反射望遠鏡 パラコアⅡ使用 ALICE-Ⅱ CMOSカメラ
同日に撮影したものではありませんし、画像処理も別日にそれぞれ行っているので、厳密な比較ではありません。
が、天体写真の場合、気象条件に左右されることが多いので、どちらかというと雰囲気や特徴を掴むことの方が大事だと思っています。できれば、N数(比較検討の数)を増やして比較するとなお良いかと思います。
オライオン30cm側の方は、約1.6倍に補完拡大しているので、そのつもりで見てください。
とはいえ、こうして比較してみると、ハイライト部分は、40cm+ラッキーイメージングの威力で分解能上がっているようです。
反対に、暗黒帯の一部などを見ていくと、暗めの部分は、オライオン30cmの方が一部描写が良いところもあります。
なんともビミョーなところですが、、、
10年以上前になりますが、田中光化学工業のTaNaKaさんから、たとえシーイングが悪くて一番細かな構造が潰れても、次の構造などは、大口径の方が、描写がよくなると教わったことがありますが、この比較からすると、まさにそんな感触がありますね。
40cmドブソニアンによる撮影は、手間はかかりますが、どうやら、やる価値はありそうなので、とりあえず、まずはファインダーを見やすいように、後部主鏡ユニット側に取り付け加工するか・・・(゜-゜)
使い勝手が向上すれば、また使用頻度も上げられると思いますしね!
ぼちぼちとやっていきますか。