経緯台での撮影では、視野中心から周辺に行く程、回転してしまうのはご存知の方も多いと思います。
Sky-Watcher 40cmGotoDob 1800mm MPCC使用 ALICE-Ⅱによるスタック画像 2秒×1330コマ合成
露光時間が伸びるほど、視野中心位置から遠くなるほど、回転角は大きくなる為、また、恐らく、写野角が広くなるほど、回転の影響が大きくなるので、そういう点では、大口径ドブソニアンで、小さなイメージセンサが多いCMOSカメラでのラッキーイメージングは、経緯台での撮影では、とても理にかなっています。(こういうの、大事です)
1枚あたりの露光時間は視野回転の影響が短く切り詰め、回転補正をしながらコンポジットを行うことで、星像は保つことができるのですが、しかし、実際には、写野が回転していく為、有効視野範囲は、狭くなってしまいます。
撮影時刻は、20:38~一時曇った時間帯は覗いて~24:12までの約4時間弱。
もちろん、位置ずれもあるので、なお一層、視野は狭くなりますが・・・
えーっと、理屈の上では、センササイズの短編方向・・QHY5III-178Cだと、
Effective Area | 7.37mm x 4.91mm |
4.91mm。90度回転してしまうことを考えれば、有効エリアは4.91mm×4.91mmとなりますが・・・
45度回転も考慮すると、ピタゴラスの定理より、3.47mm×3.47mmを有効エリアとして考えておけば間違いないかなー。案外狭くなってしまいますね(あと画素数も削られまくり・・)
長方形なので、回転時の長編方向はもう少し確保できるかもしれませんが、計算面倒そう、、(Δ;・ Δ・)
いずれにしても、視野回転によってかなり視野角と画素数が削らちゃうのも経緯台の弱点ですね。
小宇宙狙いなら1型くらいのセンササイズは欲しくなりそうです。