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Channel: あしあと ~星空航海日誌~
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4/26 天体観測記 二兎を追うものは一兎をも得ず

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リコメが遅れていて、申し訳ないですが、さて。4/26の天体観測記です。

遠州大名行列から、自宅に戻ってきたのが、16時頃。まだ日が沈むまでは時間があります。
少し疲れたのもあって、寝ておきたい・・と、目覚まし時計を18時にセット。
しかーし、明星ちゃんが、ミョーに元気で、結局、なんだかんだで、寝られませんでした ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
ま、まぁ、仕方ないデス・・。日も沈んできたことだし、望遠鏡を庭先にセットすることにします。

まずは、第一ラウンド!
アトラクス赤道儀にオライオン30cm反射望遠鏡を搭載して、DMK21AF04 CCDビデオカメラで金星を狙うことにします。
セッティングの合間に、ミュートンさんに、一応、ぼうらや行こうと思っているんですけど、どうですかー?と連絡を入れておきます。
NJP赤道儀のテストの一環として、自宅庭で撮影させつつ、夜半頃から近場遠征に出かけるという展開を実施する予定でいたのですが(なんといっても、久々に休日前の晴天なのです!)、独りでは、完遂できる気力が無いかもしれない・・・
こういう時に、仲間がいてくれれば、自宅庭の撮影がどうであれ、出かけざるを得なくなりますものねー (^^ゞ
やっぱり、ここのところ、モチベーションは低下しているのもあって、ちょっと独りで戦うには、限界があるというか、どうしても、億劫になってる面がありましたから・・・
いやー、ミュートンさん、快諾していただき、ありがとうございました。
反省点としては、yamatmoさんにもお誘いをした方が良かったかな・・というところですが、時間的に、もうちょうど金星が撮れる頃になってたのもあって、ちょっと手が回らなかったのです(GENTAさんと出かけたかなぁーと思ったのもありましたが・・)

イメージ 1
金星 朝日分光MX380 UVフィルタ仕様 DMK21AF04 CCDビデオカメラ 2 FPS
オライオン30cmF4反射望遠鏡、パワーメイト5倍にて撮影。

うーん、透明度がイマイチなこともあってか、パワーメイト5倍を使うと、1/2秒露出・・・つまり、2 FPSでの撮影がやっとです。
それでも、1500コマを撮らせるのに、20分ほどかけて撮りました。
シンチレーションはそこそこだったと思うのですが、金星の模様が出てきて、満足♪
ところが!!IRフィルターとGフィルターで撮影させたつもりでいましたが、IRフィルターの撮影結果がファイルが壊れかけているのか、どうにも、上手く読み出せません・・ズガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
ま、まぁ・・作品になるほどの出来ではないとはいえ・・ちょっとガックリです・・
イメージ 2
木星 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パワーメイト5倍 DMK/DFK21AF04 CCDビデオカメラ 30 FPSにて撮影。

それから、木星に望遠鏡を向けてみると、ちょうど大赤斑が見えました。
こ、これは撮りたい・・ッ!!
と、いうわけで、そのまま、DMK21AF04 モノクロCCDビデオカメラと、DFK21AF04 カラーCCDビデオカメラで、撮影!
どちらも、フレームレートは30 FPSで取得させてますが、1500コマを撮るのに、50秒はかかる計算です。
カメラの交換もあると、どうしても、2分ないし3分のディレイが生じてしまいます。
木星の模様よりも衛星の方が、移動が早いようで、衛星部分は色ずれとして移動をみてとることが出来ますね・・・

さて、ここから第二ラウンド!
せっかく、アトラクス赤道儀にオライオン30cm反射望遠鏡を搭載したとなれば・・月があっても、銀河巡りはしたい!!と、いうわけで、冷却CCDカメラ SXVR-H694を展開!
夜半からは月が沈みますから、作品狙いも兼ねて・・・っと。準備を進めました。
ただ、オライオンのミラー換装後、やはり重量増となっていることもあり、途中までは上手くいくのですが、バランスを取りきれてないせいでしょうか・・・
ある程度の高度になると、赤道儀が、カックンと動く様で、どの天体もまともには撮れてませんでした・・・カラー化を諦めれば、どれも、なんとかなりますが・・
イメージ 3
写真は、夜半から撮らせっぱなしにしていた作品化したかったNGC4565 エラー画像・・
L画像の途中から、全滅・・・・でした・・ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
まぁ、これに気がついたのは当然、翌日ですが・・・(TдT)
銀河巡りの途中でも、エラーってたので、対策は採るべきだったんだよね・・
いや、一応、対策はしたのですが・・・それでもダメでした。
重量増、恐るべし・・。前まではこれで良かったのですが・・・・・・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

