すっかり、遅くなってしまいましたが・・・。
天文雑誌の月例フォトコンテスト、今月は見事にゲキチンで御座います・・_| ̄|○ il||li
いろいろと理由はありますが、改めて感じたのは、ニワトリに比べると、撮影回数が激減していることが大きいと挙げられます。
ST10XME、ST8300Mといった優れた冷却CCDカメラを始め、2台体勢を採れた為、作品に厚みが出来ていた・・というのも大きかった様に思います。
それと、1インチセンサーといったカテゴリの中で、頑張ってきてはいましたが、ここ、最近、RUKUさんやぴんたんさんたちが、フルサイズのD810Aを長焦点でお使いになってきました。
これは思った以上に、脅威!!
いやー・・・D810Aって、ポテンシャル高いのもあって、センササイズの違いもあり、1インチで対抗するのはなかなかにキビシイものが・・。と、いうのが本音です。
先のQHY5III-178Cでも感じてますが、やはり、センササイズの小ささによる限界というか、キビシさといいますか・・それは感じますね。決して悪いカメラではないのですが・・・
フォーサーズで、16MPixelのASI1600MM-Coolならば、対抗はできるかもしれませんが、オライオン30cmといえども、さすがに1インチセンサー冷却CCDで星雲の写真では太刀打ちできそうもないか・・・と、率直に感じています。
画素数・感度が揃ったいいカメラなんですけどね・・・SXVR-H694。
まさか、このカメラで、陳腐化を感じる日がこんなにも早く来ようとは・・。
ぎゃふん。
と、まあ、泣き言は、それくらいにしておきまして・・・。
星ナビには、トールのヘルメットを送っていました。
しかし・・・昨年秋口は、ほとんど晴れてくれない上に、たまに晴れてもシーイングが悪く・・・
超ぼけぼけ・・・・。手元にイプシロンがあれば・・・!と、何度思ったことか・・・ε-( ̄ヘ ̄)┌
そんな状況で、より条件が悪い南低空の天体を撮ったというのも間違ってるのかもしれませんが・・
まぁ、作品云々は於いておいて、撮りたかったというところが大きいです (^^ゞ
それにしても、このトールのヘルメット、これまでにも何回か撮影しているのですが・・・なかなか、思う様な作品ができません・・・。
くじら座にある小さな銀河たちです。美しい渦巻銀河NGC1042に楕円銀河NGC1052を始め、それぞれに個性がある銀河が集まり、面白い領域です。
なかなかに面白い領域だとは思うのですが・・・。やはりシンチレーションの悪さに泣かされて、キレ味今一歩。
おまけに、前号採用のNGC55と、南に低い銀河、ということで、コンセプトが同じで、こちらはキレが無い・・
そりゃー、落ちても仕方ないですよね。
今回は、それぞれ、1点ずつの応募でした。先に書いた様に、悪天候であったにしても、チャンスを活かせなかった日も多く、改めて、ニワトリの重要性を感じました。
また、D810A天体写真専用デジタル一眼レフカメラ・・・。これまでも、その優れた性能には感嘆させられてきましたが、長焦点撮影に於いても、驚異的ですね。
画素数が多いこともさることながら、画素ピッチがまた、天体写真にはほぼベストなのかも・・・。
とはいえ、フルサイズを活かせるだけの優れた光学系と、腕前が必要になりますから、誰でも、という訳にはいかないでしょうが・・・。
それにしても、デジタルカメラの性能向上には、驚くばかり。正直、脱帽です。