これで、ダイヤとクローバーがあればトランプですね(笑)
さて、先日撮影したハート星雲とジャック彗星です。
先日の記事に書きました様に、1時に目覚まし時計で起きてきたものの、曇天でしたが、薄明ギリギリで晴れてきてくれて、なんとか撮影できました。
ジャック彗星も、割りと明るくなっているようで、アストロアーツのギャラリー等を見ていると、双眼鏡でも見える様ですね。
デジタル一眼レフカメラでの好対象なのですが・・・
今回は、遠征に出かけられない為、自宅庭からの撮影でしたので、EOS KissDN 赤外カット&冷却改造デジタル一眼レフでの撮影ではややキビシイ・・
おまけに片側が重たいので、どうしても、片ボケしてしまいますから、せっかく撮影したのに、片ボケでしたッではちょっとツマラナイ。
かといって、お気に入りのデジタルカメラX-E1では、ハート星雲は写せると思いますが、彗星が移動しない短時間露光でハート星雲のS/Nが稼げるかというと・・・ちょっとキビシイ気がします。
冷却CCDカメラでは、三色分解を行うと、彗星の移動が早い場合、どうしても、綺麗にカラー化できない、また、チップサイズも、ST10XMEでも、フォーサーズフォーマットよりも、ふたまわり程、小さい、15mm×10mmとなってしまいます。
デメリットも多々ありますが、それでも、今回は、自宅庭の光害の中から、というハンデを勘案して、ST10XMEをチョイスしました。
ST8300Mを使うというテもあるにはあるのですが、フランジ調整の最適化が結局手持ち機材ではできていないのと、フィルターがスライド式になることで、撮影時に手間がかかること、感度がST10XMEと比べて大幅に劣ること・・・
から使用しませんでした。
L=1分×2 R=1分×2 G=1分 B=1分 合計6分
さすがに如何な超高感度CCDカメラといえども、この露出時間ではキビシイですね。
しかし、撮影開始できたのが、3時57分。6コマ撮影して、次のGフィルターでは薄雲がかかってきたのか、薄明が進んできたのか・・・写りがイマイチだったのと、さすがに彗星の移動が目立ってきてしまうので、使用を見合わせ、LとRのみ、1分×2枚のコンポジットを行いました。
トータル露出6分ですから、ややノイジーなイメージとなってしまうのは仕方ないか・・
逆に、ここまで写ってくれるのは、ST10XMEとNFD328のハイスピード&ハイスピードだから?
なにはともあれ、撮りたかったジャック&ハートを撮れて良かったです (∩´∀`)∩ワーイ
唯一、残念だったのは、人工天体が飛び込んでしまったことでしょうか・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
まぁ・・仕方ないですが・・・( ´Д`)=3
翌日のウカイメデン彗星とバラ星雲の接近も、同じように待機していたのですが、さすがに、こちらは奇跡は置きませんでした。残念。
もっとも、ウカイメデン彗星は、まだ小さいので、どのみち、300mmクラスで写しても面白味はなかったかもですね。もっと長焦点の望遠鏡を使わないとダメだったろうと思います。
ウカイメデン彗星は、どこかで、また撮りたいのですが、ちょっと南に下がっていく様ですし、無理かなー・・
それにしても、作年の11月以来の彗星シフトって感じでした。
天体観測的な価値はともかく、彗星は、天文現象と同じで、その日でないとダメな時があるので、星雲・星団の撮影とは違って、スリリングですし、燃えます。
ST10XMEに入れておいたアストロ丼のフィルターはまた、SXVRに戻さないとナ~(←自分への備忘録です)