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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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続・遠征日誌 ぼうらや出撃9/28

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さて、天竜の森から帰宅してきたのが、午後4時頃。
一風呂浴びて、白昼の土星食の写真が写っているか確認してみます。
一応、なんとか写ってはくれていたみたいですが・・・
うーん、光学系の途中のゴミなんでしょうか。かなりムラがひどいです・・(/_;)
解決方法が思いつけば、なんとかしてみたいところですが・・・
単純に露出が長すぎたのかなぁ・・昔のフジのデジタル一眼レフカメラ、FinePixS2Proもフラット撮影するときにハイライト寄りにしすぎると不思議なムラが出たのを思い出します(なのでS2Proはヒストグラムの半分くらいまででフラットを撮影していました

)ちょっと、フジのカメラはクセがあるのかも・・・
うーん、でも、ま、今回は太陽の近くだったし、きっと、パラコア2のゴミとかが写り込んだのではないかという気がします・・

さて、ブログにUpしていたら、17時半。すでに日が沈んで暗くなってきました。
明日は、有給を出してあるので(嫁はんと子供を迎えに岡山に行かなければなりません)こりゃもうひと頑張りしてきたいところ。
1時間ほど仮眠をとって、あとはバッテリーを積み降ろして、ACアダプタ類を積み込みます。
空は・・・薄雲があり、イマイチ霞んでいます。
う、これは出かけるのやめようかな・・
と、一瞬思ってしまいましたが、でも、ここで出かけないのなら、岡山に行かなかった意味が無いワケで。
まぁ、ダメもとで行ってくるかなー。

と、予定よりは遅くなりましたが、20時に出発。
あれ?でも、そういえば、ニワトリに使っていた延長ケーブル、持ってきたっけ・・?
と、一旦、引き返し。
ふー、これでヨシ!
再出発!・・って、あれ?FMVノート用のACアダプタって、入れたカナ・・?
と、再度引き返し。
あー、アトラクスのカバーの下に置きっぱになってました。
おまけに、SXVR-H694用のACアダプタも忘れていました。あぶない、あぶない。

仕切りなおして、20:17に再出発。
ぼうらやさんに到着してみると、さすがに昨晩の天竜の森の空を見たあとなので、明るく感じます。が、それでも、天の川も見え、この場所としては最高の透明度かもしれません。

昨晩の雑談の中で、GENTAさんがぼうらやじゃ、(明るくて)撮る気にならないなぁーとの弁に、yamatomoさんが、でも、北東方向だと、結構暗くてちゃんと写るよ。ヨヲイチさん「ぼうらやでも、良く見える時がある」、とのこと。ヨヲイチさんは眼視派なので、特に空の状態については写真以上に見え方に効いてきますから・・・結局は空の状況次第?と感じたワケですが、今日はまさに良い条件に当たったという感じです。
オリオン座とオライオン フジ X-A1 デジタルカメラ XF18-55mm 18mmF2.8開放 露出30秒@ISO6400

オライオン側は、相変わらずマニアックな南低空の天体攻めです。
ををっ・・?シンチレーションも割りと良好そう!!
この3連戦で、初めて、ちゃんとしたものが撮れた気分です(まだちゃんとデータを診てないので不安はありますが)
ただ、ステナビには乗ってない天体だったので、The Skyでリンクを確立して、導入させたのですが、その後、リンクを解除して、ステナビを立ち上げなおしても、今度はステナビから望遠鏡を制御できない問題が発生・・
うーん、赤経・赤緯で導入を指定させたいときは、Pyxis側のハンドルコントローラから指定するのが正解の様です。
フジ X-A1による沈む夏の第三角 フジ X-A1 デジタルカメラ XF18-55mm 18mmF2.8開放 露出30秒@ISO6400

ナイショさんにX-A1による赤い星雲の写りはどうか?と聞かれていたのですが、やっと撮影できました。
X-A1は通常のベイヤー配列CMOSによるデジタルカメラですが(定評のSony 16MPixelセンサーかしら?)
Hαの写りに関しては、X-E1とほぼ同等。と、いうか、恐らく同等以上です。
上のオリオンとオリオンの写真を見てもらえれば、良く判るのですが、X-TranceCMOSだと微光星の色ノリが悪くなるのですが、X-A1では星々の色合いがしっかりと描写されていて、大変色ノリが良いです。
恐らくその味付けもあり、北アメリカ星雲の色がX-E1によるものよりも明瞭に出てくれています。(フィルムエミュレーションは、どちらも、アスティアのハズ・・・←個人的な好みで。真っ先に設定していると思うんですよね ^^;)
天体写真用としては、X-A1の方がむしろ、メリットがある面がありますね。(インターバルタイマーリモコン、買おうかなぁ・・)

