あけましておめでとうございます。
鳥が翼をひろげたかのような、オリオン座大星雲
今回は、ケーブル1本なくて、撮影できませんでしたが、実家ベランダで撮影したMCG1-24-1銀河です。
本年も、よろしくお願いいたします。
や・・撮影自体は、多分、もう15年近くも前のなのですが ^^;
いや、まあ、バックグラウンドこそ、赤が強いものの、色彩自体はステライメージだけで、良くもまぁ、見事に処理しているなぁ・・と感心してしまいました。
今年は原点に立ち返って、初心忘れるべからずではありませんが(そもそも、この時点ですでに初心ではないしなー・・・)、自分の原点として年賀状に採用しました。
例年どおり、今年の抱負を考えてみたいと思います。
■オライオン30cmによる遠征撮影
アパートに住んでいる間、具体的には、第一クオーターは、遠征撮影になります。
ぼうらやさんが主体とはなると思いますが、淡い系外銀河の撮影に精を出したいと考えています。
なるべく淡い天体で、自宅からでは撮れない天体・・・と、いっても、例えば、子持ち銀河M51でも、自宅ニワトリからは、淡い部分の描写に限界を感じているので、被写体は沢山あるのですけど・・・
そのうちのいくつかをピックアップして、この機材では、これ以上は無理!と自分でも納得ができるだけの撮影を行ってみたいです。
また、やはり、南側は、自宅からでは光害が厳しいので、この際に福田港で撮影してくる手もアリ、ですよね。
特に、通常、黄砂にやられがちな4月でも、案外、海上の南低空は綺麗なのでは・・・と淡い期待もしてみたり・・
この辺り、しっかりと撮影計画を立てて、撮っていきたいと考えています。
■サブシステム再建
自宅ができあがってからになりますが・・・
やはり、あらためて思うのは、自分の強みとしては、多彩な機材と、スーパーサブによる2台同時撮影環境です。
具体的には、2015年次には、ASC-11 DeepStriker+SXV-AO+ST10XMEや、MT160+X-E1などといった機材で勝ち星(入選)を拾っています。
今回、実家に、アトラクス赤道儀一式持ち込んでいると思っていたら、ケーブルのみ、忘れていたなんて、こともあるように、バタバタしすぎていて、各方面に散っていった機材の呼び戻し、撮影システムの構築が急務になると思っています(これ、案外、時間がかかるかも・・・。きちんとスケジュール立てないとやばいかもですね・・・)
■星見丸
屋根裏の一角に設ける星見丸。ここの活用も考えておかないといけません。
とはいっても、家の引っ越しが終わって、機材回収も終わって、それから、となるので、早くても、梅雨入り前になるだろうと考えています。
ここでの課題は、振動による撮影の可否、でしょうが、現時点での出来栄えからすると、そう心配はしていません。

望遠鏡はMT160、カメラはST8XMEだったと思いますが、まぁ、これだけしっかりと撮れてますからね。
より頑丈になる星見丸ではさほど心配は要らないと思っています。
もちろん、画素ピッチがより細かくなっている現在では確実とは言えませんが、そのための、CMOSカメラによるラッキーイメージング、SXV-AOによるAOガイディング(ゆるい揺れなら追従する)といった基礎実験を行ってきていた訳ですしね。
最終的にはやってみなくては解らない面はあると思いますが、可能な限りの事前準備はやったつもりではいます。
まぁ、むしろ、振動源(たわみ)は自分になる可能性が大きいので、どちらかというとWi-Fiによる遠隔操作など、システム面の問題の方が大きいと思ってます。
そうすると、撮影用PCもXPのままで・・とはいきませんから、システムの再構築が必要です。
ま、そこまではちょっと費用もかかるので、今年中の目標には含めませんが・・・
ある程度、撮影可否の目処を実践した上で、より快適かつ確実な撮影環境の構築は大きな課題となろうかと思います。
アトラクス赤道儀も星見丸に上げるなら、DOG化は必須かな・・・
■CMOSイメージングカメラによる天体撮影
撮影自体については、ここ数年、取り組んできているので、なんら問題はありません。
しかし、従来やってきた・・といいたいところですが、処理フローが確立していません。
MaxImDLによる一次処理は良いとして、その後の画像選別、スタック・・・
ベストな方法はどこにあるのか?模索していかねばなりません。
また、枚数が多いと、どうしても、画像処理にも時間がかかることから、ここの対応も考えなければ・・
撮像用PCから、直接、専用NASに保存して、PC2式で、並列して画像処理?
NASの速度が足りていれば、これが一番早そうな気もしますが、どちらにしても、これも後日検討、ですね・・
抱負というより、課題の方が浮き彫りになってきてしまいましたが、やはり、こうして、文字に起こしてみると、思っているよりも複雑で難易度が高いことが判ってきます。
どこまで、やれるのかは判りませんが、今年も、頑張りたいなぁとは思っています。
さすがに、フォトコンテスト入賞は激減すると思いますが、それでも、次の繋げられるだけの事をやっていきたいな、と思っています。
何はともあれ。今年もよろしくお願いいたします。