3連休ということもあり、実家に戻ってきているのですが・・・
左:ASI120MM Orion30cm直焦点 右:ALICE-Ⅱ Orion30cm+パラコアⅡ
画像処理用に中古で買ったノートPCのHDDが死にかけているらしく、異常に動作が遅くて、ちょっと参ってマス・・・
安物買いのなんとやら・・ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
さしあたり、嫁さんのPCを借りてマス・・・
さて、CMOSカメラの考察です。

ALICE-Ⅱは感度は申し分ないのですが、構造描写の点から考えると、やはり画素ピッチの粗さから、構造描写はちょっと弱い。これだと、わざわざ撮っても、苦労の割に・・・と思ってしまいます。
ASI120MMは、画素ピッチ3.75ミクロンの高精細ということと、1/3型と小さいイメージサイズということもあり、直焦点で運用。
そのかいがあってか?パラコアⅡを使用して実焦点距離を伸ばしているALICEⅡよりも構造描写はよく出ています(まぁ・・・天文雑誌の月例フォトコンテストには落選しましたケド・・)
ALICE-Ⅱの画素ピッチは6ミクロン程度ですので、基本的には十分かとは思っていましたが、実際、こうして見比べてみると、やはり見劣りしてしまいます。
したがって、明るい星雲のラッキーイメージング用にやはりASI290MMは欲しくなってきます。
M57も、ASI120MMでも、十分綺麗といえば綺麗ですが、やはりもっとよく撮りたい!という思いはありますしね。
あとは、冷却が必要かどうか、ですが、こればっかりは、実際にラッキーイメージングで使いたい、0.5秒~3秒程度までの露光時間で、また焼津の御大、ロンキーさんのASI178MM-Coolで比較実験をさせていただいて決める必要がありそうです。
ところで、少し前にも書きましたが、第二世代?Pregius IMX250やIMX253は、3.45ミクロンと高精細です。
IMX250は2/3インチで500万画素、75FPSだったかな?(これはPointGrayですでに製品化されています)
IMX253は、1.1型1200万画素です。
個人的には、星雲・星団のクローズアップが撮りたいワケですが、これまで使ってきて、DSO(Deep Sky Object)用としては、2/3型だと、ちょっと画角が中途半端になってしまいます。
モンキー星雲が800mmで入りきらないくらいのサイズですから・・・
やはり1型クラスのイメージセンサーが欲しくなります(まぁ・・・1型でも、M33だとオライオン30cmでは入りきらないので、欲を言えばキリがありませんが ^^;)
何回か書いてますが、ZWO社かQHY社から、冷却版IMX253カメラが出てきたら、DeepSky用としては、決定版になるのではないかなーと期待しています。
惑星や明るい星雲は、ラッキーイメージングで中央部付近のみ、サブアレイ(写真的に言えば、いわゆるCrop)で撮像、暗めの星雲については、長時間露光で対応・・と、万能機になるのでは・・・と考えています。