だそうです。会社から帰る時にラジオが言ってました (^^ゞ
各フィルターを通してみると、HeIIで外側のドーナツが消えるのがわかりますね!
と、いうわけで1枚。
自分の中で、納得がいくまで撮れた写真ってどれだけあるだろう・・?
このM57は、5年ほど前に撮影したものですが、それこそ今で言う秘伝のタレ方式で、後日に仕上げた作品です。
今見ると、ツメは甘いものの、でも、これ以上のM57を撮るのにはどうすればいいのか悩みます。
L,R,G,B,Hα,OIII,HeIIの7色で仕上げたレインボーカラー合成処理を実施。
特にHeIIのおかげでM57の星雲の色彩は、天文台ちっくな色合いになっています。
撮影しようと思ったきっかけは、高校天文部の友人のN波さんから貰った星の書籍の中のパロマ天文台で撮影された写真からです。
ドーナツ星雲のドーナツが全く無くなった写真が掲載されていて、興味を引いたものです。
その波長がHeIIと知ったのは、大学生の頃だったと思いましたが・・・
HeIIは残念ながら、天文アマチュア向けのフィルターは市販されていないので、エドモンドの470nmの狭帯域フィルターを購入して使っています。透過率55%程度のものですが、もちろん、効果はあるようです。
HαとOⅢで、外ハロの様子が違っているのも判りますね。
写真の日といいつつ、写真らしからぬ作品を紹介してしまいました (; ̄ー ̄A アセアセ・
でも、このM57は、自分が撮影した中で満足した数少ない作品です。
もっとも・・今後は、40cmドブ+CMOSで撮影した画像を上乗せして、さらなる改善を試みたいとは思っています。
天体写真って、モチーフは同じなのですが、だからこそ、どう撮っていくか、あるいは過去の資産を引き継いだ上で、どう、画質を向上させていくか・・
ほんと、ライフワークにはうってつけの趣味だなぁ・・と思います。