食事を摂って、それから、明星ちゃんにお風呂を入れるのは少し待ってもらって、NJP側のテストも進めます。
イメージ 4
NJP赤道儀 MT160反射望遠鏡 フジ X-E1 デジタルカメラにてパチリ

んー・・こうしてみると、NJPって、160P赤道儀の後継だけあって、16cm反射と凄くバランスがいい感じに見えますね。
今回が初の実戦配備。ノートパソコンは、安定のFMVは、アトラクスとオライオンの制御に使っているのもあって、HDDをフォーマットしてOSを再インストールしたEndeavor NT-2500を使うことにしました。
カメラはST10XME、ガイドCCDは、ASI120MM(NT-2500はUSB2.0装備なので) CMOSビデオカメラを使用することにしましたが・・・
キャリブレーション制御が行くことは判りましたが、CMOSビデオカメラの縦縞に邪魔されて500mmのガイド鏡では、星がシャープ過ぎて?縦縞の影響を受けるようで、キャリブが上手くいかず、、(#゚Д゚)ゴルァ!!
おまけに、PHDで、VGA以上の画素サイズのカメラを使うと、どうにも重たくっていけねえ。
ガイドしているのか、ハングアップしているのか・・・判断がつかず。
結局、ガイドケーブルを交換して、ST10XMEのセルフガイドでテストすることにしました。
結果的に、PHDGuidingからの制御、ST10XMEのセルフガイドの双方の動作チェックは出来たのですが・・
NT2500は、時々、深刻なエラーとやらが出て、再起動がかかるので、HDDを疑って換装したのですが、今回も1回発生・・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン
CPUがPentium4-Mという消費電力が大きい不安定なモノなのだからか・・・あるいはメモリか・・・ただ、その後は朝まで動いてはくれていたみたいです。
が、しかし!
なんと、OS再インストール後の初撮影だったこともあり・・・CCDSoftのAutoDarkの解除を忘れてしまい撮影。
結果、1枚画像ダークで・・
イメージ 5
ダークフレームのカラザノイズで、ご覧の様に、引きすぎの黒い斑点が多数出現・・・
いくら銀河巡り用とはいっても、こりゃないぜ・・・
もちろん、これに気がついたのも、翌朝以降・・。あーあ、です。

ただ、CielやPHDGuidingからのNJP AGS-10仕様のテストが出来たのは、良かったです。いろいろと問題点やら、設定やら、変えなければならないところが浮き彫りになりましたからね。
Cielも自動導入が上手くいかないッ!と最初は思っていましたが、結局、恐らく、クランプが若干、緩かったせいであろうという気がします。
木星→レグルスの導入精度が悪かった時にはどうしてくれようと思ったものですが、クランプをしっかりと締めたら、M65→βUMaの長距離でも、しっかり1インチサイズCCDの中に飛び込んでくるようになりました。

そんなこんなで、室内に戻ったのは23時過ぎてました。
慌てて、明星ちゃんをお風呂にいれて、EM-200赤道儀を車に搭載!
ぼうらやにでかけたのは、日付が変わる0時前になってしまったのでした・・。
その遠征も薄雲にヤラれた訳で・・・(;´д`)トホホ…
二兎を追うものは一兎をも得ず、のことわざを見事に体現してしまいましたとさ。┐('~`;)┌

ま、まあ、今回得た、貴重なデータの数々は、必ずや、次回以降の撮影に活かしたいと思っています(`・ω・´)ゞ
イメージ 6
帰宅後のオライオン フジ X-E1 デジタルカメラ XC16-50にてパチリ

遠征から帰宅すると、オライオンは見事に筒が下を向いていました。
それでも、西向きにセッティングしておけば、まず、ピラー他にぶつかることはない、というのを実際に理解できたのは良かったと思っています。












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