暑い日が続きますねー・・・
NewFD300mm F2.8L+ST10XMEの星像
カリフォルニア星雲 NewFD300mmF2.8L望遠レンズ 光映舎アダプタ EOS KissDN デジタル一眼レフカメラ
H12付近 NewFD300mmF2.8L フランジバック短縮調整後 EOS Kiss DN デジタルカメラ
M45 テスト画像 NewFD300mmF2.8L ST10XME 冷却CCDカメラ LRGB=各1分 ニワトリ
台風の影響からか、ジメジメしているのもキビシイっす。
さて、先日撮影に使った、NFD328+ST10XMEの性能評価をしてみました。

NFD300mmF2.8Lについては、2,3年ほど前に、NGCさんが解析されて、無限遠よりも数mm、内側にピントが来るようにすると、最高の性能が出ることをブログで書かれていらっしゃいました。
NFD用に光映舎からEOS デジタル一眼レフカメラ用のアダプタは出ているのですが、こちらを使用すると、かなり中心に近いところから、周方向の星像崩れが気になりました。

片ボケもあるし、当時は当時でHighlightをトバして、崩れが分かり難くしているのもあって、ちょっと分かり難いかもしれませんが・・・

こちらは、NGCさんのブログ記事に刺激を受けて、フランジバック短縮調整した後の星像です。もっとも、相変わらずスケアリング不良の片ボケはありますが・・(;゚Д゚)
明るい目の星の周方向の伸びは無くなっているのはお分かりになるかと思います。
考えてみたら、サンニッパって、スポーツ撮影御用達レンズですもんね!無限遠よりも、少し短いところで、もっとも性能が出るというのは個人的には凄く納得です。
NGCさんの記事を読むまで、その可能性なんて全く考えもしませんでしたから、本当に感謝!
で、階段男さんも書いてくださったように、ST10XME+CFW-8のフランジバック、ちょうど薄型EOS Tリングを抜くと、ほぼ同じ長さになります!!
そこで一番上の画像なのですが、ピント出しに使ったGフィルターでは、やはりほぼ完璧な性能を示してくれました!(∩´∀`)∩ワーイ
五月蝿いことを言うと、やはり蛍石を使っているとはいえ、30年も前の設計のレンズですから、色収差は無視できず、Bフィルタでは放射状に星像がニジミが出ました。

とはいえ、LRGB各1分から興したこの画像。個人的には十分なものかなー。
んー・・こうなると、もっといろいろと活用してみたくなってきますね~
15mm×10mm 300万画素では、昨今のフォトコンテストには競争力は無いかもしれませんが・・
これまで余り、取組めていなかった散光星雲の撮影などに活かせないものかと思ったりしてしまいます。
星像はさすがに、F2.8ともなると1mmのバックフォーカスの違いで大きく変わってくるので、なかなかにシビアーです。
この組み合わせは、
・光映舎のアダプタの根本部分(ここがM58ネジが切ってある)
・M57⇒M58 7407
・7352 回転装置
・7901 M60⇒M57
・7522 M57→M42
・薄型Tリング+EOS デジタル一眼レフカメラ or ST10XME
で、得られています。
ST8300Mとの組み合わせにも期待したいのですが、これがまた、なかなか都合が良いリングの組み合わせがなく、苦戦中(と、いうか保留したまんま・・)です。
本当は、これだけ明るいF値なら、カメラの面積があった方が、多分、良いのですが・・・
とりあえず、彗星の様な天体や、光害の中からの撮影では、ハイスピードF値&ハイスピード超高感度カメラの組み合わせは威力を発揮してくれるのではないかと期待したいところです。
・・・さて、何を撮ろう・・(・・?