先月は両誌ともゲキチンでしたが、今月は幸い、両誌入選でした (^o^)
パラコアⅡ使用 2070mm ALICE-Ⅱ 半自作CMOSカメラ
電動追尾ドブソニアンとCMOSカメラによるラッキーイメージングでのM82です。多数枚の選別・合成に苦労しましたが、どうやらそのかいはあったようです。
先月落選したと思っていたのですが、無事採用していただけて良かったです。送付が3/24日でしたので締切日に間に合わなかったみたいです・・
40cmGotoドブですが、歩留まりが思っていた以上に悪いので、RGB画像は、CMOSで取得するのはあまりにも効率が悪すぎます。
そこで、冷却CCDカメラで光学系を改めて撮影してLRGB合成をしています。
実は、その時のオライオン30cmで撮影したM82もなかなかに良い出来映えだったりするので、40cmの意味はー・・と地味に凹みましたが、最後まで仕上げてみると、やはりさすが40cm、ディテール描写の面ではオライオン30cm+SXVR-H694を上回っていることが判りました。
いずれにしても、多数の画像を時間かけて処理して仕上げたので、採用されて良かったです。
Cielから制御も上手くいったことですし、まずはファインダーを主鏡側に取り付ける様にして、もう少し手軽に使える様にして活用性を増していきたいと思っているところです。特に惑星撮影にも使ってみたいと思うのですが、火星には間に合わせられるかな・・。
オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコアⅡ使用 SXVR-H694 冷却CCDカメラ 自宅にて。
この天体は、過去にも銀河めぐりで撮影したことがあり、面白いな、とは思ってましたが、視直径わずかに3.7' x 2.2'の小さな天体です。
今回も、作品化するつもりはなく、オライオン30cmでの再撮影ということで、2月に撮影したのですが、処理してみたら、思った以上に複雑な姿をしていて驚かされました。
こ、これは、ちゃんと撮らねば・・!!
と、思って、3月に追加撮影を行いました。透明度が悪化してきていたので、心配していたのですが、なんとか淡い部分も描写できるS/Nを確保できました。
とはいえ、同タイプの銀河は、5月号採用のスターバースト銀河NGC3310で入選させて頂いてましたし、やや時期外れ。厳しいだろうなぁー・・(でも他に送れるものもないしなー・・)、とあまり期待せずにいましたが、無事、採用して頂けて良かったです。
透明度が決して良いとは言えない状況でも、銀河の淡い部分が描写できることが判ったのも良い点かな。
ここまで写ってくれるなら、たいていの天体は写し取ることができますから・・・
ごく一部の超淡い天体は、また遠征撮影を再開できる様になったときの楽しみにしておくとして、しばらくの間は、星見丸からの撮影で十分楽しめそうです。
しかし、今回の流れでも判りますように、こういうマイナーだけど、面白いゾ♪と、いう天体ストックはもうさすがに使い果たしてしまいました・・・
何かいいネタ、ありませんかねー・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・
M59を中心に付近の銀河を収めてみました。
左側にある明るい銀河はM60です。そのほかにも周囲に銀河たくさんバランスよく配置されていて個人的には気に入ってる作品です。
ST10XMEはお借りしている機材で、この機材の欠点として、カラム欠陥やコズミックレイ、ブルーミング等、ノイズが目立つことが上げられます。しかし、ピークQE85%超!6.8μ□の画素ピッチは、手持ちカメラの中で文句なく最高感度のカメラであり、苦労はしても、使っていきたいと思わせてくれるだけの実力があります。
各ノイズの補正処理は、一手間違えただけでもオジャンになってしまうので、補正はかなりやっかいですし、時間も手間もかかるんですけどね、、、
しかし、それこそ、2001年から15年以上にも渡って使ってきたNABG KAF系ということで、長年培ってきたノウハウで、補正は問題なく行えますから・・・
個人的には魅力的なカメラであり、心強い相棒でもあります。
さすがに、これから冷却CCDを始める人に、オススメできる機種ではないですけどね (^^ゞ
イプシロン200も同様に、バックフォーカスがかなりシビアーな面はありますが、スターベースで購入したリングのおかげで、このST10XME+CFW-8とはバックフォーカスが合っていることもあり、個人的には使いやすく、その安定した性能と特性から、多用しています(その割には戦果は上がってませんが。。。 ^^;A)
銀河のディテールも出てくるし、宇宙の空間も感じさせてくれる画角で、良いコンビではあるんですけどねー。
(逆にちょうど良い被写体がなかなか難しいという面はりますが・・・。このM59はなかなかに良い構図になったと思うんですけどね・・・・ ToT)
さすがに、300万画素の画素数では、今となっては、厳しい面があるのは否めないか・・・。
とはいえ、どこかでまた花開かせたいなーと思って、模索中です・・。