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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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星ナビ9月号入選!

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豊岡軽トラ市の帰り道にある本屋さんで、今月号の天文雑誌を拝見してきました。
まずは、sora-canさん、最優秀おめでとうございます!!
素晴らしいNGC6822でした。同じ系外銀河を撮る仲間としては、超嬉しかったです。

あとは、GENTAさんのおおかみ座の暗黒星雲も、彼らしいマニアックな領域でありながらも、絶妙な構図で流石だなぁと感心しきり。
T-Fixさんの冷却CCDとデジカメのコラボレーション画像も良かった。2つのカメラの利点を上手に活かして作画されていて、見事でした。

イメージ 1
星ナビ 9月号入選作 M16 NarrowBand

応募したのが、4月だったので、先月落選したと思っていたんですけどね・・。採用されて良かったです。
CMOSカメラの低ノイズ特性から、ナローバンド向きではないかと考え狙ってみました。
ラッキーイメージングの効果でM16のディテールに迫ることが出来たと思います。

さて、選者コメントにあった様に、1枚あたり6秒で、ラッキーイメージング効果が見込めるか?ですが、シーイング次第ですが、1枚あたり6秒でも、かなり星像の差が大きいです。
イメージ 2
この画像は、2次選別をかけた時の映像になるので、6秒でラッキーイメージング効果があるか?という問いには直接応えるものではありませんが、選別する価値は大きい事がわかるかなと思います。
しかし、枚数が少ないと、CMOS特有の縦縞が目立つことも・・・
この辺りが、このカメラに、どこまで賭けるか、躊躇させられる所だったりします、、、
他にも、露出最長10秒まで(監視用でしょうから仕方ないですネ・・・)、とか、いくつか問題を抱えてますが・・。でも、まぁ、感度だけは大したものだなとは思います。


イメージ 3
天文ガイド落選作 M17 NarrowBand

ラッキーイメージング+ナローバンドでM17のディテールに迫ってみました。

実は、撮影データの管理は、Accessで作ったデータベースを活用しているのですが・・・・
やべえ、計算間違えてた・・(^^ゞ
SAO各4秒×461,334,476枚で、累計5084秒でした。間違えて、OIIIを10秒で計算してた・・・orz
そりゃあ、落選する罠・・(←違うと思います)

この被写体は、SXVR-H694でも撮影したことがありますが、ディテール描写は僅差で、今回の方が上でした。
1枚あたり4秒のラッキーイメージング効果が活きた形になると思います。

それにしても、天文ガイドはハードルが高い・・!
今回、直接的に競合する作品(SAOによるナローバンド作品)は無かったと思いますが、、、
実のところ、ALICE-IIでの入選作は、4点あるのですが、いずれも星ナビのみ・・。もちろん、天文ガイドにも応募はしているんですけどね。
M83とか

超南低空のコレとか・・・

イメージ 4
古くは、コレとか・・・
2015年9月末に応募したもので、試作弐号機の段階で撮影したものですかね・・
イメージ 5
コレとか・・・2015年10月に応募したもの。
まぁ、こちらは構図が悪いから、仕方ないなーとは思うんですけどね。
こちらも、試作弐号機によるものですね。
現在の機体は、言ってみれば、Mark-IIIにあたる機体だったりします。
でも、どちらかというと、こちらのMark-IIの方が、しっかりした造りで良かったかも。
壱号機は、冷却不足?で壊してしまったのもあって、冷却に一番気を遣ったのが弐号機、Mark-IIだったりします。
Mark-IIも現存はしているので、いつでも使うのは可能なのですが、接続部だけ、タキさんに作成していただく必要はあるかな・・・。

とはいえ、ALICE-IIの戦果は、思わしいとは言い難いので・・・。
処理にかける労力(枚数)が大きいだけに、落選すると、がっくりしちゃう。

なかなか、このカメラに賭ける覚悟ができないでいる理由の一つだったりします。
どうせ撮るなら、やっぱり、評価はされたいと思いますからね。
昔は天ガは自作機とかは結構高い評価されていたと思うんですけどね、、、

ま、そうはいっても、天ガはNarrowはキビシメと感じてますから、今回のM17に関しては半自作機だから、とは考えてはいないです。
実際、前にSXVR-H694で撮影したM17 NarrowBandもゲキチンしてますからね。
もっと訴求力がある天体写真を撮らないといけませんね。

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