さて、前回は、QHYをなぜ選んだのかと、使い方をざっと説明しました。
QHY5III-178MCと、8-48mm F1 Cマウントレンズ。
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SXV-H9Cによる子持ち星雲 M51
今回は、なぜ、178MCを選んだのか。このカメラの目的を、ちょっと書いておこうと思います。
Cマウントレンズの方は、1/2型CCD用ですので、1/1.8の本機ではちょっとケラれてしまいます。
QHY5III-178MCは、CSマウント(フランジバック12.5mm)ですので、アダプタだけ作れば、例の変態レンズも使えるかも・・・。
タキさんにお願いしてみようかなぁ・・。
さて、一番の目的は、
■惑星撮影用のカラーカメラ
です。DFK21AF04が故障してしまいましたので、これの代替です。
ただ、惑星用のカラーカメラなら、より性能が高いと思われるIMX290カメラや、より安価なASI224MCで、事足りますね。

僕の場合、惑星は撮りたいけれど、手持ち機材からしても、ベストのカメラでなくても良い・・・
ましてやカラーカメラなら、それなりの性能さえあれば、満足です。
上の写真のような木星の衛星相互食など、カラーカメラならではの現象はカラーカメラで捉えたいものですが、
通常は、DFK/DMKカメラと同じ様に、モノクロカメラのカラー化に使います。
モノクロカメラの方は、妥協したくないので、IMX290カメラで考えていますが・・・・
このカラーカメラを使ってからの判断になりますが、IMX178も感度次第では、良いかも・・・???
■星雲撮影用のカラーカメラ
これは長らく、SXV-H9Cが努めてくれていますが、さすがに、このカメラも性能的に、陳腐化してきていますので、このカメラの代替も兼ねています。

星雲撮影用のカラーカメラとしては、デジタル一眼レフカメラがあれば、事は足りますが、光害がある中での撮影は、広いセンササイズも災いし、案外難しくなるものです。
このカメラでは、もう少し、手軽に撮りたい場合を想定しています。
CMOSカメラの低ノイズ性と高感度に期待して、ノータッチガイドで、15秒ないし30秒露光くらいで、多数枚撮影してコンポジットで良い画質が手軽に得られるなら、使っていて楽しくなります。
この年末に実戦テストができなかったのが本当に残念です・・・
■ガイドカメラ
画素ピッチが十分に細かいことから、今、流行りのCマウントレンズによるガイドにも向いていると思います。
カメラ感度も、十分に向上していると思いますし、また、センササイズが、7mm☓4.9mmと大きめなこともあり、オフアキシスに使っても良い結果が得られるのではないかと期待もしています。
こちらも、テストしないといけませんが・・・・
どこかのタイミングで、やってみようと考えています。
で、十分な感度があった場合、今、SXVR-H694とコンポーネント化させているLodeStarを、TOAGの方に回して、SXV-AOをフル活用できるように、システムの再構築を行いたいです。
場合によっては、このために、次に買うモノクロカメラは、QHY5III178MMでも良いかも・・・?
と、いう感じで、面積と画素数が大きく、他の用途でも使用できそうなIMX178カメラは、かなり使い出があると思うんですよね。
折しも、トランプ大統領就任に向けて、円安が加速してきていたのもあり、どうせ買うなら、と、一足早めに購入したわけですが・・・・
うー・・ん、実戦テストは、先になりそうだなぁ・・・・。
この年末でできれば、感触は掴んでおきたかったのですが、仕方ありませんね・・・(;´д`)トホホ…