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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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車輪銀河

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台風19号は通過していったものの、台風一過とはなりませんでした。
いや、まあ、昼間は、ピーカンでしたが・・・
夜には雲が・・・。そろそろ、天体観測シーズン真っ盛りになることを期待したいものです。

さて、9月最終週の休日は、晴れに恵まれていくつかの天体を撮影できました。
最近では、なかなか処理する時間もとれないでいますが、さしあたり、一番、期待していた車輪銀河を処理してみました。
車輪銀河 ESO350-40  オライオン30cm反射望遠鏡 with パラコア2 SXVR-H694 冷却CCDカメラ

ちょうこくしつ座の方向、約5億光年の彼方にある小宇宙です。小さな銀河が、この天体を貫いていった姿だと言われています。
例えて言うなら、孫悟空がピッコロ大魔王を、つらぬけー!!! はーっ!!!! 
と打ち破った時の感覚ですね!?いや、まぁ、個人的には、この天体って、なんだか、このシーンが思い浮かんじゃうんですけどね (^^ゞ
貫いた悟空は、この写真で左側の小さな青い銀河だと思います。


車輪銀河は、ハッブル宇宙望遠鏡では、凄い写真が撮影されていたりしますが、国立天文台の旧 広報普及室での50cmF12カセグレン望遠鏡での作例と比べると、結構、頑張ったかなーとは思っています。
もっとも、デジタルカメラの進化を考えたら、当然!?なのかもしれません。
デジタル一眼レフカメラに比べれば、こういう特殊デジタルカメラは進歩は遅いですが・・・
でも、撮影時の生データからすると、もう少し、良く写っていそうな感触があったんだけどなぁー (;゚Д゚)

何はともあれ、長年、撮りたかった天体の1つで、やっと撮影できたなぁ。という感じです。
撮影は、ぼうらやさんにて。光害はありますが、この日は透明度が比較的良く、また、やや低空でもシンチレーションが落ち着いていました。
ぼうらやさんでは安定のFMVノートも使えることもあって、準備万端!
個人的にはほぼ最良の条件での撮影となりました。
途中、画像がハネたりしたトラブルはありましたが(どうも、飛行機がガイドカメラの中を横切った様子)、目覚まし時計&電気毛布での睡眠に入る前でしたので、なんとか、辛うじて、カラー化までこぎつけられたのでした。



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