さて、せっかくなので、今日ばかりは、2式目も組み立てることにします。
SE赤道儀、なんとか慣れなくては・・というのもありますが、積みっぱなしなまま、使わないというのもねぇ・・
今回はMIZARの13cm反射を載せてのテスト。こちらなら、ファインダーがあるので、いろいろと対応できると思います。
カメラはST10XMEも積み込みっぱなしになっていますが(・・・そういえば、考えてみたら、DC電源忘れていたので、昨晩、2式目展開してもST10XMEは使えなかったか・・)、
うーん、まぁ、フジX-E1で撮影するかなぁ・・
MPCCをつけて、撮影したところ、過去にTeleskopコマコレクタは、バックフォーカスの問題で周辺星像が大幅に×でしたが、MPCCでは良好そうです。
イメージ 1
MIZAR130SL改 フジ X-A1 デジタルカメラ XF18-55mm 18mmF2.8開放 露出30秒@ISO6400

ただ、星像チェック時に背面液晶で拡大して見ていたのですが、ガイドエラーが起きていて、しかも、その時には気が付かず、でした・・・(゚-゚;)ウーン
SE赤道儀側のPCは整備中のNT-2500を使ってみました。SXVR-H694と、SE赤道儀の動作実績も作って、これで、主な機材はひと通り動かしたことになるかな?

さて、なんだかんだで、2台扱っていると、次の被写体に変えたりと、バタバタ忙しい。
おまけに、夜半から、少々風が出てきてしまい、メインに撮りたかった被写体は諦めざるを得ない状況でした。
風は珍しく、北東方面から吹いてきて、この場所としては少々珍しい・・
とりあえず、昨晩、中途半端だったNGC1097を撮影しなおしと思って、望遠鏡を南低空に向けます。
でも、風のせいか、ガイドエラーが起きてしまって、やっぱり全滅状態でした・・(´Д`)ハァ…
寝る前に一応、確認しておけば良かったかも。
イメージ 2
馬頭星雲 MIZAR130SL改 反射望遠鏡 フジ X-E1 デジタルカメラ 30秒@ISO6400 

2台目も、馬頭星雲、と思ったら、カメラの取り付け方向が逆で構図がよろしくありません。
バラ星雲にも向けてみましたが、まだ低空で、木の陰?が入るようでした。
ん・・他に何か面白い物はないかなーっていうワケで、モンキー星雲を撮らせることにしました。
撮影開始してやっと寝られます。時刻は1時半頃です。
目覚まし時計をかけて、3時まで仮眠をとって、あと1時間・・
オライオン側は、やっぱりマイナーな低空の天体を撮ってみることにしました。
撮影したことはありますが、もう10年以上も昔ですので、撮り直すにはちょうどよいかな?風も収まってきてくれたみたいで、もしかしたら、露出不足ながらも、これは見られるものになるかも・・と期待。

SE赤道儀側は、パンスターズ彗星を捕まえるべく、望遠鏡を向けたいのですが、なんと、Limitをまたもや切り忘れていて、途中で止まっていて、残念な結果に。
一度、解除して、仕切り直し。
パンスターズ彗星は、Cielで彗星データって打ち込んでないのもあって、ステナビで、座標を調べて、そこで追い込んでみます・・・
おっ、入ってきたー ε-(´∀`*)ホッ
とりあえず、3分露出でいいや!と撮影開始。
車に戻って、あとは薄明まで寝よう・・と思ったのですが・・
あれ?まてよ・・ISO感度設定、戻したっけ、RAW撮りにしたっけ・・?
と、気がついたのは薄明も進行してしまった4時半。
一応、そこから変えたんですが、ダメでしょうね・・・(T_T)
イメージ 3
パンスターズ彗星・・・ MIZAR130SL改 反射望遠鏡 フジX-E1 

やっちまいました、JPEG ISO6400撮影 ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!

うーん、SE赤道儀側は、ガイドエラーも含めると、まだまだなかなか実用化できないなぁ・・・
720mmだとガイドもちょっと苦しいかしら・・
2台体制だと、導入やらガイドやら、で、結構大変だし、これは平日撮影では無理だなぁ・・

さて、そのまま薄明でフラットを取得し、片付け開始。
やはり2式だと積みこむ位置も慎重に考えないと積み切れなくなるため、なんだかんだで、片付けにも時間がかかります。
6:12、ぼうらやを後にしました。

なんだかんだで、三連戦中、このぼうらや遠征が一番、撮影結果は良さそう。
いろいろとデータだけは沢山、取得したので、ぼちぼちと処理してお見せできればいいな、と考えているところです。



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